呼吸

歪みの科学「神秘のベール「横隔膜」」について

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「神秘のベール「横隔膜」」

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「神秘のベール「横隔膜」」について(^^) というテーマでお届けしたいと思います。

横隔膜・・・・・聞いたことはある・・・けど・・・

よくわかんない!

という方がほとんどでしょう(^^;

実際ちょっと難しい場所ですが・・・・やっぱりとっても大事です!

まず、どこにあるのか?ですが、これは「内臓」と「肺」の間に、まさに「膜」のように広がっているものです。

高さ的に「みぞおち」くらいの高さに広がっていると思っていただければいいと思います。

IMG_3253.jpg

この横隔膜がですね・・・・めっちゃ左右非対称なんですよ・・・

横隔膜は、全然左右で形状が異なるんです!

なんで異なるのか?ですが、これは心臓と肝臓などの臓器が左右で配置が異なるからなんですよね(^^)

僕はお客様に「人間は左右非対称であたりまえ」とよく言います。

むしろこれを正確に真っ直ぐに近づけようとしても返ってそれは別の意味で歪みがてできます。

なぜなら元々の構造からして左右非対称で、すでに歪みが出るようになっています。

あらかじめそれを理解した上で「それなりに」対処することが大切なんです。

横隔膜は元々の人体の構造の左右の違いが最もダイレクトにその形状に現れている場所と言えます。

まず、大抵の皆さんは心臓は、心臓の3分の2くらいは体の中心から左にずれているはずです。

そして、重さ1.2kgもある肝臓は逆に右側に寄っています。

これだけでも重心バランスは崩れやすくなります。

心臓は横隔膜の上に乗っていますし、肝臓は横隔膜のすぐ下に配置されています。

皆さん体幹って、

  • 体の前の筋肉(腹直筋)、
  • 体の横の筋肉(腹斜筋系)、
  • 体の後ろの筋肉(脊柱起立筋・腰方形筋)

を、体幹トレーニングで鍛えている方も多いと思いますが・・・

実はこれらの筋肉は体幹をぐるっと回るようになっていますが、その他に、

  • 上には「横隔膜」
  • 下には「骨盤底筋群」

というものがあって、これで体幹全体を覆っているんです。

つまり・・横隔膜も体幹の大切な筋肉と言えるんですよね(^^)

そして、先ほどいったように心臓はこの横隔膜の上に乗っているので・・・・・

自然と左の横隔膜はフラットになりやすく、動きは小さく渋くなり、呼吸も含めて右側の横隔膜を主体に呼吸をする癖がつきやすくなります。

右側の横隔膜は肝臓に支えられドーム状になり、大きく伸縮ができるため深い呼吸が行いやすいんです。

そうすると大きく伸縮している・・つまりほぼ「大きく筋トレしている」と思っていただければよく、その効果で横隔膜は右側の方が大きく、面積も広いのです。

また、右側の肺も左よりやや大きく、左の肺は二つのパーツからなる2葉なのに対し、右の肺は3葉で構成されています。

また、横隔膜の筋繊維の末端は脊柱に沿って伸びていて、その一部は大腰筋という筋肉につながっています。

大腰筋は骨盤と背骨を結びつけていて上半身と下半身をリンクさせている大事な筋肉です。

発達した右側の横隔膜の筋繊維の方が太いため、右側の大腰筋の方が使いやすくなります。

スケートリンク・陸上競技のトラックが左回りなのは、外側になる右サイドの方がダイナミックに動かしやすいため、スピードも出やすいからとも言われています。

この大事な横隔膜ですが・・・・

おなじ姿勢で長くいたりしていると、全体的に周辺の組織と癒着して動きが渋いという方が結構いらっしゃるんですよね(^^;

横隔膜の周辺を「動きやすくする簡単なドリル

まずこの大事な横隔膜の周辺を「動きやすくする簡単なドリル」を一つご紹介します。

まず、立ちます。

両手を胸の前で組んでください。

そのまま連続してジャンブします。

縄跳びを飛んでいるような感じでOKです。

そうしたら、足の向きをジャンブごとに左右に振ります!

そして、組んだ両腕&上半身は「足とは反対の向き」でやはりジャンブごとに左右に振ってください。

そう、ジャンブするごとに体をねじる感じです。

この時に意識として「横隔膜の部分」を意識してひねるようにしながらひねっていきましょう。

横隔膜周辺の動的ストレッチですね(^^)

一日に2~30回行うだけでも横隔膜周辺の動きが良くなると思います。

よろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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