イメージトレーニングは本当に効果があるのか?
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「イメージの力」というテーマでお話ししたいと思います。
イメージ・・・・色々と普段からイメージを膨らませている方も多いと思います。
宝くじが当たったら何しよう?とか、はたまた、身近なところでは明日のデートはどこに行こう?とか・・・
常に人間はイメージをする動物であると言えます。
そして、スポーツの世界でもこの言葉を聞いたことのある方も多いでしょう
それは・・・イメージトレーニングです。
といっても、イメージトレーニングって、どこか「しっかりとしたトレーニング」と捉えられていない感じがしている方も多いと思います。
しかし、これはスポーツを語る上ではとても大切なトレーニングの一つになります。
今日はこの点にフォーカスしてお話ししたいと思います
イメージトレーニング
まず、イメージトレーニングに関する研究例を一つご紹介しましょう。
バスケットボールのフリースローにおいて、
- 20日間続けて従来のフリースローの練習を続けたグループ
- 1日目と20日目のみフリースローの練習を行い、そのほかの日はボール触りもしなかったグループ
- 2のグループと同様に1日目と20日目のみフリースローの練習を行い、そのほかの日はボール触りもしなかったグループに、その間克明にフリースローをしている情景を20分間イメージしたグループ
の3つのグループで、どれくらいフリースローの精度に差ができるのか実験したそうです。
ちなみに3のグループは、ボールの感覚や自分の投げたボールがループの中を通り抜けていくまでをしっかりイメージさせたそうです。
結果ですが、1のグループは、約24%フリースローの確率が向上したそうです。
2のグループに関しては変化なしだったそうです。
というかむしろよく低下しなかったと感心しますが(^^;
そして、肝心の3のグループですが、実際の身体の練習は2と同じであるにも関わらず、1のグループとほぼ同じの23%、フリースローの確率が向上したそうです。
んー・・すごいです!
これは、イメージを克明にすればするほど、実際の練習に近い効果が得られるという貴重な実験であると言えます。
また、ボクシングの薬師寺選手は、普段からこのイメージトレーニングを非常に大切にしていました。
それは、試合の時の入場シーンから克明にイメージをしていたそうです。
入場のテーマが鳴り、花道をリングまで歩き、リングに登り、セレモニーが始まり、そして、対戦相手がどう攻撃してくるのか?
それに対して、自分がどのように攻撃するのか?
さらにどんなパンチでダウンを奪うのか?
これらが時系列で克明にイメージできればできるほど、実際のシーンでもそのように身体は動くようになります。
そしてこのトレーニングは「どこでもできる」のが最大の長所になります、
大リーグのヤンキースのドン・マッティングリー選手は毎朝ヒゲを剃っているときに行っていたそうです。
この「練習」は、移動している時でも雨の日で練習ができない日でもいつでもできます。
ビデオで見た選手の動きや実際に自分がその現場にいて対戦する場合、どのように動くのか?をイメージして色々なパターンの動きをあらかじめシュミレートしておくのはとても大切なことです。
そしてこの「イメージ力」にも人によって差があります。
カラーで、さらに風・その時の肌間、雰囲気のような細部までイメージをできる人もいれば、なんとなくグレーで、動きや雰囲気もなんとなくしかイメージできない人もいます。
もちろん、細部にまで細かくイメージできる方が、実際のプレー現場で役に立つイメージトレーニングができているに決まっています。
ぜひ、みなさんも「イメージする力」を鍛えて、実際のプレーに役立てられるようにしてください
色々書きましたがよろしければご参考にして下さい!!
ではでは!