2017年05月17日

腸腰筋と「ラン」の関係について

みなさんこんばんは!


毎週火曜日の夜は「体幹」をテーマにお届けいたしております(^^)


今日は「腸腰筋と「ラン」の関係について」というテーマでお届けしたいと思います。


ここ何回かの体幹をテーマにした日は腸腰筋をテーマに書いていますが、今日もいろいろ書いていこうと思います。


まず、腸腰筋とは、背骨や骨盤から、太ももの内側についている筋肉で、主な働きは「足を上げる」時に作用する筋肉です。


なので、陸上競技をしている方や、「走り」が重要なスポーツをしている人にとっては、とても大事な筋肉であります。


逆にボディメイクを中心にしている方には、身体の奥の方を走っている筋肉なので、非常にマイナーな存在になる筋肉なのですが・・(^^;


そんな腸腰筋ですが、そう、「走る」時にはめっちゃ大事な筋肉なんです!!!


そんな「走りに」大事な筋肉が、実際走っている時にどのように働くのか?について今日は書こうと思います。


まず、走っている時に、身体の内部にある腸腰筋の筋肉の働きを調べるのって・・・


実はかなり大変なんです!!(^^;


そんな大変な腸腰筋の働きを1997年にAndersson et al が報告した研究結果から書こうと思います。



まず、こちらのAndersson et al の報告した表をごらんください。


IMG_3185.jpg



この表は、秒速4mで走っている時の腸腰筋の筋肉の収縮のタイミングと、その時の股関節の角度を示したものです。


ちなみに、大腰筋とは、背骨から走っている筋肉、腸骨筋とは骨盤から走っている筋肉です。


この表からわかることは、大腰筋、腸骨筋共に股関節の屈曲開始より、かなり早い段階、すなわち股関節が伸展している時(足が後ろに流れている時)から活動を開始しているのです。


あれ?


足を上げる時に(股関節が屈曲するとき)使われる筋肉だよね?


なんで?・・・と思われるかもですが・・・


さらに大腰筋に関しては、腸骨筋とは別に早い段階でもうひと活動しているのがわかります。


この大腰筋の働きに関しては「体幹の安定」に使われていると考えられています。


あれ?


足を上げる時に(股関節が屈曲するとき)使われる筋肉だよね?


なんで?・・・と思われるかもですが(^^;


まず、足を上げる・・・・って、これ筋トレの感覚なんですよね(^^;


どういうことかというと、ベンチプレスであれば、上半身を「固定」して動作するので、胸・肩・上腕三頭筋を収縮させてバーベルを挙上する・・・となりますが・・


走っている時って、上半身てどこかに固定されているでしょうか?


されているなら、腸腰筋が収縮することによって足は上がります。


でも走っている時に上半身はどこかに固定なんかされていないですよね(^^;


すると何かで支えなければならなくなるわけで、足を上げるのと同様に、「足から見て」「上半身を下に引っ張る」ようにして、まるでマストをロープで下から引っ張って固定するように、上半身を安定させるんです。


何せ「走る」という、上半身にとっても色々な方向から力が入力されますので、いろいろと固定させる必要があるのです。


さらに、早い段階で活動しているということは、腸腰筋が引っ張られている(股関節が伸びている)段階でパワーの発揮がされています。


足を上げる動作以前にすでにパワーが発揮されている・・・言い換えれば筋肉が伸びながら力を発揮している・・・・


この状態を、筋トレの世界ではエキセントリックと言います。


そして筋肉のパワーの発揮はこのエキセントリックの時が最も筋肉のパワーが発揮されます。


筋肉が伸ばされながらパワーを最大に発揮しておいて、そのパワーを今度は収縮局面に活かしているようにも思えますね(^^)


ちなみに、秒速速5mでは腸腰筋の活動のタイミングは秒速4mとほぼ同様で、秒速6mになると、腸骨筋の身の報告ですが、少しタイミングがさらに早まるそうです。


そして、それ以上速い走行速度での腸腰筋の活動を測るのは技術的に困難であるとのことです。


んー、やっぱり難しいんですね(^^;


走っている時の腸腰筋は、上半身を固定させる役割も果たしつつ、さらにあらかじめエキセントリック状態(筋肉が伸ばされていっている時)の時に活動を開始して、持っているパワーを最大に発揮しておいてから、足を素早くあげいます!!


んー・・・よくできてるなあ(^^)


そして、腸腰筋のトレーニングとしては、股関節が伸展しているポジションで、さらにこの「エキセントリック」な状態のトレーニングすることにより、より「走る時のための腸腰筋を強くする」トレーニングに役立てられると考えられます。


具体的な例としては、腹筋台を使って、足の位置を身体より低いところまで降ろせる(股関節が伸びきる)ポジションまで足を下ろして行う、足上げ腹筋( レッグレイズ)などが、これにあたるでしょう。


ランのために腸腰筋を鍛えたい!!という方は、よろしければご参考にしてください(^^)


ではでは!!(^^)


今日の日記ブログはこちらから(^^)
おじさんトレーナーの悪戦苦闘の日々
嫁に叩き起こされました(TT)
posted by てっちゃん at 00:08| 体幹