2019年09月03日

青少年の身体の成長とスピード向上の関係について 左右の筋力差編

みなさんこんばんは


毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力向上」というテーマでお届けいたしております。


今日は「青少年の身体の成長とスピード向上の関係について 左右の筋力差編」というテーマでお届けしたいと思います。


ここ何回か、青少年における、スピード向上をテーマにお届けいたしております。


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青少年のスピード向上には、最大成長期(PHV)の時期の前と、後では、施すべきトレーニングに違いがあるということについてご紹介してきましたが・・


今日は、さらにちょっと深いテーマである「左右差」についてご紹介したいと思います、


まず、成長期において、身体の筋力に左右差が生まれるのは自然なことです。


利き腕、利き足、身体のひねりにまで「利き」が生じるのは当たり前と言えば当たり前の現象です。


実は、大人になって、フリーウェィトトレーニングなどをやっていると、どんどんこの左右差というのは少なくなっていきます。


ばじめてバーベルを使ったベンチプレス やスクワットを行うと、大抵の方が、バーベルが傾いたり、きつくなってくると利き腕でない方の腕が上がらなくなったりします。


しかし、トレーニング経験が豊富になっていけばいくほど、バーベルは傾かなくなっていき、最終的には「1回もあがらい」というところまで追い込まれても、左右の筋力差によってバーベルが傾くということはなくなっていきます。


体組成計測定器で筋肉量を測っても、両腕、両足の筋肉には、大抵初心者には筋肉の量に左右差が生まれますが、トレーニングがどんどん進んでいくと、左右差は少なくなっていく傾向にあります。


つまり、逆に言うと成長期という、トレーニングの面から見ても明らかに「未熟」な身体を持っている子供が、筋肉の量に左右差が生まれるのは自然なことなのです。


では、どれくらいの左右差が見られるのか?です。


これは344名という結構な数の青少年少女を対象とした研究があります。


その研究によると、全ての年齢層に渡って、2.3%から12.6%の左右差が見られたと報告されています。


ただ、このこと自体に対しては特に問題視はしなくて大丈夫です!!(きっぱり!!)


そう・・・「自然」なことなのですから・・・


そのため、「この時点で」、左右差がスピードの向上に悪影響を及ぼすとうことは考えられていません。


また、この差が仮に縮まっていったとしても、スピードの向上に影響を与えるかどうかに関してはまだ研究段階では未知数と言わざるを得ません。


むしろ問題なのは次の視点です。


一般的には左右の筋力差は「自然レベルの範囲」であれば、スピードの向上に対してそれほど影響を与えないものの・・・・・


「自然なレベルの範囲を超えたら」、それは流石にスピード向上には悪影響を及ぼすと考えられています。


全力で走っていて、左右のストライドやビッチのスピードの左右差は、少なからず存在します。


ここで大切なのはその左右差が、年齢の向上や身体の成長とともに、「差が広がってないか?」という視点でフォームをチェックしていくことなのです。


また、この差を広げないためには、最大成長期後に、ある程度ウェィトトレーニングを実施していくことはとても有意義です。


前述したように、ウェイトトレーニングは、やり込んでいけばいくほど、左右の筋力の差は少なくなっていく傾向にあります。


この筋力、筋肉量の左右の均衡化は、当然、ダッシュ時のストライドやビッチの左右差を是正していくと考えられます。


成長期の子供に関してはそれほどナーバスに左右差があることを気にしなくて良いとは思いますが、「差がどんどなん広がってきている」「成長期後にさらに左右差をなくしていきたい」という方は、ぜひ基本的なウェィトトレーニングの導入を検討して見てはいかがでしょうか?


色々書きましたがよろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:06| ジャンプ、スピード、アジリティ