皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日はまずみなさんとのやりとりについて詳しくご紹介しようと思います。
今日ご紹介するのはこのようなやり取りです。
僕はとても筋肉質で太ももがものすごく太いです!
海外の選手と比べてみるとやはりむだな筋肉がつきすぎているのかなと思っています。
海外の選手のように細くしたいです。どうしたらいいのでしょうか?
むしろ筋肉が付いていた方が色々メリットありますよ(^^)
やはりサッカーには筋肉があるほうが良いというのがわかりました!
では海外の選手で同じスポーツをしているのになぜこんなに筋肉の量や体型に違いが出るのでしょうか?
やはり海外の選手を見ていると必要最低限の筋肉しかないように思えるのですが
見た目では海外の選手の方がスラッとしているように見えたので外人の方が筋肉が多いのは驚きました!
ではなぜ太ももなどが細く見えるのですか?
やはり体の使い方なのでしょうか
ありがとうございます!
というものでした(^^)
「スポーツ別の足の筋肉のつき方の違いについて」
スポーツ別足の筋肉のつき方
僕にはこの方の言うように外国人サッカー選手の足が僕には「スラッ」としているとは思わないのですが(^^;
まあこのへんはやり取りにあるように、同じ足の太さでも「長さ対太さの対比」で、長さが長ければ同じ足の太さでも細く見えるのでおそらくそう言うことなのだと思います。
しかしサッカー選手の足の太さは、他のスポーツよりもしっかりしていると感じる方も多いと思います。
そしてそんなサッカー選手よりもさらに足が太いと感じている方も多いと思われるスポーツは「スピードスケート」の選手たちだと思います。
そしてどのようなスポーツにとっても「足」を鍛えていないスポーツはないと思います。
ではなぜこのように「差」ができるのか?です
実際これを研究した事例があるようです。
まずスポーツ別ですが、陸上競技(短距離)や柔道の選手も足は太いのですが、その筋肉のつき方は足の体幹側が太く、膝の方に行くにしたがってどんどん細くなっていく「逆三角」の形をしているケースが多いそうです。
またラグビー選手も足の太さは70cm以上あるケースもあるそうですがこの場合も極度に太く見えることはないそうです。
逆にバレーボール選手の足は膝の上が太く、全体的に太いケースが多いようです。
なぜ、このように「差」ができるのか?
では、なぜこのような「差」ができるのか?
これは、スポーツにおける「足の筋肉の使い方」の違いによるものだと考えられます。
つまり、
- 膝の伸展が大きい種類のスポーツなのか、そうでないのか?、
- 膝は使ってもその時に「負荷」がかかっているかどうか?
と言う差が、足の筋肉の形の差に出るようです。
柔道に関しては、足は強い力を必要とするものの「膝の強い伸展」と言うよりは、根本の筋肉を色々な方向に使う傾向があります。
ラグビーに関してはスクラム時に膝の伸展は伴うものの、この時の足の筋肉の使い方はスクワットに近い形なので、股関節への負荷が強い傾向になります。
陸上競技に関しては、短距離では確かにひざ下は勢いよく振りますが、その時にスピードは伴うものの「負荷」がかかっている訳ではありません。
こう言う場合足の付け根が太く、膝の方に向けて細くなる「逆三角形」になつていく傾向が強いようです。
これに対してバレーボールの場合、ジャンプ時に他のスポーツより膝の強い伸展が必要であることが膝周りの筋肉の発達に繋がっているようです。
またサッカーに関してもサッカーボールを強く蹴る機会が多いので、やはりひざ下は太くなり「足が太く見える」傾向にあるようです。
スピードスケートに関しては「膝の伸展」が、より「緩やかに長い時間」「負荷を伴って」行われる特徴があります。
これはまさに「筋トレ」をしている状態と同じです。
常に競技中「筋トレ」をしているような状態になるため、あのように「樽型」の太い筋肉のつき方をします。
このように行なっているスポーツによって筋肉のつき方は違ってくる傾向はあります。
ただやっばり「長さ対太さ」の関係もあるので、一概に「太く見える」とかどうかに関しては個人差が強くなっていきます。
あくまでご参考に程度にとどめてください(^^)
次のページではそんなスポーツ別の「プレーの質に必要な筋肉」について色々とお話ししたいと思います。