筋力トレーニング

「いいパフォーマンス」には、いろいろな見方がある・・について

テニス(Tennis)

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今は皆様とのやりとりをご紹介させていただいている日となっております。

今日ご紹介させていただくのは、このようなやりとりです。

質問
こんにちは!

自分は中学校で柔道をやっているものです。

高校に向けて90キログラム級から81キログラム級に落とすのに今筋トレをしながら徐々に無駄な脂肪を落とし今82キログラムぐらいまで来ました。

でもまだ脂肪が残っていてそれを落としたいんですけどそうすると体重も落ちてしまうと思うのですがどうやって脂肪は落としたほうがよろしいですかね?

いいパフォーマンスをするのに無駄な脂肪は落とすという考えは間違っているでしょうか

野上鉄夫
それが適切なスポーツとそうでないスポーツがあると思います。

柔道であれば、脂肪でもいいので「重み」があった方がいいケースが多いです。

今82kgで前日計量だったら、後は水抜きでOKです。

当日計量なら、もう少しだけ減量して、ギリギリの体重で臨みましょう(^^)

質問
ありがとうございます!

というものでした。

体重制の格闘技をしている方も多いと思います。

このご質問にあるように「いいパフォーマンス」にはいろいろな見方があります。

いいパフォーマンス?

体脂肪を極限まで落として、あとは筋肉の鎧で固める・・・

確かに理想ではあります(^^)

しかし、なかなかそうもいかないケースが多いのも事実です。

どうしても体重を落とそうと食事制限をしたり有酸素運動を多くしたりすると、たとえ筋トレをしてプロテインもたくさん飲んでいたとしても、筋肉は落ちる傾向にあります。

これは、筋肉をつけることにかけてはどんなスポーツ選手よりも長けているボディビルダーの選手でもさけられないことです

このバランスポイントをどうするのか?

多少筋肉が落ちても、研ぎ澄まされた肉体を得るために脂肪は極限まで落としたほうが良いのか?

なんて考えたことありませんか?

これはですね・・・「行なっているスポーツによる」というところがポイントだと思います。

体操競技のように相手との接触がなく、さらに動きの「キレ」がポイントになる競技では脂肪はできるだけ少ないほうが良いことが多いです。

しかし、このご質問者のように「柔道」をはじめとする格闘技をされている方や相手と接触するようなスポーツだとちょっと微妙になってきます。

相撲に代表されるように、たとえそれが脂肪であっても絶対的な「体重」がものをいうスポーツは数多くあります。

相手との接触に対して働く力は「力×速度×体重」で換算していくものです。

同じパワーで、同じ速度で相手とぶつかった場合「重たい」ほうが、当然相手に対して強い衝撃力を与えることができます。

さらに柔道のような組み技系であれば、体重が重たいほうが投げられづらいですよね?

なので、体重制の競技であれば個人的にはその体重「ギリギリ」で望むほうが、多少(本当に多少)キレが悪くても体重は重いほうがいいと思っています。

このご質問者の場合のようにリミットまでもうほんと少し(1kg)であればそれ以上無理に体重を落とさず調整の範囲(この場合水抜き)でなんとかすべきです。

ただ試合までまだ時間があるのなら「筋肉は増やし」「脂肪は減らす」努力はそのまま続けるべきでしょう。

またこれらの話はスポーツによっても、ポジションによってそして「相手」によっても変わるでしょう。

サッカーで言えばフォワードでもパワーで相手を制するタイプなのか? キレで勝負するタイプなのか? そして相対するディフェンダーのタイプによっても変わってくる部分はあると思います。

(最後の部分は選手と相手の相性で監督が決めると思いますが)

ハリルホビッチ監督は「体脂肪率」に非常に強い関心を持っていましたが、僕はあまりそれ「だけ」に注目するのは感心しないです(^^;

多少キレが上がっても「デュエル」(相手とボールを取り合うような球際の攻防、ハリル監督が大事にしている部分)で相手にふっ飛ばされて球が取れなかったら元も子もありません。

もちろん筋肉で重量があるほうがいいのですが、そうでない場合「脂肪が味方」するケースもあると思います。

まあ、もちろんあくまで色々「程度」の問題はありますが(^^;

いろいろなスポーツをしている方いらっしゃると思いますが、脂肪が味方になる場合とそうでない場合があります。

色々ご自身に当てはめてよろしければご参考に!

ではでは!

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