2019年01月08日

「方向転換のスピードと股関節の外転筋の力」について!!

みなさんこんばんは!


毎週月曜日は「ジャンプ力、スピード」をテーマにお届け致しております。


今日は、「方向転換のスピードと股関節の外転筋の力」と言うテーマでお届けしたいと思います。


スポーツを行う上で「方向転換」に迫られるシーンというのは非常に多く見られるシーンだと思います。


この方向転換のスピードが速くなればなるほど、今まで拾えなかったボールが拾えるようになったり、今まで抜けなかった相手を抜き去ったりすることが出来る可能性が高くなります。


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前回は以下の筋肉が、方向転換の際に使われる主な筋肉であることがわかったとお話をいたしました。


※股関節伸展筋群

※ひざ関節伸展筋群

※足関節の底屈筋群


これらの筋肉は簡単にいうと、スクワットのような「股関節と膝を伸ばす動作に関わる筋肉群」のことだと思っていただければいいと思います。


また、足関節とは、足首のことだと思ってください。


底屈とは、足首を伸ばす・・つまり爪先立ちになる方向に足首を伸ばす動作のことを言います。


また、方向転換には、股関節を外転させる筋肉の働きも重要になります。


外転とは、足を外側に広げていく動作のことを言います。


そして前回は方向転換時の股関節の外転の角度というのは、あまり大きく変化はしないことがわかったというお話をしました。


そして、このことから、股関節を外転させる筋肉というのは、股関節内転筋群と共に、大きく伸縮して方向転換に大きく関与するというよりは、股関節を安定させる働きの方が強いと考えられるのです。


前回は、方向転換のスピードを上げるためには、スクワットのような股関節を伸ばすトレーニングをした方が直接的な推進力向上のためにはいいという事をご紹介しましたが・・・


では、股関節を外転させる筋肉はそれほど必要ないのかか?


今日はその点についてお話ししたいと思います。


これを実際に研究した事例があります。


まずこの表はその研究の結果です。


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この表だけだと、流石に股関節の外転の力とタイムの相関関係はよくわからないですよね(^^;


しかし、この研究をして行く際に、両足の股関節の外転の筋力は以下の項目で強い相関があったそうです。


・180度方向転換走における各方向走行タイム

・90度方向転換走における各方向走行タイム


これはどういうことか?・・・です。


先ほど述べたように、股関節を外転させる・・・つまり足を外側に開く動作は、直接的な推進力というよりは、骨盤を安定させる働きの方が強いのですが・・・


そう、これが大切なんです。


どんなスポーツにも「モビリティ」と「スタビリティ」というものが存在します。


モビリティとは、「動的な動き」を指し示しており、スタビリティとは、「安定させる働き」を示しています。


手足を自由に、力強く動かすためには土台となる「体幹部」が安定していないと上手く力が発揮できないのです。


クレーン車の土台がグラグラしていると、いくらクレーンの力が強くても重いものを持ち上げられないのと一緒です。


方向転換の際には、「急ブレーキ」と「急発進」の両方の働きを求められます。


この時に骨盤がグラグラしてしまうと、地面を蹴る力が逃げてしまうので、上手く地面からの反力が体に伝わらずタイムがロスしてしまうのです。


股関節の外転の筋力を鍛えるというのは、なかなかやり方も、その効用もよくわからないという方が多いと思います。


その効用は今述べたように、しっかりと骨盤を安定させ、他の筋肉が十分に働けるように裏方の働きがありますが、この「裏方力」が、タイムにも大きく影響をいたします。


股関節の外転の力を鍛えるには、サイドプランクや、ラテラルバウンドという種目が適しています。





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裏方の働きといえど、タイムに影響を与える大切な筋肉ですので、メインの筋肉のみならず、しっかりこれらの筋肉も鍛えて「使える筋トレ」を目指しましょう!!!


方向転換のスピードを上げたい!!という方はよろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:04| ジャンプ、スピード、アジリティ