皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「なぜ眠れないのか?」というテーマでお届けしたいと思います。
睡眠は、疲労を回復させるためには、最も重要な要素であることは間違いありません。
ホリエモンこと、堀江氏の多動力という本にも、睡眠は最も重要な要素であると書いてあります。
彼のように毎日たくさんのタスクを処理している方には、やはりその効率を上げるためには睡眠がとても重要なのでしょう。
しかし、こういう方多くないですか?
寝つきがめっちゃ悪いんですけど・・・・・
という方。
かくいう僕も実は、寝つきがめちゃくちゃ悪い方なんです。
しかし、布団に入ってすぐにパタンと寝てしまうことのできる方も多くいらっしゃいます。
では「なぜ眠れないのか?」についてのメカニズムを今日はご紹介したいと思います。
なぜ眠れないのか?
まず睡眠を語る上で、脳幹から出る「覚醒信号」をお話ししなければなりません。
これは「起きろ」という信号のことです。
この信号が強ければ強いほど身体は起きようとし、弱ければ弱いほど眠りやすいと言えます。
この出力のカーブが実は問題なんです。
覚醒出力のカーブですが、これ朝が一番高いと色々と便利なのです。
だって、パッと目覚めることができるからです。
でも・・・・皆さんどうでしょう?
目覚ましがなってなかなか起きれない・・・
起きても、また「後5分」と言って、また寝てしまう・・・
あるあるですよね?(^^;
はい、これ朝の覚醒出力の信号の強さというのは残念ながら低いんです
また、覚醒出力は朝高く、夜にかけて徐々に低くなって言って、やがて眠くなる・・・
そんな出力カーブを描いていると思われる方も多いと思いますが、これですね・・・・
違うんですよ・・・(^^;
実は、夜に向けて覚醒出力のカーブというのはどんどん高くなっていくんです。
こちらのグラフをご覧ください。
朝低い出力が、夜に向けてどんどん高くなっていくのがわかると思います。
そして、覚醒のピークはなんと、就寝直前だったりします。
夜にYouTube見てたり、テレビ見ていたりしても、なかなか眠くならないですよね?
しかし、あるところから急に眠気に襲われる・・・
そしてバタンキュウ・・・・
あるあるじゃないでしょうか?
これは覚醒信号が急激に落ちることを意味しています。
つまり、布団に入ってもなかなか眠れないのはまだ覚醒信号が高いまんまの状態だからなのです。
この状態では、いくら布団入っていても眠くはなりません。
翌朝、早いからいつもより早く寝ようとしてもなかなか眠れなかったりする経験をしたことがある方も多いと思います。
それは、いつもだったらまだ覚醒信号が高い時間帯に寝ようとしているので、なかなか眠れるものではなかったりすることが原因です。
目安としては15分布団に入って全く眠くならないようであれば、一旦諦めて布団から出てしまうことをお勧めします。
そして、できるだけ間接照明の中、ゆったりとした音楽を聴くなどして、精神を落ち着かせるようにして副交感神経の働きをよくするようにした方がいいでしょう。
また、ぐっと力を全身に入れてから、フーッと力を抜いて脱力感を感じたり、その際、深呼吸をしてさらに体を落ち着かせるなどした方が良いです。
無理に寝ようとすると、かえって目が冴えて眠れなくなり、また、その失敗経験が重なると次の日も次の次の日もどんどん眠れなくなるというのはよくあることだと思います。
ぜひ、睡眠のメカニズムを理解して、スムーズに入眠できるようにしましょう!