2019年08月20日

青少年の身体の成長とスピード向上の関係について

みなさんこんばんは


毎週月曜日は「スピード・ジャンプ力向上」というテーマでお届けいたしております。


今日は「青少年の身体の成長とスピード向上の関係について」というテーマでお届けしたいと思います。


前回、青少年のスピードアップのポイントは、「筋力」というお話をしました。


つまり成長期において、ある程度筋力が伴っていると、成長によるストライド幅の増大に伴う不可に耐えられ、ピッチの向上は見られないものの、少なくともピッチのスピードをキープできると考えられます。


逆に筋力がない子は、増大するストライド幅に対して、それを回転させる能力が追いつかず、ビッチのスピードが一時的に落ちてしまうということになります。


そういう子は身体は成長しているものの、スプリントのタイムの伸びが鈍くなってしまうのです。


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成長期の子供に筋力トレーニングをさせたがらない大人も多いですが、こういう面から考えると、ある程度の筋力トレーニングが実はいかに大切かがわかるポイントでもあります。


ここまでは前回ご紹介しましたが、今日はさらにさのたのトレーニングのご紹介と、さらにそれらを行なった際の能力向上の研究成果についてご紹介したいと思います。


まず青少年における筋トレによる力の向上が10%向上すると、スプリントパフォーマンスが、1.6%〜4.2%向上したと言う報告があります。


また、面白い報告として、レジスデッドトーイングというトレーニングがあります。


トーイング・・・これは引っ張るという意味ですが、レジスト・・・つまり「抵抗」をかけて何かをヒッバルトレーニングのことを「レジステッドトーイング」と言います。



一番わかりやすいのは、タイヤにロープをつけて腰に結んでひっばりながらダッシュするトレーニングを見たことがある方も多いと思いますが、要はあれです(^^)


このトレーニングを6週間に渡り実施したところまず、身体の最大成長期(PHV)前に実施した場合、スプリントパフォーマンスの向上は全く見られなかったそうです(^^;


しかし、最大成長期(PHV)を迎えた後の青少年グループにこのトレーニングを行わせたところ


・スプリント速度

・ストライド長

・ストライド頻度

・脚及び垂直方向へのスティッフネス

・水平方向と垂直方向への力発揮能力とパワーの向上


などが見られたそうです。


んー・・・すごい!!!!(^^)


この研究では、引っ張る抵抗の値は、自重によって変更させていたそうです。


すると体重に対する抵抗値の割合はみんな同じはずなのに、最大成長期(PHV)を迎える前の子供はスプリントスピードが50%も遅くなってしまったそうです。


体重対比が同じなのにこの結果は非常に興味深いと思います。


つまり、このトレーニングは、ただ単純に抵抗値を決めるだけではダメて、その子供の成長段階も含めて負荷設定をした方が、効果的であると言えるのです。


でもその子供が最大成長期(PHV)を迎えているのかどうかを判断するのはとても難しい問題です。


これは、コーチやトレーニーが、その子供の身長の伸びを3ヶ月ごとにモニターして記録することが大切だということこと、両親の身長やできれば、両親から話を聞いて、親がどのくらいの時期に最も身長が伸びたのか?などもコーチが把握しておくことが大切だと思われます。


成長段階によって、同じトレーニングを処方しても効果が出るものと、出にくいものがあるということを理解しなければなりません。


次回もこの青少年の成長とスピード向上の関係について色々とご紹介していこうと思います。


よろしければおたのしみにしてください(^^)


ではでは!!!
posted by てっちゃん at 00:45| ジャンプ、スピード、アジリティ