ダイエット時のプロテインの選び方
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「ダイエット時のプロテインの選び方について」という、テーマでお届けしたいと思います。
まず、最初に行っておかなくてはいけないことですが、「痩せ薬」みたいな「飲んだら痩せる」というものは基本存在しないと思っていただいた方がいいと思います。
いつも書いていますが、脂肪が落ちるのには、「摂取カロリー」と「消費カロリー」の間に、摂取カロリーの方が多い状態が作られる・・・
つまりカロリーの収支がマイナスになった時に、脂肪がそのマイナス分を埋めるために使われます。
脂肪が落ちるメカニズムは、基本これだけだと思ってください。
そして、何かサプリメントを飲んだら、自動的にこの差を生んでくれる・・・
という都合のいいものは存在しないのです(^^;
・・・が・・・
その「差」を生じさせることを「助けてくれる」ものはいくつか存在します。
そしてまず、僕がダイエット時にサプリを使う場合にオススメしているのはプロテインです!
えっ? プロテインって筋肉作る時に飲むものなんじゃないの?
私そんなつもりはないんですけど?・・
と思われる方も多いかもですが(^^;
プロテインは「置き換えダイエット」をする場合、もっとも栄養バランスが取りやすいので、安心してオススメできるサプリメントです。
置き換えダイエットとは、いつも摂取している食事を「何か別のものに置き換える」ダイエットです。
みなさんも経験ありませんか?
トマトダイエット・・・バナナダイエット・・・
スイカダイエット? きゅうりダイエット?
ええい!もうなんでもいいいのですが(^^;
何かテレビで紹介された食材を、普段の食事の代わり食べて、ダイエットを目指すあれです。
次の日スーバーからテレビで紹介された食材がなくなるなんてよく聞く話ですよね(^^;
はっきり行って、どんな食材と置き換えていただくより、プロテインの方がオススメです!
そもそも何か一つの食材に置き換える単品ダイエットはオススメできません!
一つの食材で全ての栄養をバランスよく賄えるものなど存在しないからです。
その点プロテインに関しては、栄養のバランスを取りやすいですし、その栄養バランスも製品によって色々選べることができるので、自分にあったものをチョイスしやすいです。
また、味の種類も豊富なので、色々と味を変えて変化を加えることができます!
(これ結構大事!)
しかし、「種類が多すぎてよくわかんない」「ダイエットの時にどんなものを選んだらいいのかわかんない」という方も多いのではないでしょうか?
今日はその辺について少しお話しいたします。
ダイエットしている時のプロテインの選びの注意点
まず、ダイエットしている時のプロテインの選び方ですが、まず、気をつけていただきたいのは「食物繊維がたくさん入っているもの」を選んでいただきたいと思います。
どうしてもプロテインというと「たんぱく質」に目が行きがちですが、ダイエットしている時はたんぱく質もさることながら「食物繊維も多く入っている」ことが必要です。
ダイエットをしている時は「食事の量が減る」ものです。
すると、食物繊維の摂取量も減ってしまうので、腸内環境が悪化します。
宿便の排出と腸内環境の整備は、これまたダイエット時には欠かせないものであります。
また、食物繊維は「満腹感」を得ることができるのでダイエット時には心強い栄養です(^^)
プロテインの裏面に成分表が必ず記載されているので、そこで食物繊維がどれくらい入っているのかをチェックしていただくことをオススメします。
また、全くの素人さんだとこのびっくりするような間違いを平気でするので注意してください!
それは・・「ウェイトゲイン」と書いてあるプロテインを買ってしまうことです(^^;
なんか・・ウェイトって書いてあるから体重を調整する・・・
つまりダイエット向きプロテインなんじゃない? と思ってしまう方いるようです。
ゲインは「増加する」の意味ですので(^^;
つまり体重を増やすためにあるプロテインなんです(^^;
世には「ウェイトダウン」と書いてあるプロテインと「ウェイトゲイン」と書いてあるプロテインの両方が存在します。
この二つは全く両極端なものですので、決して間違えないでくださいね(^^;
もちろんダイエット時に買うのなら「ウェイトダウン」タイプのものです!
