「水平方向へのジャンプの応用」について
次に手にものを持ち、水平方向にジャンプした場合でもその勢いを利用して普段より遠くにジャンプできるのか?です。
これは実際に手に重りを持って跳躍した場合に、跳躍距離が5~6%伸びたという研究報告があります!
伸びるんですねー(笑)
水平方向へのジャンプのトレーニングトリルとしては、両足で遠くにジャンプするドリルがありますが、実はこの時も手に重りを持った方が跳躍距離は伸びるというデータがあります。
負荷を用いないジャンプの被験者の跳躍距離が2.68m。
これを6~8kgの重りをもった場合2.82mに増大したそうです。
その最適負荷に関しても研究が進められ、軽い重り(2~4kg)、重い重り(6~8kg)、極めて重い重り(10~12kg)をもって実験したところ「自分の体重の5~8%」で実施した場合が、もっとも最適な負荷だったそうです。
これくらいの重りをもつとジャンプ距離が9~15cm伸びることが示唆されています。
ちなみに、これは「合計の重さ」なので、この半分の重さを片手ずつに持つことが注意ポイントになります。
また手に持った重さが10~12kgに達するとジヤンプパフォーマンスが低下し、いわゆるアシステッド(補助)状態から、レジステッド(抵抗)の状態に切り替わると思っていただいてよいと思います。
また当然着地のときに、今までよりも高い負荷が膝などにかかりますので、靴のクッション性、床のクッション性には十分に配慮する必要があります。
また、多くのスポーツは実は「片足で踏み切る」ジャンプシーンも数多くありますよね。
走って片足ジャンプするときに、両手に適切な重りを持ってジャンプ(この場合、垂直、水平という2次元的なものより、斜め上さらに体をねじりながらという3次元的な要素が強い)してみます。
するといつもより高い対空時間を感じ、さらに「競技的特異性」にあわせた身体の使い方を実際にしながらジャンプを体感できるという、ちょっと普通のトレーニングでは感じることのできない感覚を習得できるメリットもあります。
実際のトレーニングとしては、
- 両足で幅跳びをする「スタンディングロングジャンプ」、
- 少し高いところ(ボックスや階段を利用して)に向かって斜め上に飛ぶ「ジャンプフロムボックス」
などを手に軽い重りを持って行い、感性を慣らしてから実際の競技シーンにあわせたジャンプを行いましょう。
くれぐれも「勢い」が付きますので、怪我や事故には気をつけながら実施してみてください!
ジャンプ力を上げたい!!という方はよろしければご参考にしてください
ではでは!
