皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「モナリザ仮説」というテーマでお届けしたいと思います。
モナリザ? あの?
それとダイエットがどう関係するんだ?
なんて思われる方がほとんどだと思います(^^;
これはとある頭文字をとって「MONA LISA 仮説」と呼ばれているんです。
では何の頭文字かというと「肥満の大部分は交感神経の活動低下による」という日本語を英文にすると頭文字が「MONA LISA 」になるそうです。
(本文知らないので、そこは突っ込まないでください(TT) )
これは1991年にアメリカのジョージプレイが提唱した仮説ですが・・
この仮説がですね・・・
スポーツクラブでダイエット指導なんかしていると「ああ、あるある」と思わず思うことと、とてもよく符合するんです。
モナリザ仮説
例えば「全然食べていないのに太る」・・・という経験なり、周りにそういうお友達いたりしませんか?
僕もダイエットパーソナルをするときに、1週間の食事を全部写真に撮ってきてもらうことがあるのですが「これ、本当に全部?」と思うことがあります。
肥満の原因は間違いなく「摂取カロリー」と「消費カロリー」の収支が「プラスになっている」状態が多いことが原因です。
特に食事のインパクトは非常に大きく、ここに有効な手を入れるだけで大幅に痩せる方がたくさんいらっしゃいます。
しかし・・・稀に「本当に食べていない」という方も存在します。
こういう方の肥満の原因を証明するときに、この「モナリザ仮説」は、確かに、そうだろうなと納得させられるものでかあります。
食べていないことと、交感神経とどう関係するのか?
まず交感神経って何?から説明すると、人間の体には交感神経と副交感神経とがあり日中の活動的な状態の時は「交感神経が優位」という状態になります。
それに対して夜の就寝の際のように身体が静かに休んでいるような状態の時は「副交感神経が優位」というように表されます。
食事をあまりしていないダイエットを続けると、身体が危険を察知し副交感神経を優位にしてしまうのです。
すると非活動的なモードに入ってしまうためあまりエネルギーを消費しなくなります。
食事だけでダイエットする場合、エネルギーを消費するような身体のモードにしてしまうと、身体的には飢餓の危険に晒されるので自然とこのような働きが自然に起こるようになっています。
簡単にいうと「お腹が減って力が出ない」「身体が動かない」という状況です(^^;
しかし肥満の方でも普段から運動をともっなっていると、運動という激しい動きは交感神経を優位にしますので、より自然と活動的な身体のモードに入りエネルギーの消費も上がります。
するとどんどん脂肪が減っていく・・・という寸法になるのです。
日頃少食を自負していて、それでも身体に脂肪が多く付いていると自覚している方は、普段から身体が「おやすみモード」になっていないかチェックしてみると良いと思います。
多分かなり多いと思われます。
ちなみにこの場合の運動は「筋トレ」であろうが「有酸素運動」であろうがその種類は問いません。
運動の刺激で出るアドレナリンは、交感神経を刺激して活性をあげる働きがあります。
すると、さらに色々と細々身体を動かすようになります。
家事などにしても、ずっとだらっとしている状態から「よっこらしょ」と身体を起こし動き始めるのはなかなか億劫です(^^;
これはダラダラしているときに副交感神経が優位になってしまっているからです。
それに対して何かの作業や家事なりをしていて、それが一段落したときに「ついでにあれもやっておくか」とすぐに別の作業に取り組むことはよくありますよね(^^)
そういう時って「よっこらしょ」と一生懸命身体を動かす感じてはなく「さっ」とその作業に入れる・・・
そんな経験をしたことのある方多いと思います。
これは交感神経が優位な状態であるがゆえに、身体が活動的であるので別の作業にもすぐ入れるのです。
全体の消費カロリーももちろんその方が上がります。
肥満の方でも筋トレや有酸素運動、もしくは家事でこまめに動いて交感神経を優位な状態を長く保つと、ダイエットに成功しやすくなります。
「私あんまり食べてないのに太っている」と感じる方は、食事によるダイエットはあまり効果的でない可能性があります。(元々そんなに食べていない)
そういう方は普段からマメに交感神経を優位にするようにトレーニングで身体に刺激を入れてあげると、摂取カロリーが元々少ないがゆえに「ガタッ」と脂肪が落ちる可能性があります。
見に覚えのある方・・・よろしければ是非ご参考にしてください(^^)
ただ、運動したぶん食事も増えちゃった・・なんてことのないようにだけ気をつけてくださいね(^^)
色々書きましたが、よろしければご参考に!
ではでは!