2018年09月13日

「パワーウェイトレシオ」について

みなさんこんばんは!


今日は皆様とのやりとりをくわしくご紹介させていただいております。


今日ご紹介するのはこのようなやり取りです。


Q
こんにちは、ツイート、ブログ、YouTube等拝見しております。


トレーニングをする際に迷うのが高くジャンプするためには、体脂肪率やBMI的にどこまで筋肉を増やして重くしても垂直跳びの高さを上げることができるのか?ということです。


お時間あれば、ブログなどに記載していただけると嬉しいです。


よろしければご参考してください(^^)


A
了解です(^^) 水曜の夜のQ&Aに答えているテーマの時に書かせていただきます(^^)


と言うものです。


筋肉は増やせば増やすほどジャンプ力は高まるのか?と言うことなのですが・・・


まず、基本は「筋肉はあればあるほど良い」と思っていただいて良いと思います(^^)


しかし、ここで大切なポイントがあります。


それは「パワーウェイトレシオ」です。


主に車やバイクの性能を表すときに使われる数値なのですが、どう言う数値かと言うと、「パワーに対しての重量」を数値化したものです。


例えば、100馬力の力があるエンジンがあったとします。


車重が500kgと車と1000kgの車にこのエンジンを乗せた場合どおなるのか?


ちょっと意外に思われるかもしれませんが、「最高速度」と言うのは、実はそんな変わらなかったりするんです。


重量がたとえ倍になったとしても、最高速度が半分になってしまう・・・なんて言うことは実はありません。


厳密には色々な要素が入ってきますが、皆さんが想像されるより最高速度の差はおそらくびっくりするくらい少ないでしょう。


しかし「加速」となると、これはもうはっきりと違うのです。


下手すればまさに同じ距離、もしくは速度に達するまで「2倍」の時間を要してしまうかもしれないですし、それ以上の差が開いても不思議ではありません。


パワーウェィトレシオは「加速度」に対して非常に影響を与える数値なのです。


そして、ジャンプに必要なのは、身体という重量物を素早く上方に加速させる「加速度」が最も物を言います。


ジャンプする時の離地速度が10%早くなると、ジャンプ高は速度の二乗に比例するので、21%増えることになります。


つまり「筋力」に対しての「体重」がどれくらいあるのか?は、ジャンプ力を語る上ではとても大切になります。


そしてここでポイントなのは「体重」であることです。


脂肪で重くなって「体重」増えたならジャンプ力が低下するのは誰にでもわかることだと思います。


しかしもしこれが仮に「筋肉」で重くなったらジャンプ力は低下するのか?です。


僕は個人的にですが、その点はあまり気にしなくていいと思っています。


筋肉がめちゃくちゃたくさんあるボディビルダーのような身体だと、さすがに高くジャンプできるイメージはわかないかもしれませんが(^^;


しかしそのめっちゃ筋肉もりもりの身体に「脂肪がない」のであれば、高くジャンプてできるポテンシャルは非常に高いと言えるでしょう。


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もちろん、「筋肉だけ」では高くジャンプすることはできません。


その筋肉を「バネ」のように使えるようにする「プライオメトリックトレーニング」と言われる各種ジャンプ系トレーニングを行っていく必要はあります。


しかし、そういうトレーニングを併用できるのであれば「筋肉あればあったほうがいい」と僕は思っています。


たとえそれが「筋肉で重くなってしまっても」です。


その「重さ」は車で言えば「エンジンだけが大きく重い」状態だと思いますが、そのエンジンがそれ相応に高いパワーを発揮できるのでれば、「そういう重さはあり」だと思います。


そして「脚はまだわかるけど、上半身の筋肉はジャンプに必要ないんじゃ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、ジャンプ動作は、「腕をいかに使うか」もとても重要に要素です。


バレーボールの男子選手と女子選手のジャンプ力の差は、脚力の差ももちろんありますが、それ以上に「腕を素早く上方に振る」力の差が大きいのです。


また一旦勢いよく射出されたものはその勢いを保つためには「ある程度の重量」があったほうが有利です。


慣性の法則が働くためです。


勢いよく腕を振って、その腕に筋肉がたくさんついて重量があれば、その重量に引っ張られてジャンプはより高く飛べるようになります。


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腕を勢いよく振るため、そしてそのうでに「無駄のない重量」がついてるためにも上半身の筋力もジャンプには必要になってきます。


高いジャンプのためには、パワーウェイトレシオの観点から「筋肉は多く」「脂肪は少なく」が基本であることは間違いありません。


そして筋肉がつく分には「つき過ぎでは?」という心配はあまりしないで、存分に筋トレとプライオメトリックトレーニングをがっつりとやっていただいていいと思います。


よろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!
posted by てっちゃん at 00:12| ジャンプ、スピード、アジリティ