皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「週末の寝溜めの効果」というテーマでお届けしたいと思います。
普段、仕事に忙しい! 勉強に忙しい? とにかく日々忙しく過ごしている方も多いと思います。
そのため、どうしても睡眠不足に陥っているという方も少なくないと思います。
はたまた、夜遅くまでYouTubeを見ている!
友達とラインをずっとしている!
という方も多くいるでしょう。
ゲームに夢中になっているとついつい、夜更かしをしてしまい、慢性的な睡眠不足に陥っている方も多いと思います。
しかし、疲労を回復させるためには、「睡眠時間」は必要不可欠なものです。
でも普段は睡眠不足なわけで・・・
すると、休みの日に、普段足りていない快眠不足を晴らすようにひたすら寝るという方も多いと思います。
中には、「寝るのが趣味」と言ってはばからない人もいますよね(^^;
そして、世間的に「寝溜めはできない」ということはよく言われることです。
まずはこのへんについて、少しお話ししたいと思います。
寝溜めはできない
まず、ここで話さなければならないのは「睡眠負債」というものです。
「睡眠負債」とはどういうもののかというと、簡単にいうと「寝不足の積み重ねた総量」とでもいえばわかりやすいでしょうか?
負債とは、その名の通り、貸し借りにおいて「借り」にあたる部分です。
つまり借金なわけですが、睡眠負債とは睡眠の借金のことを言います。
何が借金なのかというと、人間は平均して一日6〜7時間の睡眠が必要です。
しかし、1日5時間しか寝ていない人がいたとすると、1時間から2時間ほどその人は睡眠が不足していることを言います。
これが月曜日から金曜日まで毎日続いたとすると、睡眠不足が毎日2時間続いたと仮定して、2時間×5日間で、10時間睡眠不足が溜まりに溜まった・・・
これが「睡眠負債」です。
つまり毎日借金していくと借金の額がどんどん増えていくように、睡眠不足も毎日続いていくと、どんどん睡眠の負債が積み重なっていくようなものだと思ってください。
これに対して、よく言われる「寝溜め」についてです。
これは借金に対して「貯金」であると思っていただくとわかりやすいです。
つまり一度にたくさん寝ると、「貯金」が増えるのか?
いい変えれば毎日たくさん寝ていると「睡眠貯金」がどんどん増えていくのか?だと思ってください。
これがですね・・・できないんですよ(^^;
毎日10時間寝たとして、その人の睡眠に必要な時間が6時間とします。
すると1日4時間も必要な分より多く寝ていて、それを8日間繰り返してたら、4時間×8日間で32時間の「睡眠貯金」が、仮にできたとします。
では、その後、徹夜を5日間繰り返したとして、必要な睡眠6時間を5日間すっ飛ばしたとしても6時間×5日間で30時間・・・・
まだ2時間「睡眠貯金」があるなあ・・・
つまり「貯金を減らしただけで、さらにまだ少し残っている」だけですから、5日間の徹夜明けは、普通に生活できる・・・
・・・なんてできるわけないですよね(^^;
5日間徹夜なんてしたら意識朦朧としていることでしょう(^^;
(絶対実験してはいけません!)
これが「寝溜め」ができないという理由です。
「寝溜め」ができないとは「睡眠貯金ができない」ことだと思ってください。
これに対して、週末にとにかく寝溜めをして、溜まりに溜まった「睡眠負債」を返せるのか?についてですが・・・
これは出来るんです!!
ここを「寝溜めはできない」という言葉に飲み込まれて、混同している方が多いのです。
毎日の睡眠不足を感じている方は、週末だけでもしっかりと多く寝ることによって、溜まりに溜まった睡眠負債を一気に返せることができます。
睡眠不足を感じている方はどこかでこの負債を返す必要があります。
そうでないと、疲労は溜まるばかりです。
ぜひ、どこかで必ずこの「睡眠負債」を返して、疲労を回復させるようにしてください!