「私は内臓脂肪型?皮下脂肪型? 簡単チェック法をご紹介」
脂肪のつき方には、大まかに「皮下脂肪型」と「内臓脂肪型」があります。
でも私は、どっちのタイプなんだろう?
そんな疑問を持つ方も多いかもしれません。
そこで比較的簡単に自分が内臓脂肪型なのか? はたまた皮下脂肪型なのか?を判断できる方法についてご紹介したいと思います。
内臓脂肪型
まず、スポツークラブにあるような体組成測定器では比較的簡単にこれをはっきり測定できます。
まず前のページでもご紹介しましたが、
- 内臓脂肪の腹部の断面積が100㎠を超えるとメタボ
と判断されます。
ただ、スポーツクラブにあるようなインピーダンス式の体組成計は、詳しく㎠で表記されることを禁止されています。
そこで、内臓脂肪を「レベル」と評しているものがほとんどです。
ただし、これは内臓脂肪の腹部断面積10㎠を「1」としているので、レベル10を超えるとどの体組成計でも「メタボ」とされるものが大多数となります。
体組成計でレベル10を超えたら「内臓脂肪型」と判断して間違いありません!
まあ、ここまでは簡単なのですが、ここから先はちょっとマニアックです(^^;
みなさまの使っている体組成計が腹部の皮下脂肪も(レベル単位でもいいので)表記されるものであれば、両者の脂肪の数値のバランスに注目してもらいたいと思います。
この両者を比べることによって、たとえ内臓脂肪がレベル10以下の数値の方でもこれから
- 内臓脂肪から脂肪がついてくるタイプなのか?
- 皮下脂肪からついていくるタイプなのか?
がわかります。
どう見るのかというと、この両者の数字のバランスは平均して
- 「内臓脂肪1に対して、皮下脂肪2」位が平均的なバランスとなります。
これが、内臓脂肪と皮下脂肪のレベルが同じ・・つまり
- 1対1に近いと内臓脂肪型の体質を持っている
と思ってもらっていいと思います。それに対して
- 内臓脂肪が1に対して皮下脂肪が3〜4くらいであれば、皮下脂肪型の体質を持っている
と思っていただいていいと思います。
何千人も測定してきている所感として
- 男性は比較的1対1に近い方が多く
- 女性は1対3位の方が多い
です。
ただし、女性も年齢が40台を超えてくるとやがて1対1に近づく方が多いです。
これは女性ホルモンが少なくなると余剰エネルギーを皮下脂肪に誘引させず、内臓に貯めていくようになるからです。
また、女性の方でも肥満体型の方は比較的1対1に近い方が多いです。
体組成測定器なんてないんですけどという方へ
いやいや、体組成測定器なんてないんですけど・・・というかたは、表からわかる数字から判断していただきます。
内臓脂肪型も皮下脂肪型も数値が多い方の特徴は
- BMI25以上
- 体脂肪率が、男性で25%以上 女性で30%以上
です。
そして両者の違いは、
- 腹囲が男性の場合85cm以下、女性で90cm以下
- 健康診断の血液検査で引っかかるポイントが少ない
という方は、皮下脂肪型だと思っていただいていいと思います。
逆に、ウエストが太く、血液検査でも引っかかりが多い方は内臓脂肪型だと思っていただいていいと思います。