みなさんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
ジムの体組成計で、身体の筋肉や脂肪・・さらに内臓脂肪と皮下脂肪の数字を測る・・・
どこのスポーツクラブでもやっているサービスだと思いますし、うちのクラブももちろん行っています!
そして僕は初回者指導の時に、この体組成計で出た数字を色々と説明しています。
この時に「内臓脂肪って知ってますか?」と聞くと「耳にしたことはあるけれど、よくは知らないです・・」
そんなリアクションをされるお客様がほとんどです(^^;
内臓脂肪という言葉が世に出てもうかなり経ちますし、耳にする機会も多くなったにも関わらず、世間一般の認識はそれほど上がってないのかなあ・・・
そんな感想をいつも持っています。
内臓脂肪とは?
まず内臓脂肪を語る時に、僕はお客様にはこのように説明しています。
- つまめる脂肪は皮下脂肪
- つまめない脂肪は内臓脂肪です
・・・と(^^)
つまめるところというのは、すべて「皮膚」です
その「皮膚の下にある脂肪」なので「つまめる脂肪」と言っています。
一方、みなさん「肝臓つまんでください」と言ってつまめるでしょうか?
「小腸をちょっとつまんでみてください」と言って「ここが小腸です」とつまめるでしょうか?
無理ですよね(^^;
内臓という、いわば「つまめない場所」についている脂肪なので「つまめない脂肪」と呼んでいたりします(^^)
イラストにしたらこんな感じです(^^)

ちなみに内臓脂肪のない状態はこんな感じです!

一目瞭然ですよね(^^;
ただし後のイラストの方は「皮下脂肪がある」状態を示していますので、そこは注意です!
そして脂肪のつく場所以外でも、この両者は色々とその性質が違うのです。
内臓脂肪がどれくらい貯まるとメタボなのか?
まず内臓脂肪に脂肪がたまる人と、皮下脂肪に脂肪がたまる人の傾向には明らかに違いがあります。
食べた脂肪を「皮下脂肪」に誘導するのは女性ホルモンです!
つまり女性ホルモンの少ない男性は余った脂肪が皮下脂肪ではなく内臓にたまりやすいのです。
そして、ぼくはよく皮下脂肪と内臓脂肪には「適正な割合」があると説明します。
それは内臓脂肪1に対して皮下脂肪は2くらいの割合になりやすいとお客様に言っています。
(正確には内臓脂肪4対皮下脂肪6の割合)
つまり内臓脂肪の腹部断面積が50㎠だったら、皮下脂肪の腹部断面積は100㎠くらいになるくらいが平均的なのですが・・・
そう・・・平均的にです。
これを男性女性で分けて見てみると、
- 男性はこの比率が1対1くらいの方が多く、
- 女性は1対3〜4くらいの方が多い
ですね。
それらを平均すると1対2というわけです。
しかし女性の方で年齢が高くなってくると、これまで1対3くらいだった脂肪の割合が徐々に1対1に近づいて来ます。
加齢とともに女性ホルモンの分泌が少なくなってくるからです。
これは、ぼくがもう何千人もの方の体組成測定をして来た所感としてはっきりとその傾向があるといい切れます!
そしてこの内臓脂肪は「腹部の断面積で100㎠を超える」とメタボリックと言われるようになります。
いやいや、うちのクラブにある体組成測定機は「レベル」で表示されるんだけど・・・
という方も多いと思います。
あれは「断面積の表示が「cmではちょっとまずい」ということになり腹部断面積が10㎠でレベル1と表示しているようです。
なので大抵のメーカーはレベル10でメタボとか肥満とか表示してあると思います。
実際にあった内臓脂肪に対するQ&A
また内臓脂肪は体脂肪(BMI?)と違うんですか??
