姿勢・身体の歪み

肩をまわすと「ひっかかり」がある方へ

2014年11月22日

肩をスムーズに回せるようにする方法

皆さんこんばんは!

今日は、もしかしたら皆さん一度は経験があるかもしれない「肩の引っかかり」について、少しお話をしようと思います。

まず、ここで基本のおさらいを!

みなさん「肩」ってどういうイメージをもたれていますか?

 

人形の肩は、腕が、「胴体のくぼみ」にスコッとはまっているのを見た事がある方多いと思いますが、あれが人間の構造そのままではないですよ?

人間の「腕の骨」は、「肩甲骨」にはまっています!

あれ?肩甲骨って背中にあるんじゃないの?

と思われる方多いと思いますが、背中からまさに肩にかけてぐーっと伸びていて、肩のあたりの「肩甲骨のくぼみ」に腕の骨ははまっています。

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ただし、股関節程このくぼみは深くはなく、よく例えられるのが「ゴルフのティーに乗ったゴルフボール」くらいの、くぼみと骨のはまり具合だと思っていただいた方がいいと思います。

そう、つまり「浅く」はまっているので非情に可働域が大きい関節なんです!

 

その大きな可働域で動かしていているとよく「肩がひっかかる」という事を言われる方がいます。

これはどういう症状かというと、いま説明した関節・・・つまり肩甲骨と腕の間にさらに「関節唇」という、クッションの役割をするものが、肩関節の周りをぐるっと取り囲むようについていて、肩をいろいろな衝撃から守っているんですね。

で、この「関節唇」が、例えばテニスのサーブ、野球の投球の動作の時によく起こる、可働域を大きく超えて捻転された場合、時として「変形」「断裂」などの損傷を引き起こしてしまうのです。

もしくは、転倒や過剰の腕の振り上げ、振り下げの繰り返しでもこれは生じます。

損傷がおきるとどうなるか?

この「クッション」が一部壊れてしまいます

そしてクッションが壊れてしまう訳ですから、当然骨と骨がぶつかります!

これが「ひっかかり」の原因になります

逆に言えば、肩に引っかかりを感じる方は「関節唇」になんらかの異常が発生していて、可働域のどこかで骨同士がぶつかる所が生じていると疑った方がいいかも知れません。

テニスのサーブのスピードや、投球の際の球速が極端に遅くなったり、ボールのコントロールが難しくなった場合も、ちょっと疑った方がいいと思われます。

予防法としては、特有の腕の動きをくり返している方の場合は、できるだけ腕や肩に負担がかからないフォームにしていくのが、まず第一です。

下半身や体幹のパワーを充分に使い切り、肩への負担を軽くしましょう!

つぎに、「肩甲骨の動き」を良くする事が大事です。

肩甲骨周りの筋肉というのは、特に長時間机に向かっていたり(学生さんはそうですよね)していると、肩甲骨同士が広がった状態で筋肉が固定しやすくなります。

そのような筋肉の固まった状態では、肩の可働域は簡単に限界を超えることが考えられます。

身体の前で手を組み、そのまま前方に背中を丸めながら伸ばしていき、肩甲骨同士の距離を伸ばしたら、今度は手を身体の後ろに組み、肩甲骨同士を寄せます。(胸を張る感じ) これを数秒を、数回繰り返します。

次に両方の手の指先をそれぞれ肩の付け根に(肩鋒といって肩の出っ張り部分付近)に触れて、そのまま肩(出来れば肩甲骨ごと)、肘をまわすようにしながら肩も大きくまわしましょう。(10回位)

さいごに手を伸ばして頭の上で組み、そのまま両腕と肩甲骨ごと上に伸ばしては降ろして・・・これを数秒を、数回繰り返します。

これらのストレッチを普段から出来るだけマメに行なっていただき肩甲骨自体の動きをよくしておきます。

最初に書いたように肩は「肩甲骨」に付着していますので土台となる肩甲骨の稼働性が高まっていれば、肩関節の関節唇自体への負荷も劇的に軽減されます。

では次に、すでに引っかかりが出来てしまっている方は・・・・

・・・・休みましょう!

これを、「いやあ、なんか肩がひっかかるなあ」、なんていいながら引っかかりをとろうと、腕をぐるぐる回すと、骨同士の接触が激しくなって良くなるどころか損傷がひどくなり、治癒が遅くなるばかりです。

よく、怪我を治す運動はありますか?というご質問を頂きますが、何かが損傷している場合に、動いてその損傷が治癒されるということはほとんどありません。

リハビリというのは、あくまで損傷は治っているけれど、筋肉が長い期間動かしていなくて弱っている場合にそれを元に戻す意味合いで行なわれるものです。(弱いまま元のように動かすと再発しやすい)

傷そのものの治癒を目標にしている事はほとんどのケースないと思っていただいてよいです。

また、その状態で出来ることは「痛くない範囲」で「適度に動かす」ということです。

痛くない範囲というのはいわば損傷が起きていないことが考えられますので、その範囲で「適度に動かして」いれば、全くの完全休養をしているよりは、関節の「柔軟性の低下」や「筋力の低下」を最低限に抑えられる可能性が高いです。

まずは、それぞれ無理をせずに、あせらずゆっくりと対処するようにしましょう!

ではでは!

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