歪みのチェック・テスト

アラインボードとFMSってテストとしてどうなの?

アラインボード

アラインボード

みなさんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「アラインボードとFMS」ってテストとしてどうなの?についてというテーマでお届けしたいと思います。

僕が何年か前に関東のティップネス全店を視察トレーニングしていた事がありました。

そしてこれらの機材を置いてあったのはほんの数店でした(今はもっと多いかもしれない)

FMSとはファンクショナルムーブメントシステムの略なのですが、これで検索しても大手さんではティップネスくらいしか出てこないので、他のフィットネスクラブでも導入しているクラブは少ないのではないかと思います。

まあ、どういうものかというとこんな感じです。

アラインボード

この「マス目」がポイントで、正確に自分の身体の位置を確認できるので非常に重宝しています。

このマス目の書いてあるボードと、やはりマス目が刻んである器具が一つ・・・

これ・・・取扱説明書やマニュアルなどは一切添付されていないんです(^^;

トレーナーならこれで工夫してなんかできるだろ?的なメーカーからの挑発を感じますよね(^^;

僕がこれを最初にティップネスで見つけた時は「これだ」と思いました(^^)

以前から薄い鉄板にマス目を正確に書いて、身体の各部を磁石で鉄板にマーカーして左右の歪みを客観的に見れないかと試行錯誤していたのです。

さすがに鉄板ではないですが、これを背景にiPadで写真を撮って、クライアントと一緒に見ながら説明できるようにはしています。

では、なんで大手さんなどであまり見かけないのか?・・ですが・・・・

これ、スキルがないととてもじゃないですけど扱えないんです。

今のうちのクラブのマネージャーは、前職が某有名マシンメーカーの営業をしていたので、関東各地のフィットネスクラブのマシンや備品の使用状況には非常に明るいのです。

そのマネージャーに「ティップネスですらあまり入っていないですね」と話を振ったら、ティップネスで行っている7つのスクリーニングテストですら扱うのに一苦労で、(本当の意味で)説明できるスタッフが少ない為と言っていました。

まあ、確かにマニュアルもないようじゃね・・・と思いましたが・・・

そうその「7つのテスト」がまた問題なんです(^^;

7つのテスト

この器具を使って「7つのテスト」をすることが一般的には有名です。

ティップネス7つのテスト

この7つのテストに点数をつけてその人の障害予想リスクを出したり、身体の弱点を見出したりするのが目的です。

これ、興味がある方はティッブネスさんのサイトを見てみてください。

(特にティブネスさんから広告してくれと頼まれているわけではないでので・・念のため(^^; )

ちなみに非常にやっていることが・・・難しい(^^;

僕でも「んー、どうしてここがこうなるのかな?」と思うことも多いです。

これをちゃんと説明しているスタッフは本当に素晴らしいと思います!

(ティップネスのコレクティブエクササイズは処方するのに非常に難易度が高いものが多い)

僕もこのテスト内容だと、完璧に「こうです」と色々なクライアントさんからの質問に対して完璧に答えられる自信は正直ないです。

というのも僕の場合「体幹が弱いです」という感じてはなく「右の何々筋が弱い」とか「左の何々筋が硬い」と、もっと細かく個別にアドバイスしたいからです。

なので、僕はもっとシンプルなテストを、より多くの項目でテストすることによって、クライアントさんの体をオリジナルでチェックしています。

そして、この7つのテストに関して実はNSCAというアメリカのトレーナー団体で色々と研究をしているのです。

要するに・・・大丈夫?

そのテスト本当にあっている?・・・みたいな感じです(^^;

これがですね・・・・レポートを読んでいても玉虫色というか、歯切れが悪いというか・・・(^^;

NSCAの報告

トレーナーの世界では、いろいろなテストがあります。

柔軟性のテストとか、筋力のテストとか言えばまあ色々ありそうだというのがわかっていただけるのではないでしょうか?

でですね、この「テスト」に関しては、いろいろな「要件」があるんです。

まず簡単に言うと

  • テストは信頼が置けるものか?
  • そのテストは妥当なのか?

