疲れ・疲労回復

疲労の科学「血を増やすには肉を食え?」「お肉と疲労回復の関係」について

2016年5月27日

霜降りの神戸牛

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は、「血を増やしたかったら肉を食え?!」というテーマについてお話ししようと思います。

血が足りねえ! 肉よこせーーーー!!

って、どこかの漫画に描いてあったセリフのような気がしますが(^^;

これほんと?と思われるかもですが・・・・

実は本当です!

IMG_4292.jpg

珍しく都市伝説っぽいことに肯定していますが、本当なんだからしようがありません(^^;

このポイントは「アルブミン」というものです。

なんですか? それ?

ですよね(^^;

と思いますが、簡単に言うと「血の中のタンバク質」ということです。

まあ、肉食えば確かにタンパク質になると思うけど、それで血が増えるの?タンパク質が増えるだけでしょ?

と思う方も多いと思います。

血液は赤血球などの固形成分と、それ以外の液体成分からなります。

アルブミンは液体成分である「血漿」の中に最も多いタンバク質なんです。

実は、塩分と同様の作用があり、「血管内のアルブミンの量が血液量を決めている」のです。

えっ?なんで?と思われると思いますが、実はアルブミン1gで約20mlの水分を保持できます。

そう、水分をたくさん保持できるタンパク質なんです。

そして、血液を流れるアルブミンの量が増えると、血管内に水分が入りやすくなり、血液量が増やせるのです。

「汗」の原料は「血液」です。

汗をたくさんかいても大丈夫なように、血液量を増やしておくことはとても大事なことです。

アルブミンは体内に体重1kgあたり4〜5g、体重65kgなら300gほど貯蔵されています。

そして肝臓でアミノ酸を原料に1日十数gずつ作られます。

アルブミンの半減期は17日・・・つまりタンパク質を摂取していないとどんどん減ってしまうのです。

夏は食欲がないからそうめん・・・なんて食事ばかりで、タンパク質の少ない食事をすると、体内のアルブミンの量がどんどん少なくなってしまいます。

すると汗の原材料である血液も少なくなるので、汗がかきづらくなる・・・・という寸法になるのです。

汗のかきやすい時期は特にタンパク質の摂取は大事です!

ぜひ、「お肉」をガシガシ食べてタンパク質を摂取し、血液内のアルブミン量を増やして、汗対策をするようにしましょう!

あっ、ちなみに「血がしたたるステーキ」で「血がしたたっているから「血も増えるだろう」」と考えるのは、ちょっと違うかもですので・・・・念のため(^^;

「お肉と疲労回復の関係」

みんな大好き「お肉!」

焼肉! しゃぶしゃぶ! 鍋!

んー、書いていてお腹が空いてきそうです(^^;

食材としてはとても馴染みのあるお肉ですが、実は「疲労回復」という観点でも非常に効果のある食材なんです。

もちろん、たんぱく質・ビタミンB群と貴重なエネルギー源として貴重な食材ではありますが、ここでフォーカスしたいのは、「イミダゾールペプチド」というものです。

これは、長い距離を移動する動物・・・例えば渡り鳥や、あとは魚でも眠っている間ですら泳ぎ続けるという回遊魚に共通して含まれている成分なんです。

「イミダゾールペプチド」は、現在確認されている疲労回復物質の中では、最も強力と言えます!

抗酸化物質ということばを聞いたことがある方も最近では多いと思いますが、アンチエイジングを語るときには必ず出でくるワードですよね(^^)

これは、活性酸素という、身体の細胞を傷つけて機能低下を引き起こすものがあるのですが、この活性酸素の働きを直接抑えてくれるのが「イミダゾールペプチド」なんです。

この「イミダゾールペプチド」、一日の摂取の理想値というものがあって、一日あたり200〜400mgを目安に取るのが良いとされています。

最近ぼくは米を食べるより鶏肉食べている量の方が多いかも・・と思うくらい鳥の胸肉を食べていますが、この鳥の胸肉は100g中1223mgもの「イミダゾールペプチド」が含まれています!

んー、最強の疲労回復食材と言えるかもしれません。

他にも、

  • マグロ767mg、
  • カツオ811mg

お肉で言えば

  • 鴨肉956mg、
  • 豚の肩ロース928mg

(全て100g中)

お魚やお肉を日替わりで食べても十分に摂取できますよね(^^)

また、「イミダゾールペプチド」は水溶性・・つまり水に溶けるので、煮た場合はその出汁ごと飲むのもおすすめです。

ぼくはよく味噌汁に鳥の胸肉を入れたり、そこからさらにちょっと味付けしてスープごと全て飲むようにしています。

いやー、鶏肉もいいけど、焼肉も好きなんだよね・・そっちはどう?

なんて思われる方もいると思いますが・・・

もちろんスタミナつけるために焼肉!

これもありですよ!

ただし食べ方というか一工夫するとさらに良い面があります。

それは何かと言うと・・・

エネルギー産生に関わるタンパク質と鉄分が十分な食材である赤身の肉ですが、消化吸収がやや悪いという難点があります。

これを夜に食べて就寝・・・

ちよっと胃腸が疲れちゃうんですよね・・・寝ているという体が休んでいるときに胃腸は働き続けていると・・・・

なので、焼肉食べる時のおすすめは「ランチ」で食べることがおすすめなんです。

ぼくも焼肉食べに行くときありますが、かなりの確率で「ランチ」で食べています。

いやー、まあランチの方が安いですしね(^^;

タンパク質は食べてから約4時間、脂はなんと9時間胃の中で残り焼肉を完全に消化吸収するには12時間近くの時間が必要とも言われています。

これを考えるとランチで食べて、就寝時には胃腸に負担をかけないようにするのは胃腸の疲労の観点から見てもとても大事なことです。

お肉は、タンパク質・鉄分・ビタミンB群、イミダゾールペプチドと疲労対策のためにはとても有効な食材です。

ぜひ効果的に摂取しご自身の疲労対策にお役立ていただければと思います。

よろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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