皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「疲労』と「腰痛」と「お風呂」と『ストレッチ」です。
お風呂に入って疲れを取る・・・・定番中の定番といえます(^^)
しかし、忙しい方はシャワーだけで済ましてしまう方も多いと思います。
疲労を回復させるという意味では「浴槽入浴」はやはり外せません。
筋肉を緩ませるには「副交感神経」を優位にすることが大切です。
そしてお風呂の入り方によっては副交感神経を効率的に優位にすることができます。
さらに、筋肉が暖められる事で物理的に血流がよくなり、筋肉が緩みやすくなります。
この筋肉が緩んだ状態から、筋肉をゆるゆると動かしていただく事がさらに色々な効果を生み出します。
今日はそれらの手順を色々とご紹介したいと思います。
「浴槽入浴」の効果
「浴槽入浴」には3つの疲労回復作用があります。
「温熱作用」
まずは基本の「温熱作用」です。
お風呂はもちろんお湯に入るものなので温度が高い所に身体を晒します。
お湯に浸かると体が温まり血管が拡張し血流が良くなります。
血行が改善すれば疲労物質の除去がすみやかに行われますし、筋肉もコリ、ハリなどが解消されやすくなります!
「水圧作用」
浴槽に浸かると全身に水圧がかかります。
そして水圧は水深が深くなればなるほど圧力が高まります。
浴槽に浸かると血が滞留しやすい下半身に圧力が多く加わることになり、下半身の血液が心臓へと還流しやすくなる効果が見込めます。
これは、軽いウォーキングなどをしたほうが疲労が取れるのと同じメカニズムです。
軽いウォーキングをした場合は下半身の筋肉の収縮により血液を還流させます。
浴槽入浴はそれを水圧の力を借りて行うのです。
「浮力作用」
水に浸かると、体重は浮力により地上の1割程度になります。
そうすると体重を普段支えるために緊張している筋肉群が弛緩しやすくなります。
これは筋肉緊張が解けてリラックスした状態になると思っていただければいいと思います。
温熱作用はシャワーでもOKですが、「水圧」や「浮力」は浴槽に入浴しないとなかなか得られない効果でもあります。
とあるデータで、浴槽入浴、シャワー浴、入浴なしの3つのグループにわけて、その後の筋電図の平均周波数の変化をモニターした実験をしたところ、
- 筋肉の疲労は浴槽入浴で一番回復しやすかった
という実験結果が東京ガスと千葉大学の共同研究でわかっています。
忙しいとついついシャワーで済ませてしまう方も多くなる方も多いとは思いますが、疲れを感じている方はぜひ浴槽入浴してみてください!
次のページは「疲労回復のための入浴の仕方」を色々とご紹介します。