スピード・アジリティ

【解説】ふくらはぎの筋肉はスプリントに本当に必要なのか?

ふくらはぎの筋肉

みなさんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今回は「ふくらはぎの筋肉は渡船な時に必要か?」というテーマでご紹介したいと思います。

ふくらはぎの筋肉はスピードに必要?

これがですね・・・・・結構、衝撃的だったりするのですが・・・・・

ふくらはぎって実はあまり「発達していない」方がトップスピードには有利だったりするんです!

いやいや、だって地面蹴る時にふくらはぎの筋肉使うっしょ!って思いますよね(^^;

実は短距離走の場合エネルギーの大半は「足を前にスイングさせる」為に使われます。

走っている最中って、当然身体全体は前方にものすごいスピードで移動しています。

トップスピード時においては、もう予め身体は勢いよく前方に移動してしまっています。

後方へのキックはその慣性力を利用している為、実は足を後方へ蹴る力のエネルギーってあまり必要ないんです。

実際はその身体の勢い(スピード)を落とさない程度のエネルギーがあればもう十分なんですね。

むしろその勢いに急ブレーキかけるて止まる方がよっぽどエネルギーとパワーが必要です。

片や後ろに蹴った足を前に移動させるのは大変です。

べつに何の勢いも利用できないので、ひたすらパワーとスピードをつけて足を前に戻す必要があるのです!

そしてこの時に出てくるのが、まず聞き慣れない言葉「等価質量」というワードです。

これはどういう数字かというと、股関節を中心に足をスイングさせる時にどのくらい足が重く感じるか?というのを表現した数字です。

これが大きい程足を動かしづらくなるということなんですが、実は足の等価質量・・・ようするに動かしづらさの90%は脛から下が占めています。

数字に当てはめると、

  • 太腿 9%
  • 下腿 48.7%
  • 足     33.5%
  • 靴       8.8%

というデータがあるんです。

なぜふくらはぎは「発達していない」方がトップスピードには有利なのか?

太腿に関しては、脚を前に運ぶ時に使われるエネルギーの9%程度しか影響力がないので、いくら太腿がふとくてもそれほど足を前に運びづらくなるなんて事はありません。
(要するにテコの原理で支点に近い物が重くても回転のしずらさにはさほど影響が少ない)

片やふくらはぎは48.7%とほぽ半分近い影響力があるのです。

ふくらはぎに筋肉がついて重くなると、足を前に運ぶのにものすごくエネルギーが必要になります。
(要するにテコの原理で支点から遠い所に重い物があると、回転させるのにとても大変になる)

足の質量は変えられる事はほとんどないですし、靴の影響も8%程なのでやはりふくらはぎ筋量が脚の速さにマイナスに影響してしまうのです。
(靴は改善の余地は大きいですが)

いやいやいや、でも走る時にふくらはぎの筋肉は、もうめっちゃ使うっしょ? という方もいると思うのですが、ここでカンガルーをちょっと思い出してみて下さい。

両脚でぴょんぴょんと跳ねるように飛んで移動する姿をイメージだきると思いますが、まさにバネのように飛びますよね。

実は、あれはほとんど筋肉を意識して収縮させて飛んでいるわけではないんです。

そんな事してたらいかに野生動物でもすぐに疲れちゃいます。

あれは「腱」の「伸張反射」を使って飛んでいるんです。

伸張反射とは筋肉が勢い良く伸ばされた時に、筋肉がそれ以上伸ばされちゃまずいと急激に収縮しようとする反射のことをいいます。

ふくらはぎにはアキレス腱があります。

下腿はトップスピードの時はアキレス腱の伸張反射を利用してバネのようにふくらはぎを動かしてるのです。

カンガルーもめっちゃ長い腱の反射を利用することによってバネのように飛んでいます。

伸張反射を起こす為の下腿への筋肉の急激な伸びについてとあるコツがあります。

つま先から着地して踵をつかないでいる状態を想像してみて下さい。

踵が地面につかなくても着地の時の身体の重みでふくらはぎは強制的に、急激にある程度伸ばされます。

縄跳びしているときがまさにこれで、ふくらはぎが着地のときに伸ばされて「踵がついていなければ」急激にある程度伸ばされた筋肉の伸張反射を上手に使えて、バネのように何度も飛ぶことが可能なんです。

