2017年10月17日

「アップヒルラン」と「ダウンヒルラン」のメカニズムの違いについて

みなさんこんばんは!!!


今日は、「アップヒルラン」と「ダウンヒルラン」のメカニズムの違いについてというテーマでお届けしたいと思います。


みなさんご存知、箱根駅伝!!


青山学院大学が3連覇という偉業を果たしたのは記憶に新しいですね(^^)


ご覧になっているみなさんも多いと思いますが、いつも箱根の山を登って行く往路と、箱根の山を降る復路・・・・


数々のドラマがそこにありました。


名シーンも数々ありましたが、ちょっとこんなことを思った方はいませんか?


登りが強いランナーって、下りも速いのかな?


下りが速いランナーは登りはどうなんだろう?


・・・と・・・・


これですね、まず登りと下りでは、走りのメカニズムというか、筋肉へのメカニズムが全然違うんです。


なので、「登りに強いランナー」は必ずしも下りが速いかというと、そんなことはありません。


また「下りが速いランナー」が登りに強い・・・ということもちょっと難しいです。


そのため箱根駅伝ではそのランナーの得意不得意をいかに見極めて、「スペシャリスト」をどう配置するのか?が勝負の分かれ目となります。


しかし・・・そもそも走りメカニズムってどう違うの?


なんて思ったりしませんか?


IMG_3265.jpg


今日はこの辺を少しお話ししたいと思います。


まず、最初に登りと下り・・・どっちが楽だと思いますか?


「もちろん下りでしょ!!」という方も多いと思います。


これを筋トレに例えて説明します。


バーベルやダンベルで筋トレをするときに「コンセントリック」と「エキセントリック」という負荷のかかり方があります。


コンセントリックとは、「筋肉が縮むときに負荷がかかる」ことを指します。


なに当たり前なこと言ってんの? と思われるかもですが・・(^^;


これに対してエキセントリックとは「筋肉が伸ばされるときに負荷がかかっている」ことを指します。


ベンチプレスでバーベルを下ろしているときは、胸の筋肉は伸ばされて行きます。


このときにかかる負荷の状態のことをエキセントリックというのです。


そして、筋肉により負荷がかかりやすいのは「エキセントリック」の時です。


ここで「ゆっくり動作を行う」と・・・


ものすごく筋肉痛になりやすくなります!(^^;


これを走りの登り下りに例えると、登りは各筋肉が縮むときに力を発揮しながら登って行くものです。


それに対して下りは、「着地の衝撃」に対して、一歩一歩「筋肉が微妙に伸ばされながら」走ることになります。


つまり下りの走りに関して、筋肉は「エキセントリック」な負荷が多くかかっていることになります。


山登りで筋肉痛が起こる場合の原因は、主に「下り」のときに足の筋肉に「エキセントリック」な負荷がかかることが原因となることが多いです。


しかし、エネルギー的な観点から言うと、もちろん体重を低い位置から高い位置へ上げて行くので、エネルギー的には登りの方が大変と言うことになります。


つまり登りには、より大きな「有酸素パワー」が必要になると言うことです。
(長距離ランのエネルギーは「酸素」の摂取能力に左右される)


・・・つまり・・・・


どちらが「楽」と言うことよりも「どちらの方が得意なのか」と言うレベルの話になってきます。


有酸素能力が高く、かつ筋肉が短縮するときのパワーの発揮が得意なランナーは登りが有利となります。


逆に、筋肉が伸ばされるときのいわば「筋肉の耐性」が強いランナーは、下りが有利と言うことになります。


また、このエキセントリックの負荷のかかり方は、たとえその負荷が軽くても「速筋線維」から優先的に使われるそうです。
(速筋線維は通常、高負荷の時に使用される)


そして下りの方が平均スピードが速いことからも、下りのランナーは比較的速筋が強いランナーの方が有利であるかもしれません。


もし、「登り」を強くしたかったら、「酸素摂取能力」の向上をより目指して、インターバルトレーニングなどをやりこんでいく方がいいかもしれません。


「下り」を早くしたい場合は「筋肉の耐性」を強くするために、筋トレなどであえて「エキセントリック」の時に負荷が強くなるようなトレーニングを行って行くのも一つの手です。


また各種ジャンプ系のトレーニング、「プライオメトリックトレーニング」で、箱から飛び降りて着するトレーニング・・・


「ドロップジャンプ」系のトレーニングで着地による筋肉の伸びへの耐性を鍛えるトレーニングをするのも良いでしょう。


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実際に山地に近いところに住んでいる方は、実際は坂を登る、もしくは下るランをやり込んだ方がより効果的だとは思います。


色々ご参考にしてください(^^)


ではでは!!!!
posted by てっちゃん at 00:14| ジャンプ、スピード、アジリティ