おしゃべりすると疲労がとれる!
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「おしゃべりすると疲労がとれる!」について、というテーマでお届けしたいと思います。
いやいや、喋っていたら普通疲れるでしょ!
おしゃべりをすると疲れがとれる?なんて言ったら、「いやいや、喋っていたら普通疲れるでしょ!」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし・・・・しかしです。
実はこれ本当です!
昔、子供の頃によく言われませんでしか?
一つのことに集中しなさい!・・・と・・・
実はこれですね・・・
疲労の観点から言うとあまり良くないのです!
いやいや、集中している方が他の余計なことをしないから効率がいいんじゃないの?とも思われるかもしれないですが(^^;
実は一つのことに集中すると、脳の中の一部分の神経細胞を使い続けることになります。
すると、脳の一部だけが疲れを発症しやすくなってしまうのです。
それよりは、むしろ二つ、三つのことを同時にこなしている方が脳は疲れません。
なんか、いくつものことを同時にこなした方が疲れづらいなんて不思議な感覚ですよね(^^;
もちろん、限度というか適正な範囲はもちろんあります。
脳には複数の作業を同時に処理できるために「ワーキングメモリー」というものがあります。
ワーキングメモリーとは、短期的な記憶をする脳の領域のことです。
簡単にいうと、ラジオを聴きながら読書をしたりするなどの情報を一時的に保ちながら、他の情報処理も可能にするマルチタスクの力のことです。
複数の複雑な作業をこなすというよりは、もっと軽い、音楽を聴きながら作業をしたりするような感じだと思っていただければいいと思います。
このブログを読んでいらっしゃるような方々ならば音楽を聴きつつ、走ったり、筋トレをしたりと言った方が馴染みが深いかもしれません(^^)
そして、このワーキングメモリーの能力を向上させるには多くの方と積極的に話をすると良いのです。
相手の話を聞きながら、次に自分の話すことを考えることこそワーキングメモリーのトレーニングには最適です。
そして、このおしゃべりをしながら、作業をすることも実は疲労の軽減に役立ったりします。
例えば、車の運転を例に出してみましょう。
音楽も何もかけない状態で長時間運転する・・・・・
疲れて眠くなっちゃいますよね(^^;
これにお気に入りの音楽をかけながら運転をしたらどうでしょう?
ノリノリな気分になって疲れを感じずらく、より長い時間運転できるのではないでしょうか?
さらに、話の合う人とおしゃべりしながらの運転ではどうでしょう?
例えば付き合いはじめの彼女とおしゃべりしながらお気に入りの音楽をかけてドライブしている姿を想像してみましょう!
いやー、何時間でも時を忘れて運転できそうじゃないですか?(^^)
これが、脳の一部を集中して使い続けることと、いくつかのタスク(作業)を同時にこなしながら作業をすることの疲労の感じ方の違いです。
また、おしゃべりをしている方が、人間はリラックスしやすいというテータもあります。
なので、静かに一つの事に集中して作業を行うことも確かにいいのですが、実はいくつかの刺激を脳に与えながら作業をした方が疲労を感じずらく、効率的であるのです。
なかなか、一つのことに集中している時間が長く続かない・・・・
なんて方は、ちょっと人とおしゃべりをしたり、音楽をかけたりして作業をしてみてはいかがでしょうか?
トレーニングしている時なんて特にそうかもしれないですよ?
気の合うトーニング仲間と励まし合ったりおしゃべりしながらトレーニングしたら、いつもよりたくさんのトレーニングができて効果が上がるかもしれません(^^)
彼氏・彼女の声を聞いたら疲れなんて吹っ飛んじゃう?
仕事で疲れてストレスが溜まってどうしようもないとき・・・ありますよね(^^;
そんな時でも愛する彼女・彼氏の声を聴いたら疲れなんて吹っ飛んじゃう!
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?
実際そのような体験が、科学的にちゃんと疲労回復のメカニズムとして証明されているとしたらどう思われますか?
ここではその辺のメカニズムを少しお話したいと思います。
これは「オキシトシン」という物質が関係しています。
これは「癒しホルモン」「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と、なんとも微笑ましいネーミングが付いている物質です。
この物質は、幸せを感じている時に分泌されるホルモンで、まさにストレス解消の役割をになっていたりします。
そして、相手が彼氏や彼女である場合は、なんと電話で会話しているだけでもその分泌が出ることが確認されています。
んー・・・・リア中爆発しろ!!!!
という声が一部から聞こえてきそうですが・・・(^^:
ちなみにこれはメールとかではダメみたいです。
一番いいのは直接会って話をしてコミュニケーションをとるのがもっとも有効であるそうです。
では、非リア中の方々はストレスにさいなまれる生活を余儀なくされるのか?というとさにあらず・・・・
仲の良い友人や家族との直接会話でも、このホルモンの分泌は確認されています。
ご安心くださいませ!!!(^^)
また「耳」で聞く事がとても大事です。
音楽療法というものがあるのですが、音は体に良い変化をもたらすと言われています。
胎児のうちからクラッシックを聞かすと良い効果がある有名な療法は、まさにその代表ですよね(^^)
ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンがそれに対抗しようと分泌されて身体を興奮状態に持っていきます。
しかし、クラッシックなどのようなゆっくりとした音楽を聴いていると、そのコルチゾールの分泌が抑えられることが分かっています。
これがクラッシック音楽が胎教にいいとされるゆえんでもあります。
また、クラッシックに限らず、例えばお風呂に入りながら適当に鼻歌を歌っている・・・
こんな感じの「音」でも実はストレス解消に大きく役立ったりするんです。
音は演奏でも歌でも音楽を聴くでも、なんでもいいのです!
しかし、譜面を見て血眼になって楽器を練習するとかでは駄目です。
かえってストレスになってしまいます(^^;
まさに鼻歌を歌う感覚でリラックスした状態で音を耳に入れることが大切です。
でないとストレスを解消できないですので!
LINEでいろいろやり取りするのもいいですが、ぜひ自身のストレス解消、疲労回復のためにも直接「会話」して幸せホルモンを分泌してみてはいかがでしょうか?
よろしければご参考にしてください(^^)
ではでは(^^)