疲労を誘発させる因子
疲労を誘発させる因子は「FF」と言われるタンパク質が原因です。
そして、これを退治してくれるのが「FR」と言われる疲労回復用のタンパク質です。
この二つは、シーソーのような関係にあります。
昼間は身体が活動しているため、FFの量が多く出てしまい、FRが追いつかないという状態になっています。
しかし、就寝時は逆に身体が休まっているので、疲労の元となる「FF」の量は少なくなります。
ここで「FR」がその働きを発揮し始めて、疲労を回復させていく・・・という手順になってくのです。
したがって、疲労回復には睡眠が何より大事であることはいうまでもありません。
特に、睡眠はその「質」が大切だったりします。
まず、前のページでも触れましたが、質の良い睡眠を取るために大切な事項をちょっとまとめてみます。
- 毎日6時間は睡眠をとる
- 仮眠は 20〜30分ほどに抑える
- 就寝時間・起床時間は毎日できるだけ同じとする
- 入浴は就寝の1〜2時間前とする
- 就寝直前には内臓を休めるため食事は取らない
- 寝る前に喫煙をしない
- 身体にあった寝具類を選ぶ
- 照明は間接照明に
- 大きな音を立てない
などが上げられます。
ここでちょっと「ん?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません!
他の部分はわかるけど、最後の大きな音を立てないってなに?
寝ているときに音なんて立てるわけないじゃん!
なんて思われる方も多いでしょう。
目覚まし時計と疲労の関係
これですね・・・目覚まし時計のことを言っています(^^;
いやいやいや・・・目覚まし時計ないと起きれないんですけど!
と言われる方もたくさんいらっしゃるでしょう(^^;
確かにそれはわかります!
しかし、「疲労回復」の視点から見ると、できるだけ目覚ましの音で起床しない方が良いのです。
就寝中に大きな音で目が覚めるということは、動物で言えば他の動物に襲われて起きるようなものなのです。
もう寝起き一発、大きなストレスを身体に与えてしまうことになるんですね(^^;
なのでできるだけ自然に就寝し、できるだけ自然に起きるのが疲労の面から見てもとても大切なのです。
そのためにも上記に挙げた「質の良い睡眠」をとる項目は大事になってきたりします。
そして、できれば目覚ましの音は大きな音を設定するのではなく、小鳥のさえずりのような環境音をかけて、時間をかけてゆっくりと起床するのが理想です。
目覚ましをかけないで毎日決まった時間に起きるという方も結構いらっしゃると思います。
そういう方は寝起きからはつらつとされている方が多いイメージだと思うのですが・・・
みなさんどう思われますか?(^^)
これは、起床がスムーズなため、うまく疲労が抜けているためだと思われます。
なかなか寝坊助な方には耳の痛い話かもしれませんが、ぜひ生活習慣を見直して、睡眠の質をあげ、自然な起床が出来るように心がけましょう。
昨日の疲れが抜けていない・・・
と毎日のように悩んでいる方はよろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!