スプリント・短距離のスピード

スピードアップ 大腿四頭筋はトップスピードに必要か?

短距離の全速力ダッシュ

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

いきなりですが、みなさん大腿四頭筋って知っていますか?(^^)

これは太ももの前側の筋肉です。

この筋肉はスクワットやレッグエクステンションのような基礎筋力系のトレーニングを行なう時に必ず使われる筋肉なんですが・・・・

今日はこの筋肉が走っている時のトップスピード時に使われているのか?というお話をしようと思います。

大腿四頭筋は走る時にどんな役割を果たすのか?

まず走る時に一番使われる筋肉はお尻の筋肉です。

なぜなら足を着地してから後方に蹴る時に盛大に使われる筋肉だからです。

特にお尻の筋肉は主に足が着地した直後に大きく使われます!

それに対して大腿四頭筋というのは、主に膝下の下腿を膝を中心に伸ばす時に使われる筋肉です。

ようするに「膝を伸ばす」ときに使われる筋肉ですね。

でですね・・・

大腿四頭筋って・・実は走っているときのトップスピード時にはほとんど使われていないんです!

なぜ走るときに大腿四頭筋はそれほど使われないのか?

うそ・・走るとき膝めっちゃ伸ばすじゃん!と思われる方も多いと思いますが・・・

走行時に「膝が伸びる」というのは、脚を前方にふりあげた時です。

この時、膝下は実はほとんど大腿四頭筋の力を必要としないで「かってに」伸びてしまうんです。

脚を前に運ぶとき、太ももの前方への振りあげスピードが最も速いのは太ももが身体のほぼ「真下」にあるときす。

その後は太ももが前に行けば行く程、ももの前方へのスピードは遅くなりやがてそのスピードは0になります。

太ももが前に行くほど速く動いて行っていると思っている方も多いと思いますが、そうではありません

だって足を前に出したら、次に脚を後ろに運ばなくちゃ行けない訳ですから、その切り替えポイントでは前へのスピードは0になっています。

つまり太ももは前方に行くに従って急ブレーキがかかっているような状態になります。

急ブレーキがかかると折り畳んである下腿は勢いに乗ってほぼ「かってに」前方に伸びて「しまうん」です。

ここで意識的に(まるでレッグエクステンションをするように)大腿四頭筋に力をいれるなんて芸当はほとんど必要ないのです。
(まるで0じゃないですが)

つまり何が言いたいのかというと「トップスピードを高めよう」としてレッグエクステンションのマシンを頑張るというのは実はあまり現実的ではありません。


じゃあ脚が速くなるのに大腿四頭筋を鍛えるというのは無意味かというと・・・・

それはそれでそうでもないんですが・・・

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