腹筋や脇腹を「割る」ために

「外腹斜筋」と「内腹斜筋」の働きの違いについて

ライザップ

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「外腹斜筋」と「内腹斜筋」の働きの違いについて、というテーマでお届けしたいと思います。

えー、ちょっと難しそうな雰囲気が漂いますが(^^;

そもそも外腹斜筋と内腹斜筋ってどこ?という方もいると思います

まず、こちらの図をご覧ください(^^)

はい、いわゆる「脇腹」です(^^)

そして・・そう「脇腹」で一括りにされることの多い「腹斜筋群」なんですが・・・

「外腹斜筋と内腹斜筋って役割違うの?」なんて思う方・・・・

あまりいないかな・・・(^^;

いやいや、それだと話が終わっちゃうので(^^;

ええ、きっと世の中のどこかに「どんな役割の違いがあるんだろう?」と思っている方がいることを信じて話をします!

「水泳」で研究した事例

これをですね、「水泳」で研究した事例があるんです。

まず、こちらの動作をご覧ください。

1では、右手がプールに入水してるシーンです。

2では、右手はストロークしている最中です。

3では、右手が水からでるシーンとなります。

この3つのシーンを頭に入れながら、このグラフをご覧ください。

えーっとどうやって見るの?って感じだと思いますが(^^;

まず、点線は、右手の動きだと思ってください。

1、2、3がイラストのポイントです。

これに対して、3つ山があるのが「内腹斜筋」の筋肉の活動です。

それに対して一つしか山がないカーブを描いているのが「外腹斜筋」の筋肉の活動です。

そう、3つの山と1つの山・・・・筋肉の活動が同じ動作の中で違うのです。

これが何を表しているのか?ですが・・・

この水泳のストロークで、腕だけでなく動いている箇所があります。

そう「バタ足」です。

腕のストロークより、足はさらに早いペースで動きます。

つまり「内腹斜筋は足の動きに対して筋肉の活動をしやすい」ことが示されています。

これに対して外腹斜筋は、どちらかというと、上半身の動きにリンクして筋肉の活動をしていることが言えるのです。

そして、二つの筋肉の活動グラフをもう一回見てください、

両方のカーブとも 2 の時・・つまり、腕のストロークが最も深く水に潜って高いパワー発揮が必要とされているシーンで、最も筋肉の活動が活発になっていることがわかります。

つまり、内腹斜筋は、バタ足と筋肉の活動がリンクしているものの、上半身の動きに対してもリンクして活動していることがわかります。

2のシーンというのは、腕が身体から最も離れているシーンなので、体幹部分をしっかりと活動させなければなりません。

そういうシーンでは、外腹斜筋も内腹斜筋も両方協力して活動して、体幹を支えているのです。

また、もう一つわかっているのは、水泳のように「重力から解放」され地面と水平方向に寝ながら行うようなスポーツでもしっかりと腹斜筋を含めた体幹の筋肉は大きく活動しているということです。

したがって、一見体幹トレーニングの恩恵を受けづらいと思われる水泳競技においても体幹トレーニングは必要であるということが言えます。

また、実際に水泳競技のアスリートに体幹トレーニングをしたところパフォーマンスが上がったという研究事例があります。

またこれが、フィールドスポーツであればよりこれらの筋肉が激しく活動する状況が想像できると思います。

今日は

  • 「脇腹の筋肉」ということで一括りにされやすい「腹斜筋」でも内腹斜筋と外腹斜筋では、活動がそれぞれ違う
  • どんなスポーツでも体幹の筋肉は激しく活動するので、やはり体幹トレはどんなスポーツにも必要である

というお話でした。

よろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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