スピード・アジリティ

「アシステッドスプリント」をどれくらいやるべきか?について

2019年4月18日

スプリント(短距離競争)

みなさんこんばんは!

毎週水曜日はみなさまとのやりとりをご紹介している日となっております。

今日ご紹介するのはこのようなやりとりでした。

質問
野上様、突然ダイレクトメールすいません( ; ; )

ボクシングジムでトレーナーをしております!

いつも勉強させていただいてます!

坂道の下りダッシュは週に何回ほど、距離と本数していけばいいでしょうか

お時間あるとき又教えて下さい!

長々とすいませんでした

野上鉄夫
んー、その方の全体のトレーニング量とレベル、試合に向けてどれくらい期間があり、今どのような目的を持ってトレーニングをしているのか?によって色々変わるのでちょっとなんとも言えないという所が本音です。

また、ボクシングの「何のために」下り坂ダッシュを取り入れるのか?iによっても距離、本数頻度は変わると思います

質問
ご返答有難うございます!!そうですよね、個々によって変わりますよね、勉強しながら少しずつ取り入れていかせてもらいます!!

と言うものでした。

 

一つのトレーニング種目をどれくらいの強度と量、頻度で行えばいいのか?

これについては、トレーニングの原則の一つである「個別性の原則」と言うものが当てはまります。

つこれはQ&Aで答えたように、「トレーニングの量や強度は個人個人で違う」と言う原則です。

当たり前の原則なのですが、これが結構できていないケースが多いです。

例えばチームでプレーするような種目では、みんなで同じようにアップして、ボールを使った練習をして、みんなで最後にゲーム形式のトレーニングをする・・

せいぜいポジション別でトレーニングを分けるくらいで、完全に個人の弱点や課題に合わせて最初から最後まで個別で練習をする・・・・なんてことはほとんどないと思います。

今回ご質問のあったボクシングと言う競技でもみんなと同じようにロープスキッピングして、ミット練習して、サンドバック叩いて、最後スパーリングをして、練習最後にちょっと筋トレ・・・

個人個人が別々に練習しているようで、実は中身はほとんど同じ・・・と言うケースも多いのではないでしょうか?

人は一人一人違います!

なのでその人にあったトレーニングも一人一人違わないと本来いけないのですが、これがなかなか難しいのです。

今回テーマに上がった下り坂のダッシュはアシステッドスプリントと言われる種目です。

この種目の目的は「足の「回転」のさらに「トップスピード」をあげることです。

これがボクシングという競技にどれくらい役に立つのかはちょっと僕にはわかりません。

なぜならボクシングでは足をトップスピードで回転させるシーンというのはないからです。

足を鍛える事はもちろん必要なのです。

しかしボクシングという競技であれば、スクワットジャンプをはじめとする各種ジャンプ系のトレーニング(プライオメトリッくトレーニング)や、クリーンをはじめとする爆発的エクササイズの方が競技的特性に合うように思います。

というのもボクシングは足を爆発的に伸展させ、その伸展の力を腕に伝えてパンチ力につなげるシーンがほとんどだからです。

むしろそういう意味では「坂道を登るダッシュ」(レジステッドスプリント)の方が足の伸展力が向上されボクシングにつながりやすいと言えます。

※タイヤ引きダッシュもレジステッドスプリントです

ただし、全く無駄なトレーニングであるのかというと、そうでもありません。

例えばフィジカルの能力に劣っていて、特に身体の動きが遅いという選手に、スピード系のダッシュをさせ、「素早い動き」を身体に身につけさせるという目的であれば、それは理にかなっていると思います。

なので 色々と今その選手の「課題」や「目的」が大切になってくるということになります。

また、試合前のテーパリングの時期というのは、身体に疲労を抜きつつ、スピード・パワーを維持させなければならないので、そういう時期の「身体のスピード感覚の維持」という目的で行うのであれば、これもいいと思います。

ただし、この時期は疲労を考慮して2〜3本程度に抑えることが大切です。

逆にテーパリングの時期に疲労を誘発させる「坂道を登るダッシュを数多く行うトレーニング」はお勧めできないトレーニングとなります。

なので試合までの時期というのも大切な要素になるのです。

一応の目安ですが、試合が関係なく、他の練習もちゃんとしている前提で、アシステッドスプリントを行なっていくには週に2〜3回ほど、数本行えば十分だと思います。

また、せっかく坂があるのなら、同時にレジステッドスプリントの練習も取り入れた方が良いと思います。

これも週に2〜3回ほど、数本行えば十分だと思います。

同じ日に行なっていっても全然OKだと思いますが、その時は両者を行う順番だけ気をつけた方が良いです。

順番は「アシステッドスプリント」を行なってから、「レジステッドスプリント」を行うようにしましょう。

スピード系の練習は「先」に行うのが鉄則です。

レジステッドスプリントで疲労してからでは「スピードが十分に出せない」からです。

ぜひ競技的特性と、個人の課題・目的、そして試合までの時期を考慮して「その人にあったトレーニング」を身につけるようにしましょう!

色々書きましたが、よしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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