2019年02月13日

「腹筋運動(クランチ)は、本当に腰痛に悪いのか?」その2

皆さんこんばんは!!


毎週火曜日は腰痛・肩こりをテーマにお届けいたしております。


今日は「腹筋運動(クランチ)は、本当に腰痛に悪いのか?」というテーマでお届けしたいと思います。


腹筋運動・・・・誰でも1回はやったことのあるエクササイズ゜ではないでしょうか?


近年、この腹筋運動・・いわゆる「シットアップ」が、腰に悪い!!!という論調がフィットネス業界を賑わしています。


日本バスケットボール協会では、この論調を受けて、シットアップを推奨しないという異例の声明まで出しているくらいです。


そして、シットアップではなく、クランチという、シットアップよりは腰にいいとされるエクササイズにおいても、「屈曲動作は腰に悪い」とされている風潮があります。


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しかし、研究の現場というのは、何も一つの理論に全員が賛成ということはありません。


大抵の場合、対立する意見があり、それぞれが証拠を出して、「こっちの方が正しい」とか、「こういう結果が出てるからこう考えられる」と言った戦いを日々繰り返すものなのです。


もちろんこの「クランチが腰に悪い説」も、これを支持する意見と、支持しない意見があります。


前回に引き続き今日はNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)の機関紙で繰り広げられた、この二つの対立意見の主張している内容を今日はご紹介したいと思います。


前回はクランチが腰に悪いとされる意見に対しての反対意見をご紹介しましたが、今日は、それでもやっぱり腰に悪いでしょ!!という意見の方をご紹介したいと思います。


この意見の主な主張は「筋肉アンバランスの誘発」という点に尽きるかもしれません。


どういうことかというと、屈曲動作の反復を繰り返すと、体幹の屈曲に関わる筋肉群と、伸展に関わる筋肉群とのバランスが悪化し、そのため腰痛を発生させやすくするというものです。


また、実際クランチの実施をためらわさせる症状というのは確実に存在します。


・圧迫骨折のリスクがある骨粗鬆症

・椎間板ヘルニア


の方にとっては、シットアップはもちろん、クランチでさえ、実施をすることはあまり勧められません。


椎間板は、外からの負荷に対して柔軟に働きますが、腰椎を屈曲させる動作や姿勢は、椎間板の後方への移動を起こしやすくさせます。


椎間板ヘルニアというのは、椎間板の後方への突出が原因となり、そこに走る神経を圧迫しておこる症状となります。


そのため、椎間板ヘルニアの方には、このような屈曲を伴うエクササイズを勧めることはできません。


また、骨粗鬆症の人にも、クランチは2000ニュートンという負荷が脊椎にかかります。


それを繰り返し実施すると、ダメージが積み重なるため、骨に対してのリスクが高まることからも、屈曲動作を伴うエクササイズを吸い使用することはできません。


これらは、クランチにおける椎間板の内圧の上昇によってもよっても容易に想像ができます。


クランチを実施している際の椎間板の内圧は40%〜108%増加する可能性があります。


そのような高い内圧を発生させるエクササイズを、ヘルニアや骨粗鬆症を有している方に対しては勧めることはできません。


また、腰痛の原因は、「筋肉のアンバラン」に起因することも多いです。


体幹部の屈曲筋と伸展筋群のバランスにおいて、腰痛の人は、そうでない人に比べて、筋肉のバランスの悪い人が圧倒的に多いのです。


また、このような疾患のある人だけでなく、アスリートや普段から筋トレをしてたいる人の中にも屈曲筋と伸展筋のバランスが悪い人を見かけることがあります。


それは、普段からシックスバックに憧れて、屈曲方向へのトレーニングを過度に行い、伸展方向へのエクササイズの量と、バランスの取れていない人達の事です。


そのような人は、たとえシットアップより可動域の狭いクランチをやり込んでいったとしても、腰痛を起こす可能性は高くなると言えます。


というのが、主に、反対意見の主張です。


個人的な所感を言わせてもらうと、前回の意見と比べると、「ちょっと弱い」かなと思います。


疾患を抱えている方にエクササイズを処方するのは、気をつけることは当たり前ですし、健常な方にそれをそのまま持ってくるのはちょっとどうかと思います。


また、アスリートや筋トレをしている方には、デッドリフトやバックエクステンションなどのような伸展筋群を鍛えるトレーニングをバランスよく行えばいいだけの話です。


そうすれば、クランチどころか、今は逆風を浴び続けているシットアップでさえもやりようによってはOKであると言えると感じるのは僕だけでしょうか?


ここで言いたいのは前回と同じで、「やってはいけないエクササイズというのは存在しない」です。


「ただ、そのやり方や進め方、運用に仕方が適切でないだけの話である」という意見には、激しく同意いたします。


ぜひ皆さんには、前回ご紹介した記事と含めまして、色々とご参考にしていただければと思います(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:04| 腰痛