油や脂肪を知ろう

嫌われ者の脂肪にもちゃんと大事な役割がある!

くびれたウエストとダイエット

みなさんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「嫌われ者の脂肪にもちゃんと大事な役割がある」というテーマでお届けしたいと思います。

・・・・脂肪・・・・

落としたいですよね(^^;

・・・・・体脂肪・・・・

一部の体重を増やしたいという方を除けば、脂肪を好きな方なんてあまりいないですよね(^^;

そんなゴキブリ並みに、世の嫌われ者の体脂肪・・・

ゴキブリにも生態系の中ではとても大事な役割があるように、体脂肪にも大切な役割がたくさんあります。

今日はダイエットとは真逆のテーマになるかもしれませんが、知っておいてもいいんじゃない?的なお話をいろいろとしたいと思います(^^)

体脂肪には、どんな役割があるのか?

代表的な答えではやはり「エネルギー源の貯蔵庫」という役割があります。

人間の歴史の中で食料に困らないようになったのは、本当につい最近のことです。

それまでは生存のためにいかに食料を得るのか? はとても大切なテーマでした。

そのようななか、いつ入ってくるかわからないエネルギーをいかに体内に保存しておくのか?は、人間が生きていく上でとても大事な事だったんです。

そこで人間は最も省スペースに最も高エネルギーな形で保存できる「脂肪」という形態にエネルギーを蓄えて飢餓に耐えてきました。

また、体脂肪はもう一つ「身体を守る」ためにとても大切な役割を果たします。

まずは「衝撃緩衝材」としての役割です。

アニメなんかで脂肪のたくさんついているキャラが、鉄砲の弾を脂肪で受け止めるなんてシーン見たことのある方も多いと思いますが、まさにあれです!

あとは断熱材としても身体を守ってくれます。

脂肪の厚みはまるで洋服のように体温を逃がさない働きをします。

寒い地方の国では、ふくよかな人が多く、赤道近辺の熱い国では細い人が多いのも、ある程度このことが原因として及んでいると考えられます。

また脂肪が多くふくよかな体型になると「体積に対しての表面積が少なく」なります。

すると表面積での熱の放出が少なくなるので、より一層熱がこもりやすくなるのです。

肥満の方が汗っかきなのは、しょうがないんですよね(^^;

ここまでは、まあ一般的に知られる体脂肪の役割です(^^)

しかし脂肪には実はこれに止まらない色々な働きがあるんです。

まず、人間の体には約37兆個の細胞があります。

その「細胞と細胞の間の壁」は脂肪によって作られています!

細胞というのは常に入れ替わっているものです。

つまり脂肪がなくなるとこの細胞間の壁の「材料不足」という深刻な事態に陥りかねません。

また、特に「脳」へのダメージが深刻になります。

脳の中心部の大脳皮質の約55%は実は脂肪で構成されています。

また、脳から走る神経系の細胞ネットワークでもあるシナプスというものにも、脂肪が大切な役割を果たしています!

いやいや・・まあそんな難しい働きはまあいいので・・・(^^;

取り急ぎ私の身の回りに影響を与えそうなものは何?という方のためには・・

お肌と毛髪を艶やかに保つのも脂肪の役割だったりします(^^)

油を塗ると、どんなものでも表面って艶やかになるじゃないですか!

あれと同じです。

脂肪が全くなくなると、脂っ気がなくなって色々な部分がパサついてしまうのです。

パサついているパンにバターやマーガリンを塗ると表面がしっとりと艶やかになりますよね。

実は「潤い」を与えるのは水分だけでなく「油」も大事なのです。

また脂肪が少なくなりすぎると、ホルモンの分泌に異常をきたし、生理が止まったり免疫力がなくなって病気にかかりやすくなったりと・・・

脂肪って落とせば落とすだけいいってもんじゃないんです!

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