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超人ボルトが月で全力疾走したら地上より速く走れるのか?について

短距離の全速力ダッシュ

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「超人ボルトが月で全力疾走したら地上より速く走れるのか?」というテーマでお届けしようと思います。

人類は月面では地上より速く走れるのか?

人類は月面では地上より速く走れるのか?ですが・・・・

これは全く勝負にならないのです(^^;

いやー、月面では重力が地球の6分の1だから、月面の方が6倍速く走れるんでしょ?

なんて思いますでしょうか?

これですね・・・・全く逆なんです(^^;

ほんと・・・笑っちゃうくらい(^^)

地上の方が「はるかに速く100mのゴールを切る」んです。

なぜか?ですが・・・・

まず、短距離には二つの局面があります。

「加速局面」と「最高速度」の局面です。

ここで、ちょっと単純な計算をしてみましょう。

短距離の加速局面は通常30〜40mになります。

そして100mを10秒フラットで走ると平均時速は時速36Kmになります。

加速している時間を考慮して、計算しやすいように最高速度は時速40Kmとさせていただきます。

そして、もう一つ大事なのはストライドになります。

短距離のストライドは最初は歩幅が狭く、加速とともに徐々にその距離は広がっていきます。

ここでも計算をしやすいように「加速してる間」のストライドの平均を1mとさせていただきます。

加速局面も計算しやすいように40mとします。

そうするとどうなるのか?

40mを一歩1m・・つまり40歩で時速40kmまで加速させる・・・・・

そう「1歩につき時速1kmずつ加速していく」のです。

(正確にはもちろん違いますよ(^^; )

計算としてはかなりざっくりですが、概ねこんな感じで捉えていただけると、皆さんにはまずわかりやすいと思います。

では月面ではどうなるのか?

月面の重力は地球の6分の1

よーいどんで一歩目で地面を蹴って2歩目が付くのは6m先になります。

その間の平均時速は・・・・1歩目なので・・・時速1kmになります(笑)

そう、6mもの距離を時速1kmというゆっくりとしたスピードで移動しなければならなくなるのです。

6m先でやっと地面に足が着き2歩めで加速しようとしてもそこでやっと時速2kmまでしか加速できません・・・・

12m先でやっと時速3kmに加速です・・・16mでやっと歩くスピード時速4kmまで加速です・・・その頃にはおそらく相手はもうゴールしているでしよう(笑)

走るという動作には「地面から両足が離れている時」が必ずあります。

月面で筋肉にしっかりとした地面反力を使って、筋肉を反射的に収縮させよう!・・・

としたい場合、地球と同じ反発力を地面から受けたかったら、地球の6倍高く上がる必要があります!

そしてその間、いくらジタバタしても足が地面につくことはありません。

バルセロナのメッシ選手がなぜ相手をあんなに簡単に抜けるのか?

それは「細かいステップ」に秘密があります。

ステッブの度にスピードを細かく加減&減速速を繰り返すことにより相手を抜くのです。

このように「加速」と「ステップ」は切っても切れない関係にあるのです。

そのステップが地球の6倍になるのなら、加速は逆に6分の1になると思っていただいていいと思います。

又、重力が6分の1だから6倍速く一歩がダッシュできる!

・・・・なんてこともありません。

筋肉の収縮は重力が6分の1になったら6倍速く収縮する

・・・・なんてことはないのです!

人間の筋肉の収縮スピードは脳からの電気信号に伴ってある一定のスピードに収まります。

例えば無重力状態なら無限に筋肉が速く動く・・・なんてあるわけありません。

そんなことになったら、宇宙ステーションの中での日常生活はきっと不便で仕方なくなるでしょう。

ちょっと移動しようとしただけで地球の何倍ものスピードで勝手に筋肉が動いてしまったら・・・

そのために常日頃から地球の何分の一のスピードでゆっくり動こうと意識しなければならないとしたら・・・・

やってらんないですよね(^^;

うっかり椅子から立ち上がるともできないです(^^; (天井に猛スピードで激突する)

短距離の時の足は「伸張反射」という筋肉の反射によって動作が起きます。

この筋肉の反射による筋肉の収縮スピード自体がある一定範囲で行われるものなのです。

無重力に近い自由落下状態の飛行機の中でシャドーボクシングして、地上の何倍ものスピードで目にも止まらないパンチがくりだせる・・・・なんてイメージわかないですよね(^^)

そんなことになったら腕がひきちぎれちゃうかもです(笑)

理屈はそれと同じです。

筋肉の動くスピードはある程度同じ・・・でも加速は地上の6分の1ずつしか上がらない・・・

はい!

「全く勝負にならない」のです。

今回の計算はかなりざっくりしたもので、正確にはストライドは1mではないでしょうし、最高速度も40kmとは限らないです。

加速も1歩時速1kmずつ上がるとも限らないですが、多少それらをもっとリアルに補正したところで、結果に大差はありません。

月は地球より重力が軽いから、地上より速く走れるはず!・・・・

なかなか子供が夢を見そうなタイトルですが、現実はむしろ滑稽なくらい月では速く走れませんので「ああ、まあ確かにそんなもんだよね」と、みなさんは大人のご理解をいただくことをお勧めいたします(^^)

今日はちょっとした雑談でした(^^)

ではでは!

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