2019年08月13日

青少年の身体の成長とスピード向上の関係について

みなさんこんばんは


毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力向上」というテーマでお届けいたしております。


今日は「青少年の身体の成長とスピード向上の関係について」というテーマでお届けしたいと思います。


前回は身体の成長と、短距離のスピード向上にどんな因果関係があるのか?・・・というテーマでお届けしました。


思春期に成長のピークを迎える時期をPHVと呼びます。(Perk Height Velocity)


このPHVとスピードの向上のピークは、概ねリンクするというお話をしました。


今日はさらに、その内容について、色々とご紹介していきたいと思います。


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まず、スプリントスピードは何によって左右されるのか?です。


ここでよく言われることは

・ストライドの幅

・ストライドのピッチの頻度

のどちらか、もしくは両方がスプリントスピードを構成する要素と言われます。


要するに、ストライドが大きくなればなるほどスピードは速くなり、ストライドのピッチの頻度が早く回転するようになればなるほど、これまたスプリントのスピードは速くなります。


この両方がPHVに合わせて伸びるから、スプリントのスピードも速くなっていくと普通は考えると思います。


ストライドの幅は、身体の成長とともに大きくなるのが自然ですし、ストライドのビッチに関しては、成長とともに増大する筋力によって速くなっていくと考えるのが自然です。


しかし、ここで一点頭に入れておかなければならないことがあるんです。


大人エリートクラスのスプリンターになると、このストライドの幅とストライドのピッチの頻度に関しては、どちらか片方に強く依存する傾向があります。



この両方とも同じように依存するというより、いわゆる「ストライド型」なのか「ピッチ型」なのかにタイプが別れていくと思っていただいて良いと思います。


では、話を戻して、成長期においてのスプリングスピードの向上は、果たしてストライドの幅とストライドのピッチの頻度は、どのように伸びていくのか?です。


これをPHVの前後で見ていくと面白い傾向が伺えます。


まずストライドの幅は、青少年期を通じて、どんどん伸びていく傾向にあります。


まあ、これは確かにわかることだと思います。


問題は、ストライドのピッチです。


これは諸説あり、まず、どこかの段階でストライドのピッチのスピードが遅くなる時期があり、そのため一時期スピードの向上は滞るという説があります。


また、別の説では、スドライドのピッチに関しては、ある時期を境に全く伸びす、スピードの向上は主にストライドの幅の伸びによって構成されるという説です。


これは、遊脚といって足が空中に浮いている時間が成長を通して変化が見られないという研究が数多くあることから推測されています。


ここでのポイントは、「筋力」です。


つまり成長期において、ある程度筋力が伴っていると、成長によるストライド幅の増大に伴う不可に耐えられ、ピッチの向上は見られないものの、少なくともピッチのスピードをキープできる子がいると考えられます。


逆に筋力がない子は、増大するストライド幅に対して、それを回転させる能力が追いつかず、ビッチのスピードが一時的に落ちてしまうということになります。


そういう子は身体は成長しているものの、スプリントのタイムの伸びが鈍くなってしまうのです。


成長期の子供に筋力トレーニングをさせたがらない大人も多いですが、こういう面から考えると、ある程度の筋力トレーニングが実はいかに大切かがわかるポイントでもあります。


次回も、ちょっとこの「青少年のスピード向上」をテーマにお届けしたいと思います。


よろしければおたのしみにしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:14| ジャンプ、スピード、アジリティ