2018年05月15日

重いものを引きずった後に走ったら、タイムは上がるのか?

みなさんこんばんは!


毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力」をテーマにお届けいたしております(^^)


今日は「重いものを引きずった後に走ったら、タイムは上がるのか?」というテーマでお届けしたいと思います。


ここ何回か、スブリントの前に様々なトレーニングを行なった後にタイムを測定したらどうなるのか?というテーマで色々と書いてきました。


バーベルを担いだスクワット、さらにより爆発的エクササイズであるクリーン、そして、より瞬間的な各種ジャンプ系エクササイズを行なっいって、タイムがどうなるのか?をというのを見てきました。


その中で共通しているのは、闇雲になんでもやればタイムが向上するのか?と言われれば決してそんなことはないということです。


ではどんなことをすればいいのか?ですが、


・高重量

・低回数

・中セット数

・長い休憩時間


のトレーニングをスプリント前に行うと比較的、その後に実施したスプリントタイムの向上が見られやすいという傾向がありました。


それは、スプリントという動作は、より「瞬間的」で、「強度の高い」動作のため、よりそれに近い形の、「高い筋出力を事前に行うこと」によって、筋肉が活性化され、タイムも出やすいという傾向にあるということが考えられます。


であれば・・・


重い重量を引きずりながら走るという、まさに「スプリントの形そのままに負荷をかける」ようにすれば、さらにタイムが向上するんじゃね?


なんて思いますよね(^^)


IMG_3676.JPG



はい(^^) これもいくつか研究例があるんです。


ただし、これに関しては世界的に見てもちょっと研究例のサンプル自体は少ないようです。


その数少ない研究の結論からすると・・・・


「あまり変わらなかった」という報告が主になっています。


まず、12名の活動的な男子に、自重の25%〜30%の負荷を用いて行なった10mのスプリントを3本行なった後にタイムを測った研究があります。


休息時間は、2分・4分・6分・8分・10分と、かなり細かく分けて撮って見たらしいのですが、どの回復時間でも、5mと10mのスプリントタイムには変化はなかったそうです。


いやいや、自重の25%〜30%の負荷は、軽すぎたんじゃないの?


高負荷でないと効果が出にくいんでしょ?と思わせる方もいるかもしれません。


そこで、別の研究では、22名の筋トレ経験のあるラグビー選手に、自重の75%と、150%の負荷で15mのスプリントを実施した研究があります。


あっ、ちなみに担いでいるわけではなく、「引きずっている」が正解です!


自分の体重の150%のバーベルを担いで走れる選手はちょっと少ないでしょう(^^;
(ていうか、多分怪我をする)


ちなみに休息時間は4分、8分、12分だったそうです。


その結果、自重の75%負荷での8分休憩と12分休憩時に、15mのスブリントタイムだけ、わずかに優位な向上が見られたそうです。


流石に150%の負荷は、重すぎということだったのかもしれません(^^;


ただ、これまでの研究(バーベルスクワット、クリーン、ジャンプ系エクササイズ)と比べると、微妙歯切れが悪いのも事実です。


これは、「引きずっている」というところがポイントかもしれません。


引きずりながら走っているということは、ちょっと「瞬間的に高い負荷がかかる」というよりは、より低い負荷が「かかり続ける」というような感じになると思います。


すると、「瞬間的」という要素に少しマイナスの影響が出るのではないでしょうか?


やはりスプリントの前に実施するエクササイズは、「足に瞬間的に高い負荷がかかる」エクササイズが適切であり、「重いものを引きずる」のは、ちょっと違う種類のエクササイズなのかみしれません。


ただ、研究例が少ないので、今後の研究の進み方を見たい部分もあります。


よろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:05| ジャンプ、スピード、アジリティ