2017年11月04日

「膝の歪みと股関節の関係」について

みなさんこんばんは!!


今日は「膝の歪みと股関節の関係」について、というテーマでお届けしたいと思います。


立っている時に、膝が歪んでいる・・・・


気になる方も多いのではないでしょうか?


もちろん立っている時に膝が歪んでいれば、膝を痛める可能性は当然高くなるのは、みなさんわかると思います。


今日は、これに「股関節」の動きが加わると、どうなるのか?という着目点で色々とお話ししたいと思います。


まず、膝を痛める大きな原因は「着地」の時に、「膝が内に入る」ことです。


IMG_3896.JPG


この写真を見て頂ければ、確かに、この状態で着地すれば、膝を痛めるだろうな・・というのは直感的に誰でもわかると思います。


では、この動きと「股関節」には、どんな関係があるのか?ですが・・・


まず「大腿骨前捻角」というものがあります。


全然聞いたことないんですけど・・・という方がほとんどだと思いますが(^^;


これは、股関節の付け根の角度のことで、この角度がきついと、膝頭が内側を向いてしまうという角度です。


IMG_3897.JPG



つまさきではなく、「膝頭」ですので、ちょっとここは念のため!!
(このイラストだとつま先だと思ってしまいますよね)


この角度がきついと・・・着地で膝が内に向きますよね?


膝頭が内側を向いているのですから・・


つまり、膝が内に向くということは、そこだけにフォーカスして「膝」に目がいってしまうと思いますが、実はその付け根である「股関節の歪み」から由来して、膝の動きにでることもあるんです。


これを実際に研究したデータがあります。


健常な成人女性16名を対象に、この「大腿骨前捻角」の角度と、片足着地時の膝の動きを研究したところ・・・


「大腿骨前捻角」が大きいグループ(16.1度±1.7度に対して20.7度±3.3度)は、片足着地動作中における接地から0.7秒以降に膝が内に入る動作が優位に大きくなったことを報告しています。


まあ、そうですよね


そして、先ほど、「大腿骨前捻角」の時に注意していた、「つま先ではない」という点なんですが、これも色々と実は関係してきます。


「静的な下肢後捻角」というものがあります。


これまた、全然聞いたことないんですけど・・・という方がほとんどだと思いますが(^^;


これは、じっとしている時に、膝頭に対して、つま先がどれくらい外を向いているか?の角度だと思ってください。


IMG_3898.JPG


体に対してではなく、あくまで「膝頭」が正面を向いている時につま先がどれくらい外を向いているか?です。


「大腿骨前捻角」が大きいということは、膝頭が内に向き、そこをベースにそこから下が外側を向く・・・


完全に「膝がねじれている」状態ということです。


競技アスリート69名を対象にした研究で、「大腿骨前捻角」が大きく、さらに「静的な下肢後捻角」も大きいという人は、やはり、膝の内側への入り(この研究では両足着地時)が、大きいという報告がされています。


この場合、膝を中心に「ひねり」が入るので、より膝へのダメージが大きいことが予想されます。


そして・・・ここからが今日の本番なのですが、この「着地時に膝が内に入る動作」には、どこがどれくらいの影響を与えているのか?という割合があるのです。


・ 股関節のつま先を外や内に向ける動作(股関節の外旋、内旋)が27.5%

・ 股関節で足を外にあげる(外転)、閉じる(内転)動作が7.5%

・「静的な下肢後捻角」が5.9%

・「大腿骨前捻角」が3.5%


です。


つまり、「着地時に膝が内に入る動作」は、じっとしている時の身体の歪み「大腿骨前捻角・静的な下肢後捻角」よりも、股関節周辺の筋肉の動き(股関節の外旋・内旋・外転・内転)の方が大きな影響を与えているということがわかると思います。


じっとしている時に、膝が歪んている方でも、股関節周辺の筋肉を鍛え、動作を安定させることによって、膝を守れる可能性はとても高いと言えます。


膝に不安を抱えている方はよろしければご参考にしてください(^^)


次回もこのテーマでもう少し突っ込みたいと思います


お楽しみに(^^)


ではでは!!!

posted by てっちゃん at 00:06| ゆがみ