目をつぶってその場で足踏みして身体の歪みがわかる!
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
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今日は「目をつぶって、その場で足踏みしてわかる「身体の歪み」」というテーマでお届けいたしたいと思います(^^)
みなさん周りの安全を確認して、その場で「目をつぶって」「足踏み」をしてみませんか?
できれば少し、ももを高く上げながら足踏みをしていいただくとさらに良いです。
歩数は50歩ほどで充分です!
最初のスタート位置と50歩を目をつぶって足踏みした後の足の位置が全く同じ!
その場から全く動かずに足踏みができた!!
・・・・という方、案外少ないのではないでしょうか?(^^;
大抵の方は「どこか」に動いていると思います(^^;
この「どこ」に動いたかによって、自分の身体の歪み方がわかるケースがあるのです。
まず、ずれるとしら
- 前方
- 後方
- 側方
さらにその他にも
- 斜め前
- 斜め後ろ
なんてケースもあるでしょう。
重心のずれ
まず全体的な傾向ですが「ズレた方に、身体の重心がずれている」と思っていただくとわかりやすいと思います。
そりゃそうですよね・・・そちらに重心があるから、徐々にそちらの方向に行ってしまう・・・
わかりやすいと思います!
そしてかなりざっくりとした傾向ではありますが、多くの場合そのズレた方に「骨盤が傾いている」ケースが考えられます。
つまり後ろに行ってしまう方は、重心が後ろ・・・つまり「お尻が落ちている」ということです
右にずれていった場合は、重心が右に行きがち・・・つまり骨盤の右が落ちているということです(^^;
前に行く場合は重心が前・・・・つまり骨盤の前側が落ちて腰は反り腰になり、足踏みしていると前に行ってしまうのです。
斜め前とか、斜め後ろの場合はケースが二つ考えられます。
一つは前後左右と同じで、骨盤がその方向に傾き(落ち)、そちらに重心も傾いて自然とそちらに行ってしまうケースです。
もう一つの理由は「骨盤の向き」です。
「斜め前」に行く場合、例えば右斜め前なら、骨盤は前傾なのですが、さらに骨盤の左が前に出て、骨盤全体が右を向いてしまっている場合です。
この場合も右斜め前に行ってしまいます(^^;
左なら骨盤の右が前に出てしまい、左を向きつつ骨盤前傾しているといった感じです。
斜め後ろがちょっと複雑なんですが・・・・
骨盤が後傾している(お尻が落ちている)のは同じですが、やはり骨盤の「向き」が問題です。
「右後ろ」に行ってしまう場合は、骨盤の「右が前に出て」骨盤が「左」を向いています。
左を向いたまま骨盤後傾で後ろに行くので、「右後ろ」に行ってしまうんです。
ここ、ちょっとめんどくさいですね(^^;
あともう一つ!
こういう方いませんか?
「回っちゃう」という方(^^;
これは、股関節の開きに左右差があるんです。
「気をつけ」で立った場合、両方のつま先はやや開くと思うのですが、この開きが大きい方に身体は回っていきます。
ちょっとまとめると
- 身体の「向き」で股関節の開きの左右差
- 身体の「進む方向」で「骨盤の傾き」や「ねじれ」
がわかります。
「前へのずれ」について
まず「足踏みしていったら「前」にずれていっちゃう!という方の対処です。
この場合「硬くなっている筋肉」は主に二つです。それは
- 太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)
- 腰の筋肉
が硬くなっています。
大腿四頭筋が硬いと骨盤の前側を下に引っ張ります。
腰が硬いと、骨盤の後ろ側を上に引っ張ります。
どちらにせよ骨盤が前下がりになります。
すると重心が前に傾き、足踏みすると前にずれていくという現象が起きます。
この場合のストレッチは大腿四頭筋なら長座で座って片足だけ曲げ、上体を後ろに倒していく定番のストレッチになります(^^)
次に「腰が硬い」場合です。
これは仰向けに寝て膝を抱えて胸に引き寄せるスレッチが代表になります。
あとは基本の長座体前屈系のストレッチです。
足を伸ばして座り上体を前に倒す、誰でもやったことのあるストレッチですね(^^)
あと、骨盤の後ろを引き上げてしまう筋肉に「腰方形筋」という聞き慣れない筋肉があります。
これは腰の少し横の広い範囲にある筋肉です。
ここを伸ばしたい場合は、足を広げて座り、片足だけあぐらをかくように足を曲げ、伸ばしている足の方に前屈していくストレッチが代表になります。
また骨盤の前側の上に位置する筋肉が弱くても、骨盤の前側は垂れ下がってしまいます。
そう、ここは・・・腹筋ですね(^^;
普通の腹筋運動でいいので「腹直筋」を鍛えておくこともとても大切です!
最後にハムストリングスの筋肉が弱くても骨盤は前に傾きます。
マシントレーニングで言えばレッグカール系のトレーニングになります。
自宅でしたら自重で構わないのでスクワットを行うようにしましょう!!
次のページでは「後ろへのずれ」についての対策をご紹介します。