2017年07月21日

「栄養から見た疲労」

みなさんこんばんは(^^)


毎週木曜日の夜は「疲労」をテーマにお届けいたしております。


今日は「栄養から見た疲労」というテーマでお届けしたいと思います。


よく、昔から言われることがあります。


「疲れたら、甘いものを食べろ」と・・・(^^)


これは、人間の脳が「糖」を栄養としているので、その栄養を、補充させるために昔から言われていることです。


しかし、これ、実は「脳」だけではありません。


「筋肉」も基本的には「糖」を主にエネルギーとして動いております。


筋肉では、糖は「グリコーゲン」というものに変わって貯蔵され、エネルギーとして使われています。


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この「疲労とグリコーゲン」に関する研究はとても古くから行われていて、1960年代から多くの研究者によって研究されてきました。


筋肉の中のグリコーゲンが筋トレなどで使用され、枯渇すると、パワー出力の維持が困難となります。


そこで、「グリコーゲンローディング」という、糖を運動や大事な試合前に多くとって、筋肉の中のグリコーゲンを多く貯蔵して試合にのぞむという食事法も生まれました。


また、筋肉内のグリコーゲンの回復を早める食事法も、運動直後から24時間後までの処方として提案されるようになりました。


また、先ほど「脳のエネルギーは糖」と言いましたが、動物実験によると、「長時間の運動」が、脳グリコーゲンの枯渇を生み、脳のグリコーゲンの枯渇が、脳が感じる疲労の原因である可能性もあるということが示唆され始めています。


この脳が感じる疲労を「中枢性疲労」と言います。


この中枢性疲労を招く原因として、今二つの原因が考えられているようです、


一つは、BCAAと、トリプトファン、セロトニンという物質が関係しています。


BCAAは、よくサプリの飲料として最近見かけますが、簡単に言えばアミノ酸のことです。


そしてトリプトファンも、アミノ酸の一種です。


アミノ酸とは、たんぱく質が分解されていって細かくなったものだと思ってください。


セロトニンとは、精神を安定させる働きがあり、人間にとってかなり大事ものです。


運動により血中のBCAAが少なくなると、遊離トリプトファンの比率が高くなります。


血の中にトリプトファンが多くなると思っていただければOKです。


するとこのトリブトファンは脳でセロトニンを多く作ります。


セロトニンが多く作られると・・・精神を安定させてしまうので・・・「これ以上運動したくない」という、脳がお休みモードになってしまうんです(^^;


これも一種の「脳の疲労」で、運動の継続が困難になるものなのです。


もう一つの中枢性疲労の原因は、ドーパミンなどのの不足が原因とされるものです。


もう、「なんですか? それは?」という感じだと思いますが・・・・(^^;


ドーパミンとは、運動調節、ホルモン調節、快感情、意欲に関わる脳内の物質で、これが放出されると「快楽の状態」と感じやすくなります。


脳内のドーパミンがたくさんの状態になると、運動継続がしやすくなるんです。
(運動が快楽と感じている  長距離選手は往々にこの状態になる)


しかし、運動を継続していくと、やっぱりこれが低下して「脳が疲労を感じる」という寸法ですね(^^;


この二つの説に対しての対処法は、それぞれ異なります。


BCAAやトリプトファンの低下が原因であれば、運動中にBCAAの摂取と、糖質を補給すると、遊離脂肪酸が少なくなり、トリプトファンは脳に取り込まれなくなります。
(遊離トリブトファンは、遊離脂肪酸とくっついて脳でセロトニンを発生させる)


ドーパミン系が原因の中枢性疲労には、アミノ酸の「チロシン」を摂取することが対策として有効と考えられています。


現在はドーパミン系の原因の方が説として有力視されていますが、まだ未確定の部分も多いと思われます。


なので、どちらにしろ、運動の疲労対策としては「糖質の補給」と「BCAAやチロシン」のようアミノ酸りの補充が大切になってきます。


結果的に・・・「疲れている時には甘いものを食べよう」というところに帰り着きますね(^^;


先人たちの知恵はすごいです!!!


よろしければ色々ご参考にしてください(^^)


ではでは!


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おじさんトレーナーの悪戦苦闘の日々
あぶねー・・・
posted by てっちゃん at 00:13| 疲労