2018年09月16日

パンプアップの科学

みなさんこんばんは!


今日は「パンプアップの科学」というテーマでお届けしたいと思います。


パンプアップ・・・もう筋トレをしている方ならこれなしでは筋トレは語れないくらい身近にあるものです。


ちなみパンプアップとは、「ポンプアップ」という方が実は正確で、さらに一般のスポーツ科学の世界では、「細胞膨潤」と呼ばれています。


そしてこの「ポンプ」が、やがで「パンプ」と言われるようになって行っているんです。


また、筋トレをした後、パンプアップした身体を鏡を見てチェックするという事は、いかに一般の女性から「ナルシスト」と揶揄されようが、筋トレしている諸氏にはたまらないルーティンだったりするものです(^^;


また、大会に出るようなビルダー、フイジィカー諸氏にとってステージ裏で、自重やバンドを使っていかに筋肉をパンプさせるかは大会の成績に直結する作業でもあるので、この時は皆さん真剣にパンプアップに取り組みます。


まず、このパンプアップとはどういう筋肉がどういう状態になって起こるものなのか?から説明したいと思います。


まず、意識的にパンプアップをさせるトレーニングは、基本的に


 中・高回数

 低、中重量

短インターバル

なトレーニングとされています。


IMG_3724-thumbnail2.JPG



こういうトレーニングを行うと筋肉の中でどんなことが行われているのか?です。


まず、動脈が活動中の筋肉に、栄養や酸素を運ぶため、どんどん血液を送ります。


それに対して、活動中の筋肉から運ばれた血液を取り出すのは「静脈」の役割です。


この静脈が筋トレ高回数の筋トレを行うと、筋肉が収縮している時間が相対的に長くなるため、筋肉に圧迫され、血液り取り出しがスムーズに行かなくなるんです。


すると、筋肉の中の血漿濃度が高くなります。


血漿とは血液中の有形成分 (赤血球,白血球,血小板) を除いた液体成分をいいます。


そして筋肉の中の、血漿濃度が高くなると、毛細血管から今度はさらに血漿が間質空間へと溢れ出します。


まあ、血液の中の水分が、毛細血管よりさらに細かいところに洪水のように溢れ出すような感じだと思っていただければいいと思います。


そして間質空間への液体の蓄積はやがて細胞外圧力の上昇を引き起こします。


細胞外圧力・・・簡単にいうと「むくみ」だと思ってください(^^)


そして、ここがポイントなんですが、この「むくみ」が、血漿の流れを筋肉へと押し戻すんです。


これを「反応性充血」と言います。


この筋肉への押し戻しされる血漿の増加現象のことを俗に「パンプアップ」と呼んでいます。


元々が動脈からの血液の流れが原因であり、まるでポンプのように血液が流れ込むものの、筋肉の圧力で流れた血液が取り除かれず、筋肉が膨れる様子から「ポンプアップ」と言われ、それがやがて「パンプアップ」と呼ばれるようになったんです。


筋トレをしていない方にはピンとこないかもしれませんが、このパンプアップには「快感を高める」作用があると言われています。


かのアーノルドシュワルツネッガーは、「張り詰めた感覚(中略)は、まるで筋肉に空気を吹き込まれているようで(中略)とても気持ちがいい」と言う言葉がよく知られています。


この、「パンプアップ」ですが、今まで説明したきたようにあくまで「短期的」に筋肉を「膨らます」現象をさします。


したがってよくあるように、「うわあ、筋肉が大きくなった」と喜んでいても、実はそれは束の間のことです。


筋トレからしばらくして、静脈が筋肉の圧力から解放され、筋肉から血液がどんどん取り出されていけばやがて「筋肉が膨れた状態」は解消されます。


僕もよくジムで「筋肉がパンプしても、それって一瞬で、筋肉自体が大きくなっているわけではないですよね?」と質問されることが多いですが、まさにその通りです。


では、パンプアップさせることは、長期的に見て、全く無駄なのか?


意味のないことなのか?



なんて疑問に思われる方も多いと思います。


次回は、この「パンプアップ」を短期的ではなく、長期的に見た場合にどうなのか?という点についてお話ししたいと思います(^^)


よろしければお楽しみにしてください(^^)


ではでは!
posted by てっちゃん at 00:24| ガチ筋トレ