2017年11月28日

「スポーツにおける効果的な重力の使い方」(突き上げ編)

みなさんこんばんは!


今日は「スポーツにおける効果的な重力の使い方」(突き上げ編)と言うテーマでお届けしたいと思います。


前回は、「脱力」することににより、下方向に加速したり、またその体重の勢いを使ってスポーツシーンに活かすと言うことをご紹介しました。


今日はそのつづきをご紹介したいと思います。


まず、スポーツシーンでは、いかに地面を踏ん張るのか?ではなく・・・・


いかに素早く脱力するのか?が、大きなパワーを産んだり、素早いスピードに結びつく事が多いのです。


ん?


脱力して、スピードが上がるのはまだなんとなくわかる気もするけれど・・・


パワー?


何言ってんの?


と思われるかもしれないですがf^_^;


本当です!


まず、今日は脱力に伴うパワーの使い方をご紹介したいと思います。


日本人でパワーを出し合って押し合い、もしくは引き合いするスポーツで、最も代表的なスポーツといえば日本の国技!


「相撲」でしょう!(^ ^)


もうパワーとパワーのぶつかり合いの極致とも言えるスポーツです!!


その相撲で最もパワーを発揮しなければならないシーンの一つに、相手を土俵の外に身体を密着させながら押し出す「寄り切り」という場面があります。


で、このシーンをちょっと思い出してもらいたいのですが・・・


もちろん土俵を踏ん張ってパワーを出していると思いますが、ずっと踏ん張りっぱなしでしょうか?


違いますよね?


瞬間的に脱力して、腰を落としては力を入れ、また瞬間的に脱力して、腰を落としては力を入れ・・


これを素早く繰り返してパワーを発生しているのを見たことがある方も多いとおもいます。


IMG_3955.jpg


もしくは綱引きでも同じです。


力を入れて引っ張りっぱなし・・・というよりも、


強いチームは脱力して一回重心を落としては一気に力を入れ、また抜いては入れ・・・これを、掛け声とともに全員一丸となって行うものです。


何故なのか?


これは「伸張反射」と「地面からの反力」を上手く使っているから起こる現象です。


人はジャンプをする前に必ず身体を沈みこませる動作をします。


この時に筋肉を急激に伸ばした事により、筋肉が逆に急激に収縮する反応、「伸張反射」と言う現象が起きます。


この反射の力が凄まじく、単純に力を入れるよりはるかに大きなパワーを発揮するんです。


だから、沈み込みを使わないで、ただ腰を落として静止した姿勢からジャンプするよりも、素早く身体を沈み込ませた方が、高くジャンプできるのです。


脱力に伴い身体が一瞬落下した刹那に力を発揮する動作が、ただ足を踏ん張って力を入れ続けるよりも大きなパワーを発揮させる事ができます。


この伸張反射は、「急激」筋肉を伸ばせば伸ばすほど力を発揮しやすくなります。


そして人は「下方向」に「力を入れて」「加速する」事は出来ません。


下方向に最も速く加速するためには「素早く脱力する」しか無いのです。


この脱力をいかに瞬間的に行うのか?そして連続して行うのか?が、この場合ポイントになります


また、こういうシーン限定ではありますが、脱力した一瞬で相手の力をいなした後に瞬間的に力を入れると、相手はスカされた後に強い力を受けるので、耐えられない事が多いのです。


このように重力は、使い方によって相手に勝つための有力な武器として利用する事ができます。


そして、この伸張反射を使った、いわば「下からの強い力」は、ジャンプできることからもわかるように、「自分の体重以上」のものを素早く持ちあげる力を有しています。


かたや、上からの重力を使う場合、その力は、ほとんどが「自分の体重」になります。


すると、「上からのパワー」とこの脱力を伴ったて伸張反射を利用した「下からのパワー」はどちらが上か?


わかりますよね?(^^)


例外としては、「タックル」があります。


前回もお話ししたように、タックルの方向を下方向に向けてタックルすると、自分の勢いプラス重力を使うことができます。


この時は上から下へのパワーもかなり強いものになるでしょう。


重力はちゃんと使うと非常にスポーツをする上では有効な武器になります。


よろしければぜひ御参考にしてください(^^)


ではでは

posted by てっちゃん at 00:04| ジャンプ、スピード、アジリティ