2017年10月10日

スピードに対するよくある「誤解」について

みなさんこんばんは!!!


今日は「スピードに対するよくある「誤解」について」というテーマでお届けしたいと思います。


スピードは、スポーツをしている方にとっては、必要不可欠な要素です。


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しかし、ちょっとこの「スピード」に対して、誤解をしている方も多いので、ちょっと今日はその話をしたいと思います。



まず・・・短距離と聞いて思い浮かぶのは陸上競技の100mだと思います。


でも・・・・100m・・・・


長くないですか?(^^;


短距離?・・・本当にそうでしょうか?


実はこんなデータがあります。


陸上競技で一世を風靡した、モーリスグリーン選手やパウエル選手が100mを世界記録で走った時の5〜60m時点の、いわば途中までのラップタイムと・・・


両者が5〜60mレースを行なった時のタイムとでは、5〜60mレースの時のタイムの方が速いそうです。


そりゃ距離が短くなるから当然じゃない?


と思われるかもですが、100mが文字通り「短距離」で、その距離全て全力で加速し続けられるのであれば、5〜60mレースの時と100mレースの途中ラップタイムは変わらないはずなんです。


つまり100mは、そのトップスピードを持続させるのには「長すぎる」のです。


つまり、100mを走るときは、より短距離(50m〜60m)を走る時よりやや緩やかに加速し、レース後半に最大スプリントが来るようにすることが大切です。


またフィールドスポーツのスピードに関しても、割と誤解があります。


フィールドスポーツ選手のスプリント距離は、陸上の100mどころか、もっとはるかに短い10m〜30mとなることがほとんどです。


この1点だけを取り上げて、「フィールドスポーツ選手には、トップスピードの速さよりも加速が大事」としてしまう点です。


もちろん加速は大切なんですが・・・トップスピードも同様に大切な要素なんです・・・


フィールドスポーツ選手にとっても・・・です!!!



まず、フイールドスポーツ選手のトップスピードというのは、概ね3〜40m地点で到達することが多いそうです。


いやいや、俺らのダッシュの距離は10m〜30mなんだから、やっぱ加速重視じゃね?


なんて思われるかもですが・・・


フイールドスポーツ選手のプレーの時のダッシュとは、陸上競技の短距離とは明らかに違います。


なぜなら・・・「助走」があるからです。


つまり、試合のプレー中、歩いたり軽く走っていながら、ボールが来たりスペースがあいた刹那にダッシュし始める・・


そんなケースがほとんどです。


陸上競技のスタートのように「完全に停止した状態」からのスタートというのはまずほとんどありません。


するとダッシュする距離は10m〜30mでも、実質トップスピードに到達する機会は割と多いのです。


サッカーでもラグビーでも、トップスピードにギアが入って走るケースは割とあるものです。


とあるデータでは、高校・大学のサッカーにおけるスプリントの85%近くはすでに動いている状態から開始され、平均のスプリント距離は18m〜20mだったそうです。


そして静的スタートからトップスピードまでは36mで到達します。


これが、動きながらのスタートではある程度トップスピードに到達するのは早いので、十分にトップスピードを高くするトレーニングも積むべきなんです。


野球においても、1塁への全力疾走の(1シーズン1300回)のうち、その半数がトップスピードの90%以上のスピードに到達するそうです。


フイールドプレーヤーの方も、加速に関するトレーニングは、完全停止からの0発信、少し動きながら加速する中間加速、そしてトップスピードと、それぞれを向上させるトレーニングが必要です。

決して、俺のやっているスポーツは、超短距離だけ走るスポーツだから他はいらない・・なんて判断しないで、色々なトレーニングに取り組んでもらいたいと思います。


陸上の短距離選手に関してはも同様で、完全停止からの0発信、中間加速、そしてトップスピードをあげる練習が必要なのはいうまでもないです。


そしてさらにトップスピードの持続時間、最後に100mをいかに「スタミナ配分」するかのレースの駆け引きなど・・・やることがたくさんです(^^;


ぜひ皆さんのトレーニングにおける課題を立てる時のお役に立てください(^^)


ではでは!!!!
posted by てっちゃん at 00:26| ジャンプ、スピード、アジリティ