スプリント・短距離のスピード

速く走るための感覚的アプローチについて

年取るとスピードはなぜ落ちる

皆さんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「速く走るための感覚的アプローチ」というテーマでお届けしたいと思います。

速く走るために気をつけるポイントとしてカール・ルイスのコーチ、テレツコーチによると

  • 胸・腕などの上体はリラックスさせる
  • 接地面で地面をとらえ、その反動で脚が上に上がってくる
  • 上がって来たあと地面を踏みつけることを意識する
  • 腿を高く上げすぎたり上体を反らせたりしない
  • 脚を前に振り出したりしない
  • 足部を下に踏みつける、地面を踏みつけることに特に注意する

と言う点が挙げられています。

脚を前に降り出さないで「踏みつける」とか、少し感覚的なことも述べていますが・・・

以前「ターンオーバー」のこと(トップランナーの脚は低く出して「鋭く戻す」について述べました。

また、後方へのキックも世界のトップランナーは高く蹴るのではなく低く出して「鋭く戻す」軌道を描いているとご紹介したことがあります!

関連記事「スピードの科学 速く走りたければ「腿を上げる」のも、「後ろに大きく蹴る」のもダメ!」について

しかし・・・・

誰しも「ターンオーバー」を意識したり、「踏みつける」イメージをすれば速く走れるのか?

こういうと、少し微妙な感じがしますよね?

「速く走るための感覚的アプローチ」

「感覚」というのは「千差万別」です。

そして、もう一つ大事なのは「主観」と「客観」です。

ターンオーバーが日本人選手より外国のトップランナーの方が鋭いというのは客観的事実です。

しかし、主観で「ターンオーバーを鋭くしよう!」として・・・・

果たして本当にその主観が、ターンオーバーを客観的に見て鋭くするのか?

実はイメージを持って実施しても割と思い通りの結果がでないということはよくある話です。

主観的に「こうしよう」としても、客観的にみると結果に結びついていないというのは、走る競技に限らずどんな競技にも言えることだと思います。

じゃあ、どうすれば良いの?ってなると思いますが・・・・

これはトライ&エラーを繰り返すことと、必ず「効果測定」を頻繁に行うことが大切です。

つまり、例えば「脚を下に踏みつける」という感覚で走った場合と「脚が地面にトントンと乗るように走る」もしくは「強く踏みつける」「軽く乗る」とかでも良いです。

さらに地面に脚がついたらすぐに浮くようにするとか、脚が地面についたら弾けるように走る・・・

色々な感覚的アプローチがあると思いますし「どれが一番正解」を求めていくか?を求める努力は大切です!

・・・が・・・・

まず「全員に共通する「ど正解の感覚的アプローチ」はない!」と理解するべきです。

その理解の中で「自分にとって何が正解か?」を見極めることに努力するべきです。

そしてその為に必ず「効果測定」をするんです。

この場合であれば「1本1本必ずビデオに残す」ということが大切です。

さらにおすすめなのは、最近のスマホは「スーパースロー撮影」ができるものが多いです。

それで「どの感覚で走ったら、客観的事実である「ターンオーバーが鋭くなっているのか?」と照らし合わせる作業が不可欠になってきます。

すると、必ずしも「ターンオーバーを鋭くしよう」と走った時より「トントンと地面に乗るように走る」方が、結果的にターンオーバーが鋭くなっている・・・

こういうことは本当によくあります!

「誰しもに共通する感覚的な正解はない」のですが、誰にでも共通する「その感覚を見つける方法はある」のです(^^)

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