脂肪のつき方にもじつは色々あり、一般に良く言われるのは「洋梨型」「りんご型」が有名です。
これは、女性は下半身中心に脂肪がつきやすい傾向があり、これを総じて洋梨型と呼びます。
男性は手や足よりお腹だけが出てしまう脂肪のつき方をする方が多くこれをリンゴ型と呼びます。
私自身、体組成測定器を使っている経験則から、足は細いがお腹と腕に脂肪がついている「上半身型」、部分的ではなく全身まんべんなく脂肪がついている「全身まんべんない型」(これらは、勝手に命名)をお客様に説明しています。
この質問の方の脂肪のつき方は「リンゴ型」と呼べると思います。
内蔵が下がってきているという方も中にはいるかも知れませんが、下っ腹だけがでているという場合は内臓脂肪がついている可能性が高いと思われます。
この脂肪のつき方の特徴は「内臓脂肪型」とも呼ばれており、皮下脂肪より内臓脂肪が多くついている方の特徴です。
内臓脂肪減少に対して一番インパクトがある処方は食事療法です!
まず内臓脂肪が体組成計で、内臓脂肪が多いと判断された方は、食事、飲酒にお気をつけ下さい。
内臓脂肪についてその他あれこれ
「脳梗塞」や「心筋梗塞」のような「悪さ」をするのは「内臓脂肪」の方です。
内臓脂肪には「中性脂肪の収納庫」としての働きがあります。
そして、もう一つ「アティポカイトサイン」という物質を分泌する役割があります。
・・・・・何ですか?それ? という感じですよね(^^;
これは、ホルモンのような働きをする生理活性物質で「善玉」と「悪玉」があります。
内臓脂肪の大きさが普通の時は「善玉」を多く分泌して、
- 糖の取り込みを助ける
- 筋肉や肝臓での脂肪の燃焼を助ける
- 動脈硬化を改善する
と言う働きをします。
あれ? 身体にいいじゃん!と思われると思いますが・・
これは・・・内臓脂肪のサイズが「普通」の時はです!
中性脂肪をたっぷりと収納した内臓脂肪は脂肪のサイズがパンパンに膨れ上がります!
するとどうなるのか?
こうなると、脂肪細胞自体に炎症が起こってしまうのです。
すると・・・・
「悪玉」を分泌するようになります!
この悪玉が曲者で、さっきの善玉とは逆の働きを始めます。
つまり糖の取り込みの働きが悪くなったり(インスリンの効果が悪くなる)、糖や脂質の代謝が悪くなったり、血圧が上昇してきたり・・・
・・・いいことないですね(^^;
これが進むと心筋梗塞や、脳梗塞を起こしやすくなります。
そもそも心筋梗塞や脳梗塞というのは、血管の中に「プラーク」というものが詰まり、それがやがて「爆発」して詰まるものです!
ちなみにこの「爆発」(エクスプロージョン)の直接の原因はまだわかっていないようです。
プラーク・・歯垢じゃないですよ(^^;
まあ垢という点では同じですが!
内臓脂肪が多いとこの爆発する元であるプラークができやすくなるのです。
下水の配管に詰まったヘドロを思い浮かべていただければわかりやすいのではないでしょうか?(^^;
内臓脂肪の特徴
そんな怖いちょっと怖い「内臓脂肪」ですが、実はとある特徴があります!
それは・・・・
めちゃくちゃ落ちやすい! という特徴です。
脂肪を燃焼させるのは「肝臓」になります。
この肝臓に栄養分を運ぶ重要な役割を果たしている「門脈」という場所があります。
その周辺に特に内臓脂肪はつきやすいです。
そして余分になった場合はつきやいのですが、逆に使いたい場合はここからすぐに消費されるのです!
まあ、必要な時は手近にあるものから使い、余ったらとりあえず手近に置いておく・・・
といった感じでしょうか(^^;
実際、食事療法や運動療法を3週間くらい行い、体重にしたら1〜2kg程度しか減っていない場合でも、内臓脂肪だけは劇的に減っているというケースも多いです。
ほおっておけば悪さをする内臓脂肪・・
ちゃんと対処すればみるみる無くなる内臓脂肪・・・
内臓脂肪過多による心筋梗塞や脳梗塞は、ある意味で完全に自己責任によるものと言えます。
そんな怖い状況を迎えないように短期間で落ちる脂肪ですから、しっかり対応してもらいたいなと思います。
よろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!
関連YouTube動画 恥ずかしくて今更人に聞けない? 気になる「内臓脂肪」について!!!
