皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は・・・・ロープに登るスピードについてというテーマでお届けしたいと思います。
TBSの「サスケ(SASUKE)」という番組をご存知の方も多いと思います。
非常に人気のある番組で、過去多くの人がサスケに挑んで敗れていく様を見てきていると思います。
ファーストステージ、セカンドステージとも、回を追うごとにえげつないくらい難易度が上がっているのも、あの番組が長い期間人気を博している理由だと思います。
そして、ファイナルステージで、最後のロープを登る際に、迫り来る制限時間に対して、なかなか登るスピードが追いつかず、ヤキモキしながらその姿を応援したことのある方もいらっしゃるでしょう。
そう・・・あのロープ登りです。
ロープを登るというのは、非常にきつい「トレーニング」です。
特に、組み技系の格闘技をしている人にとっては必須のトレーニングであると言えます。
やったことのある方ならわかると思いますが、非常にグラグラとするロープをコントロールしながら力を発揮するのは、バーベルやマシンでトレーニングするのとは異質なパワーを求められます。
ロープは専門用語では「不安定なサーフェス上のトレーニング」に分類されます。
この「不安定なサーフェス上のトレーニング」はどれもフラフラするのを抑えつつ力を発揮させなければならないという特徴のあるトレーニングです。
バランスボールの上で腕立てふせをするとめっちゃ大変なのですが、それと同じ種類のトレーニングです。
今日はそんな「ロープ」を、スピーディに登れる基本テクニックの一つ「シーザー」についてご紹介したいと思います。
まず、ロープを登るのに必要なのは「足をどれだけ効率的に使えるか?」です。
そしてどれだけ「腕の力を浪費しないか」にかかっています。
そのためのテクニック「シーザー」ですが、どのようなテクニックかご紹介していきましょう。
シーザーの正しいやり方
スタート姿勢
まず、ロープを前にして、片足をロープの前に出し、ロープを足で挟みながら立ちます。
前に出した足を軸足の外側に持ってきて、そのまま両足でロープを挟み「足をロック」します。
両手を伸ばしてロープを持ちます。
これが「スタート姿勢」です。
シフト
次に足の「ロック」を少し解いてロープが足の間を動くようにします。
次がポイントなのですが、ロープを持ったまま「身体を後ろに倒す」ようにします。
身体を後ろに倒しながら両膝と股関節を曲げて、身体を屈曲させます。
この時にロープが足の間を滑るようにします。
身体が屈曲しきったら足でロープを再び「ロック」します。
身体が地面に対してまっすぐのまま体幹を屈曲させると重力方向の負荷が強くなります。
それに対して身体を後ろに倒すことによって 重力方向の負荷を減らして体幹を曲げていきます。
両足でロープをロックし、体幹を伸ばしていきながら、腕もロープの遠くを持つように移動させていきます。
この時、腕でロープ引っ張りながらあげるのではなく、あくまで「足」と「体幹」の力をフルに使うようにします。
腕はそれらの力の補助を借りて最小限の力で動かしていくようにしましょう。
どうでしょう?
腕の力にだけ頼って上がるよりはるかに効率的に速く登れるフォームになるのがお分かりになると思います。
フィールドアスレチックなどではロープを使った器具がありますが、ぜひロープをよじ登る場合は試してみてください(^^)
色々書きましたが、よろしければご参考に(^^)
ではでは!!!