2018年04月17日

「アップでスクワットすると、スピードが上がる?」(各研究事例をご紹介)

みなさんこんばんは!


毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力」をテーマにお届けいたしております(^^)


今日は「アップでスクワットすると、スピードが上がる?」(各研究事例をご紹介)というテーマでお届けしたいと思います。


前回のこのテーマのブログで、「ウォーミングアップでスクワットをやると、その後のスプリントのタイムは向上する」というお話をせていただきました!!(^^)



IMG_3267.jpg



「活動後増強法」という手法により、筋肉を一旦高出力させると、その後一定の休息時間を設けると、めっちゃ速く動けるという特性のことを言います。


もっともわかりやすいのは、野球のバッターが、ネクストバッターサークルで、あらかじめ重いマスコットバッドを振っておいて、次に普通のバットを振ると「軽く感じ」スイングが速くなるのはまさにこれを狙っています。


いやいや、でもスクワットでしょ? アップでやるにはハードすぎない?


と思われるかもですが、これ色々な研究でちゃんとタイムアップの成果が出てるんです。


前回詳しい研究例サンブルをご紹介しなかったのですが、今日はそこにフォーカスしてお話したいと思います。


事例その1 McBide らの研究

対象 NCAA ディビジョンIIIの男子フットボール選手15名

実施トレーニング 90%1RMのバックスクワット 

回数 3回 

セット数 1セット

休息時間 4分

結果 40mスプリントのタイムに向上が見られる
しかし、10mと30mでは差が見られなかった



事例その2 Chatzopoulosらの研究

対象 アマチャア団体競技15名男子選手

実施トレーニング 90%1RMのバックスクワット 

回数 1回 

セット数 10セット

休息時間 3分と5分

結果 3分の休憩では10mと30mのタイムに変化なし
   5分の休息の場合、10mと30mでスプリントタイム向上



事例その3 Yetter&Moirらの研究

対象 10名のストレングストレーニング経験者

実施トレーニング 30%1RMのバックスクワット
50%1RMのバックスクワット
70%1RMのバックスクワット 

回数  5回(30%1RM) 4回( 50%1RM) 3回(70%1RM)

セット数 全て1セット

休息時間 4分

結果 10m〜20m 30m〜40mの平均スピードが向上



事例その4 Comynsらの研究

対象 11名の男子プロラグビーユニオンの選手

実施トレーニング 3RMのバックスクワット


回数  1回

セット数 1セット 4セッション

休息時間 4分

結果 1回目のセッションでは30mのスプリントタイムが悪化
   2回目から4回目は変化なし



事例その5 LINDERらの研究

対象 12名の女子大学生

実施トレーニング 4RMのバックスクワット

回数  4回

セット数 1セット

休息時間 9分

結果 100mスプリントタイムが向上
 

という感じです。


実際にはこの倍くらいの研究の報告例があるのですが、さすがにくどいのでやめます(^^;


10個の研究事例で、5個の研究事例で、スプリントのタイムやスピードが向上したと報告をしています。


しかし、こういう研究は結果が研究によりまちまちという事の方がむしろ普通です。


残りの5つの事例のうち、「変化なし」と報告した事例が、4つ、「悪化した」という事例が、上記の、事例その4のComynsらの研究です。


これは、選手のレベルによるところも多い聞いですし、個人差も激しいようです。


全体的な傾向としては、「休息時間は比較的長い」方がいい結果が出やすい傾向にあるようです。

また、選手のレベルも高い筋力レベルを持っていると、やはりいい影響が出やすいようです。


今回はちょっと研究事例の報告というちょっと難しいテーマでしたが、ご興味があればよろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:30| ジャンプ、スピード、アジリティ