今流行の「体幹トレーニング」の落とし穴?
いま「体幹」ってブームですよね(苦笑)
体幹を保持する筋肉が強くなると、身体の中で最もパワーの出る「脚」が発揮したパワーを「素早く」上半身に伝える事が可能になります。
なぜ「素早く」つたえる事が可能かというと、この場所にパワーがないと、素早く体幹を「固められる」ことができません。
体幹が「柔らかい」状態で下からのパワーを受け止める事となってしまうと,体幹がクッションのような役割を果たして下からのパワーを吸収してしまうんですね。
こうなるとパワーは吸収されてしまうので、発揮されるパフォーマンスはどんなに脚が強く、素早く動ける脚力があっても宝の持ち腐れとなってしまいます。
RFD(レイトオブフォースディベロップメント)というものがあります。
これは「瞬間的な動き」「0発進からの最初の動き」の速さ・・初動の動きがいかにクイックか?を示すものです。
こういう動きの場合、脚が地面を蹴ったときに地面から帰ってくる「反発力」をいかに素早く使うかがポイントなのですが、体幹が弱いと最も影響を受けるのがこの「RFD」というやつなんです。
脚は反発力をうけて下から上に素早く力を伝達しても、体幹が吸収してしまったらそこで全てが台無しとなります。
体幹が固まっていれば下からの力を「そのまま」上の胸郭に伝えていけます。
ただ、ここで言いたい事があります。
それはですね・・・・体幹は所詮「中継ポイント」であるという事を忘れてはいけないという事です。
いままさに「体幹トレーニングブーム」のおり、中には体幹「だけ」にフオーカスをあててトレーニングされる方が、出て来てもおかしくありません。
異論反論もあるとは思いますが、体幹トレーニングは、トレーニング全体から見ればあくまで「補助的トレーニングの範疇」ととらえるべきだと僕は思っています。
トレーニングや練習は沢山あるいろいろな要素を伸ばさなければならない物です。
筋力・筋持久力、スピード、ジヤンプ力、柔軟性、敏捷性、技術、戦術など、取り組むべき項目は多岐にわたります。
体幹トレーニングを行なう事は大事ですが、全体的な視点から見て「重要視しすぎない」ようにする事も大事だと思います。
体幹トレーニングをやっていれば、自然と他の能力も上がってくれるだろうと勘違いしている方多いと思います。
本来はスクワットもやって、ベンチプレスもやって、ラダートレーニングもやってプライオメトリックトレーニングもやってインターバルトレーニングもやって、戦術、技術練習もやって「さらに「体幹トレーニング」もやる」ものなのです。
体幹トレーニングをしても「脚力」自体は強くなりません。
体幹トレーニングをしても心肺持久力(スタミナ)はあがりません。
体幹トレーニングをしても筋肉の連動性は高まりません。
それらを向上させるトレーニングの時間を削ってまで体幹トレーニングの時間を増やしていくのはあまり個人的に感心出来ないです。
あくまでパワーを発揮する「エンジン」は多くの場合「脚」であり、最終的なパワーの伝達の重要ポイントは「肩周りの筋肉」である事が多いのです。
ぶっちゃけ、体幹トレーニングよりスクワットやレッグランジのトレーニングをしっかり充実させる方がよっぽど大事だと個人的には思っています。
なぜなら体幹は大きなパワーやスピードを発揮する「エンジン」そのものにはなり得ないからです。
「中継ポイント」がどんなに強くても、パワーの源、エンジンそのものである「脚」が弱くては、多くのスポーツシーンでは勝負にはならないでしょう。
「ベースとなる全身の筋力」の向上のあくまで一環として体幹トレーニングに取り組んでいただきたいなあと思う今日この頃ですね!(^^)
色々書きましたがよろしればぜひご参考にしてください!
ではでは!
