スピード・アジリティ

マラソンに必要なエネルギーとスピードの密接な関係について

2019年7月16日

マラソンランナー

みなさんこんばんは

毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力向上」というテーマでお届けいたしております。

今日は「マラソンに必要なエネルギーとスピードの密接な関係」についてと言うテーマでお届けしたいと思います。

前回、運動強度とスピードの密接な関係というテーマでお話ししました。

その際に、よく短時間で高強度な運動は「糖質」を、長時間で低強度の運動に関しては「脂質」を中心にエネルギーを使うと言われていますが、完全にそれは切り替わるわけではなく、あくまで「割合」が変わるだけというお話をしました。

そして運動強度的には65%ほどが、その割合の切り替えポイントであるということもお話をしました。

それを踏まえた上でこち背のグラフをご覧ください。

このグラフはリオオリンビックのマラソンにおいて5km刻みでの1位と3位の選手の公式タイムを折れ線グラフにしたものです。

これを見ると、スタートしてから、35kmの時点まで、両者のタイムの差はなんと「わずか1秒」だったそうです。

そして、テレビ画面だけを見ていると気がつかない方も多いですが、25kmの時点から実はペースは上がっているのです。

さらに、30kmからさらにペースは上がります。

そしてペースは上がっているものの、35kmの時点でのタイム差はわずか1秒!

んー、白熱したレース展開なのがわかります。

しかし、35kmの時点から勝敗が分かれます。

3位の選手はペースがキープできず、序盤のペースに戻ってしまいます。

1位の選手も、それ以上ペースを上げることはできず、30kmからのペースを維持するのが精一杯になります。

テレビ画面では、1位の選手が35kmから3位の選手を引き離し始めているので、さらにペースをあげたのか?とも見えますが、実は1位の選手がペースをあげたわけではなく、3位の選手のエネルギーが枯渇してついていけなくなったというのが本当のところと言えます。

また、1位の選手のペースアップも、25kmから30kmのペースが、30kmからあげたペースアップのスピードくらいまで一気にあげてしまっていたら、エネルギー的に持ったかどうかはわかりません。

前回も言いましたが、人間の身体を動かすのはATPというものです。

糖質も脂質も最終的にこのATPを作るための材料でしかありません。

3位の選手は、このATPを作り出す能力が、25kmからペースをあげた場合、その生産能力が最後まで持つ能力を有していなく、生産能力と消費のバランス的に追いつかなかったのです。

マラソンのような長時間に渡り、エネルギー生産能力のギリギリを競い合うようなスポーツでは、自分のエネルギー生産能力を普段から理解していなければなりません。

また、このように生産能力を完全に把握した上での綿密なレース展開をトップの選手にされると、エネルギー生産能力を理解していない選手が逆転勝ちするのは非常に困難になってくるのがわかると思います。

次回は、この大切なエネルギー生産能力について、より細かくご説明していきたいと思います。

色々書きましたが、よろしければおたのしみにしてください(^^)

ではでは!!!

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