皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です!・
今回は「女性は瘦せづらい?」というテーマでお届けしようと思います。
ジムでのダイエット指導では良くある質問です。
とくに女性の方から「なかなか痩せないんです!」・・・とはよく言われる話です(^^;
実際に見たお客様の実際のダイエット指導の事例
実際に見たお客様の実際のダイエット指導の事例をご紹介したいと思います。
ひとりは男性の40代のお客様でした。
体組成測定の結果、内臓脂肪がメタボ基準の2倍以上あるお客様でした。
そしてその次に見たお客様は若い女性のお客様で、内臓脂肪はメタボ基準の半分程度なのですが、皮下脂肪は内臓脂肪から割り出した適正基準(メーカー推奨値)の2倍の皮下脂肪がありました。
実はこの二人、脂肪のつき方としては男女典型的な例なのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。
人間は摂取カロリーが消費カロリーより余剰になると脂肪に変換して貯える動物です。
そしてこの脂肪への変換の仕方が、男性と女性によってかなり異なる場合が多いのです。
女性の場合、女性ホルモンであるエストロゲンいうホルモンの作用により脂肪が皮下脂肪へ誘導されやすくなります。
またこの脂肪が貯えられる場所にも特徴があり、お腹と脚・・
いわゆる下半身につきやすい「洋梨型」といわれる体脂肪のつき方をします。
一方男性はエストロゲンの分泌が弱いので、脂肪が皮下脂肪に誘導されにくく、内蔵に溜まってしまう「内臓脂肪型」・・
とくにお腹に集中してつきやすい事から「リンゴ型」といわれる脂肪のつき方をする方が多いです。
その為それぞれ対策の傾向がことなります。
内臓脂肪型の脂肪のつき方をする方は、食事のコントロール(脂質制限、アルコール制限)をしていただく事が効果が大きいと言えます。
(もちろん運動も大事です! ここは誤解しないで下さい。)
皮下脂肪型の方は食事のコントロールも大事なのですが、やはり溜め込んだエネルギータンクである脂肪を消費する為には、エネルギーをしっかり使ってあげる事が重要です。
そのため食事と運動の両面で対策を講じることが大事になってきます。
先程のお客様の説明の内容は、男性の場合は、食事の内容や飲酒の習慣をこまかくリサーチしてお話しする時間が長くなります。
女性の場合は、食事もそうですが、有酸素運動の大切さやお客様の好みを聞いてスタジオエクササイズでなにかお気に入りが見つかるようなお話をする時間が長くなります。
ダイエットはそのひとその人の脂肪のつき方、生活習慣、運動歴、体重の推移などを細かく聞いて、その人にあったアドバイスが出来るかどうかが成功の大きな分かれ道になります。
なんで女性の方が痩せづらいのか?
これには理由はいろいろあります。
特に周りの男性の方が「1ヶ月運動したら5kgやせたよ」とかいう話を聞いた方が「それに比べて私はガンバっているのに全然やせない」と感じる方が多いのです。
この理由の一つには実は脂肪のつき方に大きく関係しています。
前述したように男性の脂肪はどうしても「内臓脂肪」からついていく傾向にあります。
内蔵脂肪とはその名の通り内蔵のまわりにつく脂肪です。
この脂肪の特色としては、すぐにつくけど、食事制限や運動をすると比較的早くなくなるという性質を持っています。
しかし女性につく脂肪は「皮下脂肪」からついて行く傾向にあります。
この皮下脂肪は、細胞にほとんど血管が通ってなく、一度つくとなかなか落ちないという性質があるんです。
脂肪は最終的に血管に乗って無くなっていきます。
皮下脂肪にはほとんどこの血管が通っていないので、無くなるのにとても時間がかかるんです。
男性と女性ではつく脂肪に差がある傾向にあるので、脂肪の落ち方にも差がつく傾向があります。
もちろん女性でも内臓脂肪がついている方もいますし、男性でも内臓脂肪より皮下脂肪の方がついている方もいます。
そういう方はやはり男性的、女性的脂肪の落ち方をする傾向にあると言えます。
もし、自分がどちらのタイプか気になる方は体組成測定器で内臓脂肪のレベルを測って見ると良いと思います。
脂肪とホルモン
このお腹の脂肪には落ちやすい「内臓脂肪」と落ちにくい「皮下脂肪」については、先ほども述べた「ホルモン」が関係しています。
前述したように女性ホルモンは脂肪を皮下脂肪に誘導する役目を果たします。
男性は女性ホルモンが少ないので脂肪を皮下脂肪に誘導できず、内臓回りにつく傾向があるのです。
じゃあ、女性ホルモンが少なくなればやせれるのか?といった簡単なお話ではありません。
皆さんご存知の通り、女性は閉経すると極端に女性ホルモンの分泌が少なくなります。
閉経を迎え、女性ホルモンの分泌が少なくなった後、皆様全員皮下脂肪が少なくなっているでしょうか?
なってないですよね?
僕はもう1000人以上の方の脂肪を体組成計で測ってカウンセリングしていますが、シニア層の女性と若い世代の女性のお腹の脂肪のつき方にははっきりとした違いがあります。
シニア層の女性の内臓脂肪は、ほぼ男性並みの数字を示す方が爆発的に多くなります。
若い世代の方は明らかに内臓脂肪が少なく、皮下脂肪に脂肪が偏ってつく方が多いです。
つまりシニア層の女性の方は脂肪が皮下脂肪に誘導されず、内臓にたまっていってしまうんです。
ちなみに皮下脂肪が多くてもそれ程疾患的には怖い事はあまりありません。
しかし内臓脂肪が多くなると、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を起こす確率が飛躍的に高くなります。
心筋梗塞や脳梗塞は比較的男性の場合、中高年くらいの年齢でもおきやすいのですが、女性もシニアの年齢になると多くなってくる理由がこれです。
内臓脂肪は落ちやすく、それは男性の脂肪のつき方で、皮下脂肪は落ちにくく、それは女性につきやすい脂肪ということですが、食事のコントロールと適切な運動を続けていけば、ある程度時間が経てば両方ともしっかり落ちますので安心して下さい(^^)
色々と書きましたがよろしければご参考にして下さい(^^)
ではでは!
