2019年09月10日

青少年の身体の成長とスピード向上の関係について まとめ編

みなさんこんばんは


毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力向上」というテーマでお届けいたしております。


今日は「青少年の身体の成長とスピード向上の関係について まとめ編」というテーマでお届けしたいと思います。


ここ何回か、青少年における、スピード向上をテーマにお届けいたしております。


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青少年のスピード向上には、最大成長期(PHV)の時期の前と、後では、施すべきトレーニングに違いがあるということについてご紹介してきましたが・・


今日は色々とチッョトまとめてみたいと思います。


まず、成長期に合わせたトレーニングがどれくらい重要なのか?です。


これはある研究があって、3年間にわたって、ユースのサッカーアカデミーを対象として体系的なトレーニングを行ったところ、アカデミー群のほうがスピードの向上がはっきりみられたそうです。


その差はアカデミーは9%の向上だったのに対し、それ以外は4%の向上がみられたそうです。


トレーニングを行っていないグループも、身体の成長とともにそれなりにスピードは上がります。


問題はこの後で、この両グループをさらに3年間追跡して合計6年間通すとどうなったのか?ですが、アカデミー群とそれ以外のグループでは、スピードの向上は同等になってしまったそうです。
(約19%)


つまり、トレーニングによる影響が、身体の成長に伴うスピード向上により打ち消されてしまったのです。



それくらい青少年のスピード向上には。身体の成長というのは大きく影響を及ぼします。


したがって身体の成長に合わせたトレーニングを行うということも非常に重要になります。


ここで大きく身体の最も大きく成長する時期(PHV)の、前、中、後ろでトレーニングをどのように変化させていけばいいのか?をご紹介したいと思います。



PHV前・PHV中

・プライオメトリックトレーニング(主に垂直方向)

・自重を中心とした基礎的に筋トレ


PHV後

・バーベルなどを用いたレジスタンストレーニング

・レジステッドトーイング

・プライオメトリックトレーニング(垂直方向・水平方向)



となります。


プライオメトリックトレーニングとは、各種ジャンプトレーニングのことをさします。


成長期前と成長期中は、主に垂直方向のパフォーマンス向上がスブリントに好影響を与えるとされています。



そのため、この時期は、垂直方向へのプライオメトリックトレーニングと、基礎的な筋トレを行わせて基礎筋力を養うことが大切です。


この時期は筋肉を大きくするための物質の分泌が少ないので、バーベルなどを使って筋肥大系のトレーニングを行うことはお勧めではありません。


しかし、成長期が落ち着いて数ヶ月経つと、筋肉を大きくするための物質の分泌が盛んになるのでPHV後は、積極的にバーベルを使ったレジスタンストレーニングを導入すべきです。


また、筋肉の大きさだけでなく「パワー」も養う必要があることから、重りを引きずって走る「レジステッドトーイング」と、さらに水平方向へのプライオメトリックトレーニングも導入して、作った筋肉をしっかり素早く動かせるようにチューニングします。


特に、最大成長期(PHV)を迎えた後の青少年グループに「レジステッドトーイング」を行わせたところ


・スプリント速度

・ストライド長

・ストライド頻度

・脚及び垂直方向へのスティッフネス

・水平方向と垂直方向への力発揮能力とパワーの向上


などが見られたそうです。


んー・・・すごい!!!!(^^)


ぜひ、成長期の前後に合わせて、その時期にあったトレーニングをチョイスし実施してもらいたいものです。


成長期という限られた時間を効率的にトレーニングを行わせたいという方も多いと思います


色々と書きましたが、よろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:03| ジャンプ、スピード、アジリティ