「鍛えられていない所は強くならない」
僕はお客様に「鍛えられていない所は強くならない」と、よく言います。
当たり前ですよね?
例えばベンチプレスを胸迄落とさず中途半端にやる方は、その「割愛している範囲」は強くなる事はありません。
いくら筋トレをしてもスピードアップに直結するかどうかが微妙なのは、単純に「スピードアップ専用のトレーニングをしていない」からです。
スピードアップするための能力が鍛えられていないから伸びない・・
というとてもシンプルな理論をつかっています。
たとえ足のスピードアップトレーニングしても、野球で160Kmのボールを打てるようになる訳ではありません。
だってバッティングの練習ではないのだから・・・
もちろんそれらは、他の能力をあげる基礎にはなります。
しかし、直接、
- その専用の能力向上のためのトレーニングをやらなければ、
- その専用の能力が鍛えられていないので、
- その専用の能力は伸びない!!
です(笑)
で・・・・・つまり・・・・・
初動だろうが、終動だろうが、鍛えられていない所は鍛えられないという事で、両方やった方がいい!
という結論に相成る訳です(^^)
ちなみに、初動負荷理論にひとつもの申すなら、ゴム等をつかった終動負荷トレーニングは「筋肉を固くする」とディスってますが、ちゃんとエビデンスベースで話をしてもらいたいなと思います。
初動負荷理論では(そもそもほんとにちゃんとした理論なのか?)、終動で力が入るトレーニングをすると硬い筋肉が出来るとかなんとか・・・・
NSCAの研究では、ゴムを使ったトレーニングはちゃんと推奨されています。
日本トレーニング指導者協会もチューブの特性を理解して導入する事を勧めています。
ゴムは動きの前半は負荷が弱く、伸びていくに従って負荷が強くなります。
バーベルトレーニングでは、初動から真ん中位迄は負荷が強く、フィニッシュポジションになると関節の角度上、筋肉への負荷は弱くなる物です。
その両方を補完する意味で、ベンチプレスやスクワットをバーベルで行なう際に、バーベルにチューブをつないで、初動だけでなく、終動でも負荷が強くなるようにトレーニングする事は充分に有効であると考えられています。
すべての範囲で鍛えている訳ですから、全ての範囲が強くなれる・・・はい、もうシンプルにその通りです(^^)
初動負荷理論のことを語ってくれるのかと期待して読まれた方には大変申し訳ないのですが、これは暴言かもしれないですが、ぶっちゃけ「そんな物に頼らなくても普通にトレーニングしてもらえれば充分いろいろな能力は鍛えられる」のです。
なので近くに専用マシンがないのであれば、気にせず普通にトレーニングしましょうよ!と言う事を言いたかったんです(^^)
フォロワーさんから先日「通っている整骨院においてあって自由に使えるんですけどどうでしょう?」というご質問を頂いたときは「せっかくなのでもったいないから使わせてもらった方がいいと思いますよ」と返信しました。
あれば使い、なければ使わない・・・無理にこだわる必要は全然ないと思っています。
いつか初動負荷のマシンは触って見たいと思うのですが、おそらくは僕の想像からそう離れたところにはないように思います。
いろいろ書きましたが、初動負荷のマシンにご興味のある方は、よろしければご参考にしてください。
ではでは!!!