先ほどの食物繊維も実はこのタイプには多く入っていますし「水だけで溶けやすく美味しい」ように調整をされています。
水で溶かすのでカロリー調整がしやすいというわけです。
また、ダイエット時には「大豆タンパク」でできているプロテインがオススメとなります。
大豆タンパクのプロテインは消化吸収に時間がかかるので「腹持ちがいい」のです。
しかし、ここでも注意点が・・・(^^;
「大豆ペプチド」と書かれているもの・・これはめっちゃ吸収が早いのです。
なんか紛らわしいですよね(^^;
大豆ペプチドと書いていなもの・・・つまり通常の「ソイプロテイン(大豆プロテイン)」がお勧めです。
(値段が大豆ペプチドは高いのですぐわかると思います。通常のソイプロテインはとても安価です)
糖質とたんぱく質のバランスですが、筋肉をつけるというよりは食事の代わりに摂取するタイプのプロテインですので、割と裏面の表記を見ると糖質がそれなりに入っているタイプが多いのも事実です。
この糖質の部分に関しては、意見が分かれるところだと思います。
ある程度は糖質を摂らなければだめという健康の面からの考え方もありますが、炭水化物を摂らない方が早く痩せやすいというのも事実です。
この辺は、他の食事と今の自分のダイエットのレベルと、普段のトレーニング、プロテインを置き換えるタイミング(朝食と置き換えるのか夕食と置き換えるのか)によって色々な選択肢が生まれます。
あまり難しく考えたくないという方は、素直に「ウェイトダウンタイプ」のプロテインを夕食一食と置き換えるのが最もオススメと言えます。
今の世の中はとてもとてもとても・・・多くのプロテインが存在します。
ダイエット中の方は何を選んでいいのかわからないという方もいるかもですが、今回の記事をご参考にしていただければ幸いです。
ソイプロテインはイソフラボンの過剰摂取になる可能性がありますか?
次にソイプロテインについてのやり取りをみなさんにご紹介したいと思います。

先日、質問してもいいですか?と聞いた者です。
いくつか疑問に思っていることがありまして、ご回答頂けると嬉しいです。
プロテインにはソイプロテインがありますが、日頃大豆製品を食している人が使用した場合、イソフラボンの過剰摂取になる可能性がありますか?

というものでした(^^)
まず、プロテインですが、プロテインの素材には色々なものがあります。
最もポピュラーなものは、牛乳の乳清由来のホエイプロテインでしょう(^^)
他にも同じく牛乳由来のカゼインや、今回 質疑にあった大豆由来のソイプロテインなどがあります。
ソイプロテイン
ソイプロテインは、ホエイに比べると少しマイナーなイメージがある方も多いと思います。
しかし前のページでご紹介したようにダイエット目的にプロテインを摂取するには非常におすすめなプロテインです。
腹持ちがよく、タンパク質の吸収が穏やかなため、長時間にわたってタンパク質を吸収させられる特徴を持っています。
また、お値段が安い!!(^^)
ここが嬉しいポイントです(^^)
なので、筋肉をつけたいと言う方で大量にタンパク質を摂取したい場合においては、トレーニング後はホエイを飲み、あと日常的に飲むプロテインはソイプロテインをこまめに飲むと言う方も割といらっしゃいます。
そしてそのようなソイプロテインを大量に飲むタイプの方には、ちょっと質疑にあったようにイソフラボンの過剰摂取が心配・・・
と言う方もいるかもしれません。
まず、イソフラボンの1日の摂取目安は、40〜45mgと言われています。
上限値としてはプラス30mgの75mgとされているようです。
それ以上摂取すると、基本的に体外に排出されます。
そして、普通にソイプロテインを飲んでいる限り過剰摂取にはならないと思っていただいていいと思います。
ただ、先ほど言ったように大量に飲む方もいらっしゃるので、その場合は、イソフラボンの含有量をメーカーに聞くといいかもしれません。
と言うのも結構ソイプロテインに関しては、裏面にイソフラボンの含有量が載っていないことが多いからです。
また、イソフラボンに関しては、よく言われるのが女性ホルモンと同様の働きががあると言われています。
なので閉経後の女性が飲むサプリメントとして非常に重宝されるのです。
しかし、これ筋肉をつけたい男性にはちょっとどうなのよ・・・・
女性ホルモンでしょ?
と思われる方もいるかもしれません(^^;
ちなみに女性ホルモンと男性ホルモンはシーソーのような関係にあります。
つまり片方が多くなると片方の働きが抑制されてしまう関係になっています。
筋肉の発達には男性ホルモンの働きが必要不可欠になってきます。
この点を気にしてソイプロテインを敬遠する方もいらっしゃいます。
これに関しては、やはり普通に飲んでいる限りは問題ないと思いますが、やはり含有量が問題なので気になる方はやはりメーカーに問い合わせてみましょう。
安価なプロテインでメリットも多いプロテインですが、気になる部分もあるのがソイプロテインだと思います。
ぜひメリット、デメリットしっかりと見極めて、良い摂り方をしていってもらいたいと思います。
色々書きましたがよろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!