ダイエットの天敵!マスキング効果について
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日のテーマは「ダイエットの天敵! マスキング効果」 についてというテーマでお届けしたいと思います。
マスキング・・・ってなに?
マスキング・・・ってなに?
と思われると思いますが、これは「マスクをかぶる」ことをイメージしていただけるといいと思います。
マスクをすると顔が隠れますよね?
つまり「何かを隠す」ことを意味します。
では、これがダイエットとどんな関係があるのか?というと、
- ダイエットにいいことをしている
- 健康にいいことをしている
ということを、免罪符にして、他のことを隠してしまう心理状態を言います。
例えば、ダイエットのために運動をしたとしましょう。
いやあ、これで体重も減るだろう!とか、今日のノルマ達成!
みたいな気分に誰もがなると思います。
そして、それを免罪符にして、あとはリビングでゴロゴロしていても何も気にならなずダラダラと過ごす・・・
みたいな感じです。
また、これは食べ物にも言えます。
よくあるパターンとしては、
野菜を多く食べた!
いやあ、私ヘルシーな食事したなあ!と油断して、揚げ物もしっかり食べている・・・
見たいな感じです。
これだともちろん元も子もないんですよね(^^;
しかもこれら「マスキング」のたちの悪いところは「本人が気づかない」点にあります。
だって「隠れちゃって」いるんですから・・・(^^;
マクドナルドの罠
この心理状態をうまく使った商品があります。
ダイエット時において、悪の権化的なイメージのある、皆さんも知らない人はいない、かの「マクドナルド」です。
マックのバーガーって・・・レタスが必ず乗っていますよね?
あれがポイントなんです!
つまり、「これは不健康な食事ではなく、健康にも配慮した商品なんですよ!」というマスキング効果を、あのチラッと見えるレタスに込めているんです。
あのささやかなレタス一枚で、他のサイドオーダーである、ポテトやナゲットなどの揚げ物を一緒に食べる事への抵抗感を下げています。
ちょっと想像してみてください。
マックのバーガーからレタスを抜いた絵面を・・・・
全て「茶色」になりませんか?
パティ・・ミート・・ポテト・・ナゲット・・・
さらにコーラなどを組み合わせれば、誰でもわかるくらい「うわあ、健康に悪そう」というイメージにしか見えない色彩と食事になります。
それをあの緑のたった一枚のレタスがなんとかイメージを悪くしないように保っているのです。
(いつもしなびていますが(^^; )
行動におけるマスキング
このように「マスキング」が働くと知らず知らずのうちに、摂取カロリーは高く、消費カロリーは低くなりがちになります。
摂取カロリーはわかるけど消費カロリーは運動しているんだからいいんじゃない?と思われる方もいるかもですが、実は運動で消費できるカロリーというのはあまり多くはありません。
先ほども述べましたが、運動面でのマスキング効果とは、ジムでトレーニングをして、いやあ今日は運動したなあ・・・
といって家に帰ったらゴロゴロしてしまうことを言います。
運動している時間の消費カロリーも確かに大切なのですが、実は運動後には代謝が高まっている時間がかなりあるのです。
この代謝が高まっている時間を「運動したから」という理由でダラダラ過ごしてしまうと、一日全体の消費カロリーというのは高まっていきません。
短い時間しっかり運動をするより、長い日常生活をこまめに動いていく方が実は消費カロリーは高くなりやすいのです。
自分の食べているもの、もしくは行動にマスキング効果が働いていないかどうか、ぜひちょっと胸に手を当てて思い当たる節を炙り出して見ましょう!!
そしてできるだけ「免罪符」を自分に作らないようにしましょう。
結局その「免罪符」は長い目で見ると、それが原因で痩せられないという逆の効果を生んでしまうかもしれませんので(^^)
ダイエット頑張っていると言う方はよろしければご参考にして下さい(^^)
ではでは!