皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は皆様とのやり取りを詳しくご紹介したいと思います。
今日ご紹介するのはこのようなやりとりです。
ウォームアップの重要性について

学校の授業で実験などをし調べ発表をするというものをしてます。
ネットでも調べましたが野上が考えるウォームアップの重要性についてお聞きしたいと思い質問しました。
よろしくお願いします。

というものでした(^^)
別のやりとりもご紹介させて頂きます

早速ですが質問させて下さい。
①準備運動はやってもやらなくても怪我する確率は殆ど変わらないとアメリカの某大学が論文発表したそうですが、先生はどう考えますか?
②準備運動に筋膜リリースは有効ですか?
宜しくお願いします。

ただし筋温を高くしておくことは推奨されているので動的ストレッチ、SAQトレーニング、プライオメトリックトレーニングをアップとして取り入れることが推奨です。

以前サッカーのボランティアコーチをしていた際、静的ストレッチによる準備運動を行なっているチームが多いなという事を感じました。
ストレッチ=じっくり伸ばす事と未だ信じている。トレーニングメニュー以前の問題です。

できるだけ多くの方に色々知ってもらうために今後も情報発信頑張ります!
というものでした(^^)
ウォーミングアップが大切だということは、スポーツをしている方なら皆さん知っていると思います。
しかし、「何が大事なのか?」「何のために行うのか?」をはっきりと理解しないで行なっている方も多いと思いますし、その理由を深く考えていないため、「間違ったウォーミングアップ」をしている方も多くいるのも確かです。
そこで今日は、その「ウォーミングアップの重要性」にフォーカスしてお話ししたいと思います。
ウォーミングアップの目的は何か?
まず、ウォーミングアップの目的は何か?と言われれば、これはもう質疑応答の答えがそのままだと思います。
つまり
- 怪我の予防
- ハイパフォーマンスの発揮
です。
もう「目的」と言われればこの二つに集約され「これ以外はない」と思っていただいてもいいと思います。
しかし、ウォーミングアップになぜかこれ以外のことを求めてしまう場合があります。
その代表例が「ストレッチ」で「身体を柔らかくしておこう」というものです。
「柔軟性の向上」というのは確かにスポーツに大切なものです。
しかし、柔軟性の向上というものは、時として「ハイパフォーマンスの発揮」にマイナスに働くことがあります。
スポーツシーンでは、身体に「反動」をつけてプレーすることがほとんどです。
この「反動をつけて筋肉を素早く動かす」ことは「SSC」という、「筋肉を素早く伸ばすと素早く収縮する」という反射を利用することを言います。
そしてこの筋肉を素早く引き延ばす際に、その筋肉があまりに柔軟性が高いと、引き延ばされ方に「弱み」が出てしまい、素早い筋出力ができないケースがあるのです。
実際、筋肉をじっと引き伸ばして行うスタティックストレッチを行うと、ダッシュのスピードや筋力やパワーの出力が低くなることが多くの研究で証明されています。
また、柔軟性の向上というのはみなさんが思うより怪我の予防にはあまり役に立たないケースが多いです。