です。

信頼できるのか?と言うのは、テストを受ける人が違う日にテストをしても同じような結果が出るか?を指します。

例えば体脂肪を測る機械に乗った時に、昨日、今日、明日で結果が許容範囲をはるかに超えてバラバラだったら、その体脂肪測定は信頼がおけないですよね(^^;

妥当なのか?と言うのは、実はちょっと深くて、いろいろな妥当性があるんですが、ここでは細かい説明は割愛します。

スーパー簡単に言うと、そのテストが何を図ろうとしていて、その結果はちゃんとその能力を測るのに適しているか?と言う感じです。

握力を測定して、その人の持久力を見る・・・なんてできないですよね(^^;

握力は「力」を見るにはある程度適していますが、持久力の能力がどれくらいかはそのテストではわかりません(^^;

ではこれらをFMSに振り返って見るとどうか?ですが・・・

関連YouTube動画 【無謀!!?】野上・・・ティッ○ネスに喧嘩を売るってよ?

信頼性

これ11件の論文があり、信頼性においては7件の報告があり「信頼性は問題がない」と概ね結論付けられでいます。

確かに、昨日と今日と明日でランジの深さや傾きが毎回大幅に違う・・・とは確かに思えないですね(^^)

妥当性

次に妥当性ですが、FMSは何を見ようとしているのか?を見極めなくてはいけないんです。

これは「身体の障害リスク」を予想するのが本来の目的です。

確かに、身体の歪みを見る目的はほおっておくと痛みや怪我につながるから、それを治す・・ということになりますよね(^^)

では、FMSは身体の障害リスクを予想できるのか?

ここが「微妙」ということになっているんです。

この的中率とでもいいましょうか、感度といわれるものがあり、その中央値が54%・・・

これは何を指しているのかというと、FMSは負傷しやすい人を54%発見できるという事なんです。

54%という数字はですね・・・

NSCAのレポートでは「真に障害リスクの高いアスリートにはせいぜいコインを投げて判断するよりわずかにマシである程度である」と結論付けられています。

コインでは裏表50%の割合ですしね(^^;

このせいか、最近になってティップネスさんのホームページからこのアラインボードを使った7つのテストの記載が消えてているようなのですが、これは僕の気のせいでしょうか?(^^;

僕がこれをどのように使っているのか?

これに対して、そもそもマニュアルのないこの道具を僕がどのように使っているのか?です(^^;

人の関節の角度、動く範囲というのは「ある程度の基準」があるんです。

例えば、もも上げのように足を上げる場合は120度とか、足を伸ばしたまま外にあげた場合は45度とか・・・・

そういう「ある程度基準があるもの」に対して、その方向に身体を動かしていただきます。

すると、基準値まで上がっていたりいなかったり・・・

当然左右差があったり・・・

はたまた、姿勢が異常に崩れたり・・・・

体型によって違ったり(脂肪が邪魔するケースもある(^^;)・・・

色々な方向に身体を動かしていただき、それらを見て「弱い所」と「固い所」を見ていきます。

理学療法や柔道整復師さんなんかだったら、独自のメソッドでそれらに対応していくのでしようが、僕はあくまでフィットネスクラブの指導員です。

治療家などではないので、それらの所見に対しては、あくまで

  • 弱い所は筋トレ
  • 固い所はストレッチ

で、自分のクラブにある機材、場所でできる範囲で運動処方をしていきます。

実際受けていただいている方も相応な数いますが、一定期間後に再チェックすると、概ね左右差が改善されたり可動域が適切な位置に近づくなどして好評をいただいております(^^)

NSCAで言っているようにFMSの七つのテストでは「障害予防」というところまでは確かに見れないと思います。

したがってこれは単純に「今の動作の現状」を測る器具として捉えています。

そしてそこから見えてくるものに対して処方する事に「割り切って」使用しています。

ただ、極端な左右差が改善されたり、狭い可動域が筋トレやストレッチで広がったりすることは少なからず色々な予防には繋がるのでは?とも思っています。

まあ、これは完全にオリジナルな考えなので、所々ご意見があると思います。

まあ「こんな風に使っている指導員がいるのか」くらいに思っていただければと思います。

よろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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