スピード・アジリティ

冬季の練習について

2017年12月21日

みなさんこんばんは!

今日ご紹介するのはこのようなやり取りです。

Q

初めまして。こんばんは。高校で硬式野球をしています。

野上さんのブログを見て感銘を受け、DMをしました

冬季の練習について質問があるのですが、よろしいですか?

A

ご質問はお気軽に(^_^

Q

こんばんは。ありがとうございます。本題に入ります。

去年は冬季の野球部の練習の中に長距離走がありました。

今年はそれを廃止にしたいと思います、短距離を速くするようなトレーニングは何かありますか?

A

野球なら、坂道の登りのダッシュとか、ちょっとアナログですが、タイヤ引いてダッシュとかがオススメです(^^)

Q

ありがとうございました

お時間とらせました。失礼致します

というものでした。

ちなみに実は先日、NSCAのセミナーに行った時の内容も、成長期における野球のトレーニングについてという題名のセミナーだったのですが、最近野球関係のご質問が多いような感じがしています(^^)

おそらくそれは、野球もそうですが、多くのスポーツが「冬季」ということでシーズンオフとなり、トレーニングに十分に時間を、さらに中長期的な視野で取り組める時期に入ったからなのではと思います。

今日は「冬季練習について」というテーマで書いていこうかなと思います。

冬季・・・・寒いですよね(^^;

この時期にどんなトレーニングをするのか?

スポーツをしている方なら皆さん関心があることだと思います。

そして多くのスポーツ選手がこの時期には頭を悩ませていると思います。

この時期は一般的に「身体作り」に当てられることが多いと思います。

ただ、昔からこの身体作りの時に「ただ長い距離を走る」、いわゆる「走り込み」に当てるやり方が多いことも事実でした。

これは特に設備が十分でない地方の学校の部活などでは、費用もかからないこの「長い距離を走って足腰を作る」という魔法のセリフは威力を発揮したと思います。

しかし・・しかしです・・・

諸事情があるのはわかるのですが、やはりそこはもう少し「工夫」をして、頭を使ったトレーニングをするべきだと僕は思っています。

まず、大事なのは「そのスポーツにあった」トレーニングを計画的に実施していくことが大切です。

このご質問者の方のように、野球というスポーツから見た場合、「長い距離を走る」のをやめて、「短距離を速くするようなトレーニングは何かありますか?」とも考えることはとても大事なことだと思います。

なぜなら、野球というスポーツは全て「瞬発的」な動作を繰り返すスポーツで、長い時間走るようなプレーはないからです。

「身体作り」の観点から見て必要では? と思われるかもですが、長い距離を走ることによって鍛えられる筋肉は持久力に優れた「赤筋」です。

それに対して、野球で使われるのは瞬発力やパワーを司るのは「白筋」で、そもそも「鍛えられる筋肉」が違います。

そういう意味では身体を作る観点からも、ちょっと長距離を走るのは的外れなトレーニングと言え、このご質問者の方が行おうとしていることはあっています。

また、比較的長距離の能力といのは短期間で構築することができます。

今まで運動をしたことがない人が、走り始めて、半年とかでフルマラソンにチャレンジして完走したなんていう話はよくあることです。

それに対し、パワーやダッシュの能力を今以上に向上させるのにはある程度時間がかかるものです。

なので、このように「向上させるのに時間がかかるもの」ほど、冬季トレーニングのうちにしっかりと取り組んでおくべきトレーニングとも言えます。

あとは競技の特異性という、その競技独特の筋肉の動かし方にあったトレーニングをするべきです。

野球であれば、今回ご紹介した坂道の「上り」をダッシュするトレーニングは、オススメです。

これはダッシュの「加速能力」を向上させるトレーニングで、野球に必要なベースランニングや守備の能力向上のためには不可欠なトレーニングと言えます。

今回のご質問にはなかったですが、「トップスピード」をあげたい場合は、逆に、「坂道を下る」ダッシュのトレーニングが有効となります。

また、この時期に「技術トレーニング」を全くやらなくなるようなトレーニングをする方もいますが、僕はそれは反対です。

トレーニングは「やらなければ「衰退していく」」のが基本です。

せっかくシーズンを通して技術をキープできたのなら、最低限、それを「キープ」する程度の練習量は必要だと思います。

なぜなら、技術の向上もそれなりに時間がかかることが多いからです。

やってもやってもなかなか上手くならないなんて、よくあるケースですよね(^^;

つまり、この時期に行うべきトレーニングは

・競技特性に合わせたトレーニング

・向上させるのに時間がかかりそうな能力のトレーニング

を時間をかけて行うとともに、

・今まで身につけたものが「衰退」していかないように、「全く行わないトレーニングはない」ということも頭に入れておきながら、全体のトレーニング計画を進めていくべきでしょう。

よろしければ、それぞれご参考にしてください(^^)

ではでは!

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