ここで踵が地面についてしまうと伸張されたエネルギーがそのショックで上手く使えなくなってしまうのです。

走っている時も短距離の速い選手は踵から着地はせず、つま先の方で着地してまさに縄跳びの時のようにふくらはぎの伸び縮みを利用してバネのように筋肉を使って走ります。

そしてふくらはぎは伸張反射を伴うくらいの筋力があれば十分です。

あえてふくらはぎの筋量アップをしてまでふくらはぎの筋力をあげる必要はありません。

トップスピードを速くするには、ふくらはぎは小さい方がいいのです。

速いトップスピードをもとめるのなら、カーフレイズ、シーテッドカーフレイズを高重量でゆっくり行って筋肥大を促すようなトレーニングはちょっと控えた方がいいと思います。

ふくらはぎってスポーツシーンに全く必要ないのか?

ではスポーツにおいてふくらはぎは脚の先端の重しにしかならないただの邪魔者なのか?

かなりディスっておいてなんですが、スポーツシーンにおいてはそうでもありません。

どういう事かというと、スポーツのシーンってまっすぐただひたすら走るスピードを追求するだけでいいのか?という問題があります。

でも実際はそうでは無いですよね(^^;

大抵まっすぐ走るというよりはジクザクしたり、急ストッブ、急発進の繰り返しだったりすると思います。

そうすると足首はいろいろな方向に負荷がかかる事になり、その圧力に絶えなければなりません。

またタックルを受けたり、押し合ったりと「パワー」を発揮するシーンも少なくありません。

そういう場合はふくらはぎの筋肉の伸張反射だけでは外からの外力に対して追いつかないんですよね。

こういう色々な場面では、ふくらはぎの「筋力」が必要なケースが多々あります。

だからそういうスポーツの選手はたいてい、太いふくらはぎをしているのです。

また「加速」に関してはどうしても筋力が必要な場面て必ず出てきます!

自分がどういうスポーツをしているかによってふくらはぎの筋肉の鍛え方を変えるというのは結構大事です。

またポジションによって与えられる役割によっても変わる場面もあります。

ぜひこの記事で自分に必要な筋肉、筋力は何か?を考えるひとつのきっかけにしてみて下さい(^^)

またわりとふくらはぎって、筋トレ・・・・もしくはウェイトトレーニングをがっつりしている方って少ないのではないでしようか?

そしてふくらはぎを全く筋トレしていなくても十分に太いふくらはぎを持っている方たくさんいらっしゃいますよね(^^)

普段のダッシュなどのトレーニングでふくらはぎはわりと十分に鍛えられる筋肉でもあります。

またジャンプ系のトレーニング「プライオメトリックトレーニング」でも十分に鍛えられる箇所でもあります。

いろいろなトレーニングをこなさなければならないアスリートにとっては、他の練習を削ってまで、あえてふくらはぎのトレーニングをするということはあまりお勧めではありません。

時間に余裕がある場合、さらに球技系の複雑な動作が必要な方は、その余裕の時間内でウェイトトレーニングするようにしましょう!!(^^)

色々書きましたがよろしければご参考に(^^)

ではでは!

関連YouTube動画 ふくらはぎの筋肉の鍛え分け方!! アスリート必見です!!

関連ブログ記事 スプリントのトップスピード時のふくらはぎの筋肉の動き方

オススメ

YouTube Fitnetssfield
チャンネル登録者数1万人突破!

インストラクター&パーソナルトレーナー歴30年の野上が、ブログでは書ききれなかった情報をYouTubeの動画で分かりやすく解説しています。

\ チャンネル登録お願いします /

YouTubeチャンネルはこちら

-スピード・アジリティ
-, ,

© 2026 Fitnessfield(フィットネスフィールド)